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触りすぎNG!大阪の人気店に聞いた「お好み焼き」をカリふわに焼き上げるコツ

触りすぎNG!大阪の人気店に聞いた「お好み焼き」をカリふわに焼き上げるコツ

更新日: 2021/01/26

お好み焼きと言えば、大阪! そのど真ん中に位置する道頓堀の「くれおーる」で、おいしい焼き方を教えてもらいました。めざすは、生地のなかの空気を生かしながら、外側はカリカリに、なかはふわふわに焼くことです。

シンプルでありながら、奥の深いお好み焼きですが、実は理想通りに焼くのはなかなか難しいのです。プロからコツを教わったので、ポイントを押さえつつ、自分でもおいしく焼いてみましょう!

ポイント1:よく混ぜる、but混ぜすぎない

ポイント1:よく混ぜる、but混ぜすぎない

まず、大阪の、つまり関西風お好み焼きは、トッピングに乗せる具材以外の食材を最初によくよく混ぜ合わせます。今回の食材は、細かく刻んだキャベツ、ネギ、てんかす、山芋、卵、小麦粉、紅ショウガなど。とにかく、よく混ぜます。

ただし、泡立つほど混ぜすぎないでください。キャベツの水分が出てきて、生地がべちゃっとなってしまい失敗の原因になります。また、できれば混ぜる量は1枚分ずつがベスト。複数枚分をまとめてしまうと、混ぜ足りず、空気がほどよく入りません。

次に、よく熱した鉄板やフライパンで焼いていきます。温度設定ができる鉄板であれば、160度を目安に。一度に数枚同時に焼く場合は、180度が望ましいです。油を薄く引いて、生地をだいたい丸い形になるように流し入れます。

ポイント2:触りすぎない、じっと待つ

ポイント2:触りすぎない、じっと待つ

丸く形を整えた生地の上に、好みの具材を乗せます。ここでは、厚めの豚バラ肉を5枚。豚肉をトッピングするお好み焼きを「豚玉」と呼びます。

薄切り豚肉を乗せるお店や家庭もありますが、この豚バラの厚みもおいしさのポイントです。豚肉の脂のうまみが生地に移り、よりおいしくなります。また、食べごたえも十分に感じられるので、満足度の高い仕上がりとなります。

豚肉を乗せたらむやみに触りません。7~8分ほどじっと待ってください。生地のなかの空気が逃げないように保つことが、ふんわりと焼きあげるポイントなので、触りすぎないようにしましょう。生地の端から水分が流れ出てこなくなったら2枚のコテを使って一気にひっくり返します。

ポイント3:いよいよクライマックス!じっくり5~6分ほど待つ

こんがりと、いい焼き色が付いています! ひっくり返した後も、生地のなかの空気が抜けてしまうので、上からバンバン叩いたりせず、ここでもじっと5~6分ほど待ちます。家庭でホットプレートやフライパンで焼く場合は、高温になりやすいので、焦がさないように温度管理に注意しましょう。

コテで生地を軽く押さえてみて、弾力を感じたらよく焼けている証拠です。豚肉もカリカリに焼けています! ここでまだ少し焼きが足りないなと感じたら、さっと表裏焼けばOKです。外はカリカリ、中はふわふわ、理想的なお好み焼きが焼きあがりました!

仕上げに好みのソースをたっぷりかけます。家庭では辛口ソースや醤油を混ぜるなど、それぞれに工夫されたソースを使います。ソースが鉄板に流れ落ちたらおいしそうな香りがただよいます。マヨネーズ、青のり、大き目のかつおぶしの順に乗せて完成です! 

ビジュアルも大切なので、おいしそうに仕上げましょう。マヨネーズは、細い口先のボトルを使って、すばやく線状にかけるのがコツ。かつおは全面に乗せず、真ん中にふわりと縦に盛るように。あつあつを「ハフハフ」言いながら、コテで食べるのが関西風です。

人の流れがたえることのない人気店「くれおーる道頓堀店」

人の流れがたえることのない人気店「くれおーる道頓堀店」

大阪・道頓堀の目抜き通りにある「くれおーる道頓堀店」は、テレビや雑誌など多くのメディアでもよく取り上げられる有名店で、外国人も多く訪れています。

1階はお好み焼、焼そばなどを温かいまま食べることができる「鉄板テーブル」があり、中2階には、大阪名物「たこ焼お好み焼串かつ」を一度に食べることができる大フロアがあります。

店先では、持ち帰り用のたこ焼きも販売しています。自分で焼いて食べるスタイルではなく、プロが焼いてくれたものを提供してくれます。

生地のベースには、小麦粉などの粉を8種類ほどオリジナルブレンドしたものを使用しています。豚肉のほか、エビやイカなど、具材が大きく食べごたえのあることも同店のこだわりです。

プロのコツを参考に試してみて!

生地を混ぜて、焼くだけ。たったそれだけのことなのに、なかなか満足に焼き上げることは難しいお好み焼きですが、プロのコツを真似すれば大丈夫! きっとおいしくできあがります。

自分で焼くスタイルのお店は大阪ではあまり見かけないかもしれませんが、出会ったときには、またはご家庭で焼くときには、ぜひトライしてみてください。

  • くれおーる道頓堀店
    • 住所 〒542-0071 大阪市中央区道頓堀1-6-4
    • 電話 06-6212-9195
    • 営業時間:11:00~24:00(23:15LO)
      定休日:年中無休

Text by:株式会社ウエストプラン

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※特記以外すべて税込み価格です。

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