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河原町（京都）、梅田（大阪）、神戸三宮（神戸）を結ぶ路線です。これら3都市を結ぶ関西の私鉄は阪急電鉄のみ。京都線、宝塚線、神戸線、嵐山線、千里線、箕面線、伊丹線、甲陽線、今津線の9路線がありますが、観光でよく利用するのは、京都線と神戸線の２つでしょう。

河原町（京都）から大阪・梅田へは、京都線特急で約45分。神戸・神戸三宮へは、途中「十三」駅で京都線特急から神戸線特急に乗り換え、約1時間20分で行くことが可能なので、県をまたいでの旅行にも便利な路線です。

貴船や鞍馬にアクセスしたいときや、京都市内から一足伸ばして比叡山エリアに向かいたいとき使われる、叡山電車。「出町柳」駅から「八瀬比叡山口」駅までを結ぶ叡山本線と「宝ケ池」駅から「鞍馬」駅までを結ぶ鞍馬線があります。「出町柳」駅から「鞍馬」駅までは鞍馬行きに乗れば直通で、約31分でアクセス可能。比叡山へは、「出町柳―八瀬比叡山口」間、所要約15分で結ぶ叡山本線を利用して。

日本で一番長い私鉄で、範囲は大阪、京都、奈良、三重、愛知まで及びます。観光に使うなら、「京都」駅から奈良県奈良市の「大和西大寺」駅までを結ぶ近鉄京都線、「大阪難波」駅から「近鉄奈良」駅を結ぶ難波・奈良線が重宝します。近鉄京都線沿線には、伏見桃山城（近鉄丹波橋駅）、阿弥陀寺や極楽寺（富野荘駅）などの名所があります。

四条大宮と渡月橋で有名な嵐山を結ぶ約7.2kmの嵐山本線と、帷子ノ辻と北野白梅町を結ぶ3.8kmの北野線の2つの路線を運行する京福電気鉄道。両方とも路面電車で、レトロだったり、パトカーをイメージしたものなど、ユニークなデザインがあります。

「四条大宮」駅から「嵐山」駅までは約25分。途中、京都最古の寺院といわれる広隆寺や映画のテーマ―パーク「東映太秦映画村」の最寄りの「太秦広隆寺」駅があります。北野線沿線には、石庭で有名な龍安寺の最寄りとなる「龍安寺」駅、北野天満宮や金閣寺の最寄りとなる「北野白梅町」駅などがあります。

京都府北部の丹後地域と兵庫県北東部の但馬地域を走る路線。福知山市と宮津市を結ぶ宮福線、舞鶴市と宮津市を結ぶ宮舞線、宮津市から与謝野町、京丹後市を経て、兵庫県の豊岡市を結ぶ宮豊線の3路線があります。中でも、宮豊線沿線には、日本三景のひとつ「天橋立」（天橋立駅）があります。

北の「国際会館」駅から南の「竹田」駅までを南北に走る烏丸線と、西の太秦天神川駅から東の六地蔵までを東西に走る東西線の2路線があります。運賃は210円～350円で、区間により異なります。

烏丸線沿線スポットリスト
今出川町（京都御所）
烏丸御池（京都国際マンガミュージアム）
京都（京都タワー、東本願寺、西本願寺、三十三間堂、東寺）

東西線沿線スポットリスト
二条城前（元離宮二条城）
烏丸御池（京都国際マンガミュージアム）
市役所前駅（本能寺）
東山（平安神宮）
蹴上（禅林寺(永観堂)、南禅寺）

京都を走るJR路線はいくつかありますが、観光で利用するのは京都線、奈良線がメイン。京都線は、「京都―大阪間」を新快速で約30分で結んでいる路線です。奈良線は、「京都―奈良間」を快速で約45分で運行しています。

京都と大阪を結ぶ路線で、京都の「京」、大阪の「阪」をとって「京阪」とよばれています。京阪本線、宇治線、交野線、京津線などがありますが、観光でよく利用される路線は、京阪本線と宇治線。前者は「京都-大阪」間の移動の際に、後者は、平等院などを訪れるときに便利です。京阪本線の京都側の終点は「出町柳」駅、大阪側は「淀屋橋」駅と「中之島」駅で「出町柳（京都）-淀屋橋（大阪）」間は、特急で約55分です。