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京都市内から日帰り旅行できる観光スポットまとめ

京都市内から日帰り旅行できる観光スポットまとめ

更新日: 2021/01/13

京都観光といえば、市内の歴史のあるお寺や神社、有名な史跡巡りが定番と思っている方は多いのではないでしょうか?実は、京都府内も定番以外の観光スポットがたくさんあるのです。今回は市内からちょっと足を伸ばせば行ける魅力的な日帰り観光スポットをピックアップしてみました。どれも電車やバスなどの公共交通機関を使って気軽に行けるものばかりなので、ぜひスケジュールに入れてみてください。

目次
  1. 1.京の奥座敷にあるパワースポット「貴船神社」(鞍馬・貴船エリア)
  2. 2.展望所から望む絶景!日本三景の「天橋立」
  3. 3.風情のある港の風景が人気!「伊根の舟屋」
  4. 4.苔の美しさに癒やされる至高の空間「三千院」(大原エリア)
  5. 5.茶畑広がる宇治茶の主産地・茶源郷「和束町」
  6. 6.四季を感じる清流の谷「るり渓自然公園」
  7. 7.日帰り温泉でリフレッシュ!「湯の花温泉」
  8. 8.これが日本の原風景!「美山かやぶきの里」
  9. 9.嵐山だけじゃない!穴場の竹林浴スポット 向日市「竹の径」

1.京の奥座敷にあるパワースポット「貴船神社」(鞍馬・貴船エリア)

若葉に映える荘厳な本宮
若葉に映える荘厳な本宮
階段を上るたびに清らかな気持ちになっていく参道
階段を上るたびに清らかな気持ちになっていく参道
えんむすびをお願いしたいなら結社へ
えんむすびをお願いしたいなら結社へ

JR京都駅から、地下鉄とバスで約1時間。京都の奥座敷「鞍馬貴船エリア」には、京都屈指のパワースポットが点在しています。その筆頭が、えんむすび、運氣隆昌(運氣の勢いが盛んで繁栄すること)、諸願成就(願いがかなうこと)で有名な「貴船神社」です。広大な神社内には、味わい深い灯籠が並ぶ「参道」、荘厳な「本宮」、神秘的な緑に囲まれた「奥宮」、縁結びで有名な「結社」など、訪問したいパワースポットがいっぱいです。

貴船神社では、新型コロナウィルス(COVID-19)感染防止対策としてお守授与所対応者のマスク着用、境内数カ所にアルコール消毒液を設置していますので安心してお訪ねください。他にもこのエリアには、天狗の伝説が残る鞍馬街道など、一日中楽しめる観光スポットがあります。

  • 貴布禰総本宮 貴船神社
    • 住所 京都市左京区鞍馬貴船町180
    • 電話 075-741-2016
    • 参拝時間:5月1日~11月30日6:00~20:00、 12月1日~4月30日6:00~18:00
      参拝料:無料
      定休日:年中無休

2.展望所から望む絶景!日本三景の「天橋立」

幅は広い所で170メートル、狭い所は20メートルの天橋立
幅は広い所で170メートル、狭い所は20メートルの天橋立
遊歩道が整備されており松並木を楽しめる
遊歩道が整備されており松並木を楽しめる

京都駅から高速バス(直行便)で約2時間、特急列車のはしだて号なら2時間10分ほどの場所にあるのが「天橋立」です。宮城県の「松島」、広島県の「宮島」とともに、日本三景とされている絶景スポットです。天橋立は、長さ約3.6キロメートルの細長い砂嘴(さし)に、約5,000本もの松が茂っている珍しい地形です。この砂嘴の形が、天に架かる橋のように見えることから「天橋立」と呼ばれるようになりました。

天橋立名物 股のぞきで、天橋立が昇り龍のように見える「昇龍観」を楽しむ
天橋立名物 股のぞきで、天橋立が昇り龍のように見える「昇龍観」を楽しむ

天橋立の絶景を楽しむなら、高台にある展望所がおすすめです。中でも足を広げて股の間から天橋立を見る、名物「股のぞき」スポットのある傘松公園は一番の人気。標高は130メートルほどありますが、リフトとケーブルカーがあるので日帰りでも安心です。英語表記のマップも用意されています。

  • 天橋立
    • 住所 京都府宮津市文珠丹後天橋立大江山国定公園
    • 電話番号:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所 9:00~18:00)
      散策自由

3.風情のある港の風景が人気!「伊根の舟屋」

まるで海面に浮かんでいるように見える舟屋
まるで海面に浮かんでいるように見える舟屋

天橋立にも近く、京都駅からなら電車とバスで約3時間の場所にあるのが、与謝郡伊根町(いねちょう)の舟屋です。舟屋とは、1階が船のガレージ、2階が二次的な居室となっている建物で、海に突き出て建てられており、まるで海に浮かんでいるように見えるのが特徴です。

