施設説明
710年に藤原京から遷都された平城京。784年に長岡京へ移るまでの74年間、日本の政治・経済・文化の中心として栄えていた。区画は碁盤目状に整備されていたという。平城宮は、その平城京の北端中央に設けられていた宮城で、天皇の住まいである内裏、国家的儀式などが行われた大極殿などが立ち並んでいた。「平城宮跡」は、この平城宮の遺跡で、東西1.3キロ、南北1キロにも及ぶ広大なエリアの中に、壮大な宮殿建築や庭園などが復原されている。展示施設などのある平城宮跡の新拠点「朱雀門ひろば」などもあり、楽しみながら歴史を学べる場所となっている。1998年に「古都奈良の文化財」の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録された。
・平城宮の最重要施設・第一次大極殿を2010年に復原
天皇の即位式など、国家的儀式が行われてきた「大極殿」。宮城の最重要施設であるとともに平城宮最大の建物だった「大極殿」を幅44メートル、奥行き20メートル、高さ27mという大きさで復原。当時の設計図や絵画などが残っていないため、発掘調査で判明した基壇、わずかに残る文献や同時代の寺院建築などを参考にして、大極殿の大きさや形を推定したという。大極殿の中には天皇の玉座である高御座も復原されており、内部の見学も可能。
・平城京のメインストリート
平城宮跡の正門と言える「朱雀門」。薬師寺東塔などの現存する天平建築を参考にして、1998年に復原された。間口25メートル、奥行き10メートル、高さ22メートルという大きさとなっている。ここから平城京のメインストリートである朱雀大路がまっすぐ南へのびている。
・平城宮跡の入り口にある新拠点「朱雀門ひろば」
2018年に平城宮跡の正面玄関にオープンした「朱雀門ひろば」は、広大な空間で奈良の歴史・文化・食を味わうことができる平城宮跡の表玄関。平城宮跡歴史公園の見どころなどを教えてくれる「平城宮いざない館」、展望デッキから平城宮跡の眺望を楽しめる「天平みはらし館」、団体集合&休憩スペースの「天平つどい館」、レストランやカフェの入った「天平うまし館」、奈良ならではのおみやげに出会える「天平みつき館」の5つの館が立ち並び、復原された遣唐使船に乗船することもできる。
【お問合せ先】
■平城宮跡歴史公園・平城宮いざない館について
平城宮跡管理センター 0742-36-8780
https://www.heijo-park.jp/
■天平みつき館・天平うまし館・天平みはらし館・天平つどい館・交通ターミナルについて
平城京再生プロジェクト 0742-35-8201
https://www.suzakumon-heijokyo.com/
【開館時間・休業日】
各施設により異なります。各施設の公式サイトにてご確認ください。
施設基本情報
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- 住所
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630-8577
奈良県奈良市佐紀町
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- 最寄駅
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大和西大寺 駅
・ 近鉄京都線
・ 近鉄奈良線
・ 近鉄橿原線
バス10分
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