国内外からも人気の観光地である京都市は、山に囲まれた盆地です。夏は蒸し暑く、30℃を超える日も多くなっていますが、京都にもひんやりと涼しい避暑地はあります。山も海も川もあり、自然豊かで趣ある京都の雰囲気を感じながら、涼しい体験やアクティビティを楽しむのも暑い夏の過ごし方の一つです。今回は、下鴨神社・糺の森や貴船、竹林の小径など、有名な観光スポットから、市街地を離れた穴場エリアまで、猛暑にクールダウンできる京都の涼しいスポット10カ所と、そこでできる体験やイベントなども紹介します。
1.街なかにある癒しの森「下鴨神社・糺の森」
JR京都駅からバスで北へ向かうこと約30分の場所にある京都を代表する神社の一つ、世界遺産・下鴨神社。その神社を含む広大な森「糺(ただす)の森」は、夕涼みがてらに訪れる参拝客も多く、京都の中心地の絶好の涼スポットとして知られています。
紀元前3世紀ごろから生き続けるこの森は、36,000坪の広さを誇り、約40種類、樹齢200~600年の樹木が約600本もあります。表参道沿いの泉川(いずみがわ)など涼やかなせせらぎもあり、のんびり散策すれば、樹木の生命力と世界遺産の神気で心身ともに爽快になります。
下鴨神社の夏の風物詩といえば「みたらし祭」。糺の森の一角にある御手洗社(みたらししゃ)前にある御手洗池に足を膝まで浸しながらロウソクに献灯し、無病息災を祈願します。平安時代、季節の変わり目に貴族は禊祓いをして、罪、けがれを祓っていました。日本の暦で土用の丑の日と呼ばれる日に御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれています。現在では、7月下旬に5日間行われ、御手洗池に膝まで足を入れ、無病息災を祈ります。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
境内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/建物内換気の実施/コイントレイの利用/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/人数制限や席間隔の調整/体調不良の参拝者の昇殿のお断り/参拝者へのマスク着用のお願い・検温の実施/飛沫防止シートの設置
◎外国人対応
英語版サイトあり
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下鴨神社 糺の森
- 住所 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
- 電話 075-781-0010
参拝時間:6:30~17:00、みたらし祭は7月下旬の11日間(7月22日~7月31日)9:00~20:00
料金:参拝料~無料、みたらし祭~お灯明料300円
アクセス:JR京都駅より市バス4番・205番に乗り、「下鴨神社前」もしくは「糺ノ森前」バス停下車すぐ
2.風で揺れる竹の音に涼を感じる「竹林の小径」
JR京都駅から電車と徒歩で約30分。京都の代表的な観光地・嵐山で、渡月橋と並ぶ人気のスポットが「竹林の小径」です。野宮神社から天龍寺の北側を通り、大河内山荘庭園まで約400メートルにわたって空に向かって高く伸びた竹の林が続きます。数万本の竹が生い茂るこの林には、小径が張り巡らされており、のんびりと散策できるようになっています。
夏は、サラサラと風に揺れる竹の葉音が涼を誘います。朝8時ごろまでなら、混雑なく回れ、心身ともに浄化されそうです。
竹林の小径でおすすめなのが、観光用の人力車での散策です。人力車をひっぱる車夫たちは、このエリアの観光にとても詳しいので、周辺寺院の見どころはもちろん、ガイドブックには載っていないような嵐山の観光情報をいろいろ教えてくれるはずです。
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竹林の小径
- 住所 〒616-0000京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
散策自由
アクセス: JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩13分、京福電車(嵐電)嵐山駅より徒歩10分
3.青もみじや渓谷に涼を感じる「東福寺」
JR京都駅から電車と徒歩で15分ほどの場所にある紅葉で名高い東福寺は、夏の「青もみじ」も見事です。
夏は、深い楓の緑に包まれ、臥雲橋から見渡せる緑の青もみじや、小川に水が流れる渓谷を眺めていると、ひと時の涼を感じられます。紅葉の時期だと混雑しますが、夏は通天橋からの青もみじをゆっくり楽しむことができます。
通天橋の先にある開山堂は、1280年入定の聖一国師(円爾弁円<えんにべんえん>)を祀るお堂です。市松模様の白砂が美しい開山堂は、縁側に座ることができるため休憩もできます。広い境内で涼みながら座ってのんびりできる穴場スポットです。
2021年には「国宝ライトアップ 特別夜間拝観・青もみじライトアップ 特別散策」を初めて開催。これは、涼を感じる青もみじを、夕涼みがてらに楽しめる特別なイベントが開催されました。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/入場制限、予約制の実施/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