230軒もの舟屋が並ぶのは全国でもここだけの風景
230軒もの舟屋が並ぶのは全国でもここだけの風景
舟屋を楽に散策するには有料レンタルのE-BIKEが便利
舟屋を楽に散策するには有料レンタルのE-BIKEが便利

伊根湾を囲んで230軒あまりの舟屋が並ぶ姿はとても壮観で、この地区は重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。散策には有料レンタルのE-BIKEもありますが、手続きせずに無料で使えるコミュニティサイクルも用意されています。湾の周辺には4カ所の駐輪場があり、どこから借りてもどこに戻してもOKです。

  • 伊根の舟屋
    • 住所 京都府与謝郡伊根町字亀島459
    • 電話番号:0772-32-0277(伊根町観光協会 9:00~17:00)
      散策自由

4.苔の美しさに癒やされる至高の空間「三千院」(大原エリア)

三千院の玄関口。門跡寺院にふさわしい風格の御殿門(ごてんもん)
三千院の玄関口。門跡寺院にふさわしい風格の御殿門(ごてんもん)
建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されている往生極楽院
建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されている往生極楽院

社寺仏閣が多く点在する京都市左京区大原へは、京都駅から地下鉄とバスで約1時間です。大原は美しい自然と街が調和した観光スポットで、京都三大漬物「しば漬」発祥の地でもあります。中でも天台宗五箇室門跡の一つ「三千院」は、苔の庭園が美しい桜や紅葉の名所です。

苔の中に穏やかに佇む、わらべ地蔵(作:杉村孝)
苔の中に穏やかに佇む、わらべ地蔵(作:杉村孝)

聚碧園(しゅうへきえん)」、「有清園(ゆうせいえん)」という2つの庭園も見所ですが、簡素ながら歴史を感じる「往生極楽院」、弁天池脇にたたずむ小さなお地蔵さま「わらべ地蔵」なども見逃せません。三千院の他にも、寂光院や宝泉院と見所の多い大原。京都駅からとても近いので、一日かけてゆっくり観光したいですね。

  • 天台宗 京都大原 三千院
    • 住所 京都市左京区大原来迎院町540
    • 電話 075-744-2531
    • 拝観時間: 3月~10月9:00~17:00、11月8:30~17:00、12月~2月9:00~16:30
      拝観料:一般700円
      定休日:なし

5.茶畑広がる宇治茶の主産地・茶源郷「和束町」

まるでお茶の木のじゅうたんのように見える石寺の茶畑
まるでお茶の木のじゅうたんのように見える石寺の茶畑
茶畑の中でも珍しい、原山の円形茶園
茶畑の中でも珍しい、原山の円形茶園

京都駅から電車とバスで1時間半弱。京都府相楽郡に、茶源郷と呼ばれる和束町(わづかちょう)があります。町内には「白栖(しらす)・石寺の茶畑」、「撰原(えりはら)の茶畑」、「原山の茶畑」などが点在し、まさに宇治茶の郷。特に石寺の茶畑は、さまざまなメディアでも紹介される有名な茶畑の風景です。

和束町自慢の「和束茶」
和束町自慢の「和束茶」

和束町では、茶畑の風景だけでなく地元のお茶やケーキなどのスイーツが楽しめる「和束茶カフェ」が人気です。カフェではお茶の直売だけでなく、山のてっぺんにある「天空カフェ(貸切茶室)」(2020年8月時点利用停止中。再開はお問合せください)の受付も行っており、急須で入れる和束茶をテイクアウトして楽しむこともできます。

和束茶カフェでは、新型コロナウィルス(COVID-19)感染防止対策として、出入り口のアルコール消毒、従業員のマスク着用などを励行していますので安心してお訪ねください。

  • 和束茶カフェ
    • 住所 京都府相楽郡和束町白栖大狭間35
    • 電話 0774-78-4180
    • 営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30、日曜は9:00~)
      料金:500円(税別)※天空カフェの利用料。要予約
      定休日:年末年始

6.四季を感じる清流の谷「るり渓自然公園」

涼しさを感じながらハイキングするには最適な公園
涼しさを感じながらハイキングするには最適な公園

京都駅から鉄道とバスで約1時間半。標高500メートルにある「京都府立るり渓自然公園」は、京都府内外の人たちが散策やレジャーに訪れる、清流が魅力の公園です。公園の広さは36.3ヘクタール。4キロメートルの渓谷を散策できるハイキングコースなどがあり、四季折々に表情を変える両岸の自然林を楽しむことができます。

透明感あふれる清流
透明感あふれる清流
四季折々に表情を変える渓流の滝
四季折々に表情を変える渓流の滝

るり渓の清流は、特別天然記念物のオオサンショウウオも生息するほど澄んでいて清らか。1932年には、渓谷の主要部が国の名勝に指定されました。小さいお子さんとの日帰り水遊びスポットとしてもおすすめです。

  • 京都府立るり渓自然公園
    • 住所 京都府南丹市園部町大河内
    • 電話番号: 0771-68-0050(南丹市農林商工部観光交流室)
      散策自由

