日本を代表するコメディアンがたくさんいる吉本興業が運営する「なんばグランド花月」。毎日漫才、落語、吉本新喜劇の公演を行っているこの施設には、テレビなどで活躍する人気芸人のお笑いを直に楽しむことができるとあって、連日多くの人がやってきます。舞台を観るだけでなく、VRで舞台上を体感したり、芸人のキャラクターと記念撮影したり、ユーモラスなお土産を選んだり、「笑い」をテーマにしたエンタテインメントを楽しめる施設なのです。
大阪が「お笑いの街」といわれる理由って?
大阪には昔から落語、漫才、浪花節などの演芸を見せる小屋がたくさんありました。1912年、一組の若い夫婦が寄席を始めたのが「吉本興業」の始まり。独自の演目で人気を博し、大衆の娯楽場として隆盛を極めました。月日が流れて、劇場からラジオ、そしてテレビへとお笑いは広がり、1980年代には漫才がブームに。
日本では「関西人(関西弁)=おもしろい」というイメージが根付いていますが、それはこうして関西が“お笑いの発祥地”として知られるようになったからでしょう。実際に、芸人でなくても、大阪をはじめとした関西の人々には、ユーモアあふれるおもしろい人がたくさんいます!
大阪のお笑いを生んだ「なんばグランド花月」の新喜劇を見よう!
なんばグランド花月では毎日公演が行われていますが、基本漫才と落語、吉本新喜劇を1セットとしています。吉本に所属する芸人にとっては、まさにここはあこがれの舞台。お客さんにとっては、テレビで活躍している芸人の漫才や演技を、生の舞台で観ることができます。
なかでも新喜劇は、下町の食堂だったり、ひなびた温泉宿だったり……さまざまなシチュエーションで庶民の日常を描いた喜劇です。リズミカルに繰り広げられるボケやツッコミに、観客は大笑い!特に人気の定番のギャグなどには、拍手まで上がる盛り上がりぶりです。公演はすべて日本語ですが、初めて見る人でも、リアクションやリズムで笑えるのです。
舞台を観覧する際には、チケットが必要です。チケットは劇場1階にある窓口で購入することもできますが、おすすめはインターネットでの予約。当日、劇場1階に設置されている専用機で発券するだけなので、スマートに入場することができます。チケットをゲットしたら、階段を上がって2階の入場口へ。中に入ると軽食やお土産コーナーもあったり、観覧する人限定の商品もありますよ!特に人気なのは、芸人のイラストが描かれたパッケージがかわいい、バターソルト味のポップコーン(税込350円)。このポップコーンを食べながら観覧する人が多いようです。
なんばグランド花月は、観劇しなくても、いろいろ楽しめるスポットがあるんです!ちなみに2階の入場口付近には、その日に出演する芸人のパネルも飾られています。観劇の前後、記念にパネルと一緒に撮影するのも、旅の思い出になりますね。
「吉本新喜劇VR」で舞台を“出演者”として体験
2階に上がってすぐの場所にある「吉本新喜劇VR」は、出演者の目線でなんばグランド花月の舞台を疑似体験できる人気のアトラクション。専用ヘッドセットを装着するだけで、隣には新喜劇で座長を務める酒井藍さんが現れ、お客さんたちの笑う様子が見れたり……。舞台のセットや、目の前でギャグが飛び出す様子は、まるで本物のような臨場感で、本当に芸人になったような気分が味わえます。人気漫才師の「漫才VR」もあり、それぞれ2分間映像が流れます。
劇場には至る所に撮影スポットが
劇場内のパネル以外にも、なんばグランド花月にはフォトスポットがいっぱい!劇場の前では、人気キャラクターと吉本の若手芸人が呼び込みをしているので、一緒に写真を撮ってもらうこともできます。
チケット売り場の近くにあるベテラン役者・池乃めだかさんのパネルは、「ネクタイの長さと同じ身長」という持ちネタにちなんだもの。横に並んで背比べの写真を撮ってもおもしろいですね。また、ARで新喜劇の座長のすっちーさんと撮影できるコーナーでは、パネルにあるQRコードを読み取れば撮った写真が無料でダウンロードできます。
お帰りの際には、オリジナル商品のお土産も忘れずに
劇場1階にある「よしもとエンタメショップ」には、お菓子、ドリンク、雑貨など芸人さんにちなんだお土産がたくさんそろっています。芸人さんのキャラクターの形の人形焼カステラ(600円)や、なんばグランド花月限定のショコラシュー(648円)には「なんばグランド花月に行ってきました」と書いてあって、わかりやすいお土産です。
その他にもTシャツや靴下、フェイスマスクなど、どれもユーモアたっぷりなグッズで、もらった人もクスッと笑ってくれそうです。
芸人さん御用達「千とせ」で名物を食べて行って!
「千とせ」は、芸人が普段からよく食べに行ったり、楽屋に出前をとったりしている人気のお店です。なんばグランド花月の1階には、なんとこの千とせの別館があるんです。数々のうどんメニューに並んで人気の「肉吸い+玉子かけごはん」(税込860円)は、二日酔いの芸人さんが「肉うどんのうどんなし」と注文したのがきっかけで広まった「肉吸い」に、玉子かけご飯がセットになったもの。
「千とせ べっかん」はチケット制なので、入り口横の券売機で食券を買います。写真付きで金額が書いてあって、わかりやすいですよ。席についたらお店の人に食券を渡して料理を作ってもらいましょう。ちなみに、千とせの本店も、このなんばグランド花月からすぐそばにあります。
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なんばグランド花月
- 住所 大阪府大阪市中央区難波千日前11-6
- 電話 06-6641-0888
営業時間:店舗の営業、公演時間は日によって異なります
料金:1階席4,700円、2階席4,200円(特別興行期間などは料金が変わります)
※2019年10月1日以降、料金はそれぞれ1階席4,800円、2階席4,300円に変更になりますので、ご注意ください。
定休日:無休
Text by:株式会社ウエストプラン
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※特記以外すべて税込み価格です。
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