◎外国人対応
多国語サイトあり、英語のパンフレットあり
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東福寺
- 住所 〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目778<緯度、経度>
- 電話 075-561-0087
拝観時間:9:00~16:00(11月~12月第一日曜は8:30~、12月第1日曜~3月は~15:30)
料金:通天橋・開山堂600円、東福寺本坊庭園(方丈)500円(11月10日〜11月30日は通天橋・開山堂1,000円)
アクセス:JR東福寺駅より徒歩10分
4.京都の避暑地の代表格「貴船」
京都の市街地より、気温が5~10℃低いとされる「貴船」は、賀茂川の上流にありますが、JR京都駅からは、地下鉄とバスを乗り継いで約40分で行くことができます。
「きふね」は「氣生根」ともいわれており、気力、すなわち、エネルギーやパワーが生まれる根源の地とされ、昔から元気を取り戻すために参拝する場所でした。川のせせらぎや大木からのマイナスイオン、澄んだ空気に包まれ、大地のパワーを体感することができます。
貴船神社は、全国に約500社ある貴船神社の総本宮で、水の神様を祭神として祀っています。本宮だけでなく、縁結びのパワースポット「結社」や、貴船神社創建の地で、神秘的な雰囲気を醸す「奥宮」もお参りしましょう。
古代中国で、豊作を祈って川を祀った風習に由来する七夕は、雨乞いのための水神祭でした。水の神様を祀る貴船神社ともゆかりが深く、毎年7月7日に七夕の神事が執り行われます。七夕飾りのイベント期間中は、境内に設けられた笹飾りと社殿がライトアップされ、情緒あふれる雰囲気の中で、夕涼みができます。
貴船といえば、5月から9月頃まで夏限定で設置される川床が有名です。川床とは、川沿いや川の上に席を設け、涼をとりながら食事する場所のことをいいます。貴船の川床は、みずみずしい緑に囲まれた場所にあり、川の真上や真横に席が設けられています。
滝が流れるお店もあり、手を伸ばせば川の流れに触れられそうな近さなので、とても涼やかです。京都市内中心部に比べ、体感温度は-10℃ともいわれ、真夏でもひんやりと感じるほどです。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/来場者へのマスク着用のお願い/来場者への事前検温実施のお願い/来場者へのソーシャルディスタンス確保のお願いなど(厚生労働省が定める内容に準じています)
◎外国人対応
英語版サイトあり、人気の水みくじは、QRコードで読み取り、4か国語対応
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貴船神社
- 住所 〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
- 電話 075-741-2016
参拝時間:6:00~20:00(授与所受付は9:00~16:30、7月1日~8月15日のライトアップ期間中は授与所受付を延長)
参拝料金:無料
無休
アクセス:叡山電鉄貴船口駅より徒歩30分、貴船口駅より京都バス33系統貴船下車徒歩5分
5.おいしい空気と美しい自然を堪能できる「鞍馬~貴船お参りの道」
鞍馬と貴船を結ぶお参りの道も、京都の涼スポットとしておすすめです。神の宿る山として鞍馬天狗や義経の伝説などが残り、全体が神秘的なパワースポットである鞍馬山。本殿がある場所は標高410mという高さなので、京都市街地よりはかなり涼しく、吹く風も爽やかです。
仁王門から本殿金堂まではケーブルを使ってもよし、健脚の人は、九十九折の参道を上ってもよし。本殿にお参りしたら本殿前の「金剛床」へ。この中心は宇宙と大地を結ぶ強力なパワーが吹き出しているスポットといわれています。ここでパワーチャージしてからお参りの道に行きましょう。
本殿から約20分のところにある背比べ石付近の参道「木の根道」。この辺りは岩盤が地表近くまで迫っているので木の根が地中深く入り込むことができず、杉の根が地表に現れた状態になっています。ここで牛若丸(平安時代末ごろの武将、源義経の幼名)が跳躍の練習をしたという言い伝えも残っています。木が傷んでしまうので木の根は踏まないように歩きましょう。
木の根道から奥の院を経て、貴船神社の奥宮までが約60分。鞍馬寺本殿からだと約90分のお参りの道は、マイナスイオンとパワーをたっぷりいただけそうです。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
店内や設備等の消毒・除菌/除菌・消毒液の設置/店内換気の実施/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/お客様へのマスク着用のお願い
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鞍馬寺
- 住所 〒601-1111 京都府京都市左京区鞍馬本町1074
- 電話 075-741-2003
拝観時間:9:00~16:15
拝観料金:300円、ケーブル200円、霊宝殿200円
無休(霊宝殿は月曜、12月12日~2月末日)