7.日帰り温泉でリフレッシュ!「湯の花温泉」

湯の花温泉には5軒の温泉宿がある
湯の花温泉には5軒の温泉宿がある
四季折々の風景を楽しみながら入浴できる露天風呂
四季折々の風景を楽しみながら入浴できる露天風呂

京都観光の合間に、本格的な温泉も楽しみたくありませんか?JR京都駅から鉄道(嵯峨野線)と路線バスで40分弱、ちょっと足を伸ばせば山あいの「湯の花温泉」に到着します。こちらの温泉の泉質は天然ラジウム温泉で、神経痛や筋肉痛、疲労回復、健康増進に効果があるといわれています。

湯の花温泉には5軒の温泉宿(旅館)がありますが、リーズナブルに日帰り温泉を楽しめるのが「おもてなしの宿 渓山閣」。新型コロナウィルス(COVID-19)の対策も消毒や換気の徹底などしっかりとしているので、家族でも安心です。観光にちょっと疲れたかなと思ったら、ゆっくりと温泉につかってみてはいかがでしょうか?

  • 湯の花温泉 渓山閣
    • 住所 京都府亀岡市薭田野町佐伯下峠20-6
    • 電話 0120-417-004
    • 営業時間:11:00~20:00(日帰り温泉)
      ※土曜・日曜日の営業は11:00~15:00、18:00~20:00。お盆など連休は時間が変更になる場合があります。
      日帰り入浴料金:月~金:大人800円 、小人・幼児400円 土・日・祝日:大人1,000円、小人・幼児500円 ※フェイスタオル付。税込
      定休日:2020年7月現在、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、営業日が通常とは異なります。詳細はホームページをご確認ください。

8.これが日本の原風景!「美山かやぶきの里」

まるで昔にタイムスリップしたかのようなかやぶきの里
まるで昔にタイムスリップしたかのようなかやぶきの里

JR京都駅から直行バス(毎日1便運行)なら100分。JRと市営バスを乗り継いでも約2時間で行けるのが、北集落にある「美山 かやぶきの里」です。この集落には、昔ながらのかやぶき屋根(入母屋造)の家が39戸。田畑から集落、山林へと続く美しい風景は、まさに日本の原風景そのものです。

今も実際に人々が生活している集落
今も実際に人々が生活している集落

今でも実際に人が住んでいるかやぶき屋根の民家は、築150年から200年で、この地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。集落内には、カフェやパン屋さんなどの飲食店、すぐ近くには美山民俗資料館もあり、英語ガイド付きのツアーも行っています。

どこを撮っても絵になる里山の風景
どこを撮っても絵になる里山の風景
  • 美山 かやぶきの里北集落
    • 住所 京都府南丹市美山町北
    • 電話番号:0771-75-9030(南丹市美山観光まちづくり協会)
      散策自由

9.嵐山だけじゃない!穴場の竹林浴スポット 向日市「竹の径」

両側を竹垣に囲まれた静かな径が続く「竹の径」
両側を竹垣に囲まれた静かな径が続く「竹の径」
こちらは「古墳垣」。他にも8種類の竹垣が径と竹林を彩る
こちらは「古墳垣」。他にも8種類の竹垣が径と竹林を彩る

JR京都駅から、京都線「向日町(むこうちょう)」で下車し徒歩約20分。合計30分程度で行ける穴場の観光スポットが、「竹の径」です。竹の径のある向日丘陵竹林は、良質なたけのこの産地として全国的に有名な場所。この竹林に隣接し、竹垣の「竹穂垣」や「古墳垣」などに囲まれた竹林道が竹の径です。

竹林で有名な嵐山は400mほどですが、向日市の竹の径はなんと約1,800mもあります。竹林浴という言葉があるように、その雰囲気は清涼そのもの。急がず、とにかくゆっくりと竹林の間を歩きましょう。風に揺れる竹の音に耳を澄まして、竹の径を歩き終わる頃にはあなたの心はこの上なく落ちついているはずです。

  • 向日市 竹の径
    • 住所 京都府向日市寺戸町芝山〜物集女町長野他
    • 電話番号:075-963-6504(向日市観光協会)
      散策自由

歴史のある社寺仏閣も良いですが、京都周辺にはあなたの気持ちや疲れを開放してくれる「癒やしのスポット」がたくさんあります。「予約しなきゃ!」などと身構える必要もありません。気が向いたら、サッと身軽に出かけてみませんか?

  • <筆者プロフィール>
株式会社ダリコーポレーション 長田 小猛
IT企業にて事業企画を担当。営業や商品開発も担当した経験を活かし、IT全般、マーケティング、営業、趣味の食べ歩きを活かしたグルメ記事などを、さまざまなメディアに執筆。
    <筆者プロフィール>
    株式会社ダリコーポレーション 長田 小猛
    IT企業にて事業企画を担当。営業や商品開発も担当した経験を活かし、IT全般、マーケティング、営業、趣味の食べ歩きを活かしたグルメ記事などを、さまざまなメディアに執筆。
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