アクセス:叡山電鉄鞍馬駅より5分、本殿まではさらにケーブル2分と徒歩10分
6.苔が美しい庭園で涼をとる「三千院」
JR京都駅から地下鉄とバスを乗り継いで約1時間。 大原を代表する古刹、三千院には、聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)という苔が美しい2つの庭園があります。
客殿の庭園、聚碧園は池泉観賞式庭園で、東部は山畔を利用した上下二段式で、南部は円形とひょうたん形の池泉をむすんだ池庭になっています。緑鮮やかな苔が美しく、涼を誘います。
三千院の歴史の源ともいえる簡素な御堂「往生極楽院」前の庭園の苔も、手入れが行き届いていて大変美しい風景です。境内の北側には「律川」、南側には「呂川」が流れ、川のせせらぎにも涼を感じます。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
店内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/お客様の入れ替わり都度の消毒/店内換気の実施/コイントレイの利用/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/入場制限、予約制の実施/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
◎外国人対応
英語版サイトあり
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三千院
- 住所 〒601-1242 京都府京都市左京区大原来迎院町540
- 電話 075-744-2531
拝観時間:9:00~17:00(11月は8:30~、12~2月は~16:30)
拝観料金:700円
無休
アクセス:京都駅より京都市営地下鉄で国際会館駅へ。国際会館駅より京都バス19系統で大原下車徒歩10分
7.自然美とスリルを満喫する「保津川下り」
JR京都駅から快速電車で約20分の京都府亀岡市から京都の嵐山・渡月橋に至る保津川。「保津川下り」は、約16キロメートルの渓流を約 2 時間かけて下るスリル満点の舟下りです。保津川下りの舟は、小型の平底船で定員24人。そこに3人1組で船頭が乗り込み、激流や巨岩が点在する流れを下っていきます。船頭が長い竹竿で巧みに船を操る姿は見どころの一つです。
保津川下りの醍醐味は、渓谷美を楽しめること。間近に見られる大岩や奇岩、激流や深淵など変化に富んだ川の流れ、愛宕山の山並みなど、豊かな自然美を満喫できます。
保津川沿いには亀岡と嵯峨野を結ぶトロッコ列車も走っていて、舟と並走することもあります。涼しい谷風を浴び、保津川の水しぶきも浴びながら川下りを楽しめます。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
店内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/お客様の入れ替わり都度の消毒/店内換気の実施/コイントレイの利用/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
◎外国人対応
英語の看板、パンフレットあり、英語対応のスタッフ常駐
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保津川下り
- 住所 〒621-0005 京都府亀岡市保津町下中島2
電話番号:0771-22-5846(保津川遊船企業組合)営業時間:9:00~15:00(※変更となる場合があります。詳細はHPで)
料金:保津川下り 大人4,100円
定休日:年末年始(12月29日~1月4日)
アクセス:JR亀岡駅より徒歩7分
8.ノスタルジックな原風景と美食に浸る「美山かやぶきの里」
京都府中央に位置する南丹市美山町は、JR京都駅から電車でJR園部駅を経由してJR日吉駅へ。さらに市営バスに乗りこみ、「美山かやぶきの里」へ。JR京都駅から約2時間という道のりです。
「美山かやぶきの里」は、約220年前(江戸時代)~ 150年前(明治時代)に建てられたかやぶき屋根の家屋が現存し、今も、50戸ある家屋のうち39棟がかやぶき屋根です。
主屋は南向きで、そばを流れる由良川の流れに平行するように配置され、「北山型民家」といわれるこれらの家は、間取りが田の字型、壁や戸が木造り、上げ庭といわれる土間があることが特徴です。北集落は1993年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
美山町の夏の名物は、清流美山川の天然鮎。「味よし・香りよし・姿よし」の絶品で、全国利き鮎大会で過去4度も準グランプリを受賞しています。身の締まりや味が良いことで知られている天然鮎の料理は、9月頃まで、町内いろいろな飲食店や宿泊施設で食べることができます。
町内を流れる美山川でのリバーアクティビティもおすすめです。特殊なゴムボートで激流を下るラフティングや美山川の上流で行う沢登り(シャワークライミング)、軽量ボートで川を下るパックラフトツアーなど、大自然の中でのびのびと遊べるメニューで、涼しい体験ができます。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
店内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/お客様の入れ替わり都度の消毒/店内換気の実施/コイントレイの利用/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
◎外国人対応
英語版パンフレット、マップあり、英語版サイトあり(美山ナビ)
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美山かやぶきの里
- 住所 〒601-0712 京都府南丹市美山町北
電話番号:0771-75-1906(南丹市美山観光まちづくり協会)
散策自由
アクセス:JR日吉駅より市営バスで「北(かやぶきの里)」下車すぐ。
9.ここにしかない景観を涼やかに楽しむ「伊根の舟屋」
JR京都駅からは電車(特急)とバスを乗り継いで約3時間の伊根町。「伊根の舟屋」は、京都府最北端、丹後半島の伊根町にある230軒の舟屋群(ふなやぐん)。舟屋は、1階が船のガレージ、2階が二次的な居室となった独特な建物です。海辺ギリギリに建ち並んでいるので、海から眺めると、まるで海に浮かんでいるかのように見えます。江戸時代からあるこの地域は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
伊根では、さまざまな涼しい体験ができます。地元の船頭さんが、自分の船でガイドをしながら伊根湾内を周遊する海上タクシー(小型遊覧船)は、陸上からでは味わえない舟屋の風景を望むことができます。
30分ごとに運行する大型遊覧船も、湾内を巡っており、デッキからカモメに餌をやることができます。外海に出て、一面に広がる海岸線を眺めながらカヤックを楽しめるシーカヤック体験もおすすめです。大小洞窟や滝が流れる断崖絶壁は、海からしか眺めることができない貴重な景観です。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
店内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/お客様の入れ替わり都度の消毒/店内換気の実施/コイントレイの利用/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
◎外国人対応
英語の看板、パンフレット、観光マップあり、飲食店英語のメニューあり、観光案内所に英語対応のスタッフ常駐
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伊根の舟屋
- 住所 〒626-0423 京都府与謝郡伊根町字平田491
電話番号:0772-32-0277(伊根町観光協会)
営業時間:散策自由
アクセス:京丹後鉄道天橋立駅より丹海バス「伊根」下車すぐ
10.風鈴の音色に涼を感じる「正寿院」
JR京都駅から電車とバスを乗り継いで約90分。京都府南東部に位置する日本緑茶発祥の地、宇治田原町にある正寿院は、およそ800年前に創建した高野山真言宗の寺院。
境内に2,000個の風鈴が吊られ、涼を感じる「風鈴まつり」は、6月1日~9月18日まで行われています。夏の風物詩として催されることから、正寿院は京都の風鈴寺とも呼ばれています。
山間部にある宇治田原町は、京都市内と比べても夏は5℃ほど涼しいことから、避暑地とされていますが、風鈴の奏でる音色によってさらに体感温度を低く感じることができるはず。
まつりの見どころは、手作りの花風鈴小径。また、日本全国の風鈴が揃っているのも特徴です。形状や音などが違う各地の風鈴を楽しむことができます。
風鈴まつり期間中に限り、随時風鈴に絵付け体験することができます。風鈴の絵付体験は1回1,500円。絵付けをした風鈴はそのまま持ち帰ることができます。風鈴に思いを込めて絵付けを楽しみましょう。
◎実施中の新型コロナ感染症対策
除菌・消毒液の設置/施設内換気の実施/仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/人数や入場制限の実施/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施
◎外国人対応
英語の看板あり
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正寿院
- 住所 〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
- 電話 0774-88-3601
拝観時間:9:00~16:30
料金:風鈴まつり期間中の拝観料大人700円(菓子付き)
アクセス:JR・京阪宇治駅、近鉄新田辺駅より京都京阪バスで30分、維中前バス停下車タクシーで10分または正寿院口バス停下車徒歩10分。京滋バイパス宇治西ICより30分、南郷ICより20分
バラエティに富んだ京都の涼スポットは、いかがでしたでしょうかさまざまな体験やイベントも楽しみながら、京都の避暑地を訪れてください。なお、イベントは中止になる場合がありますので、事前にお問い合わせをお忘れなく。
※この記事は2021年6月に執筆時のものを2022年7月に更新して公開しています。最新の情報は公式サイト等をご確認ください
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