施設説明

菅原道真公を御祭神としてお祀りする全国天満宮の総本社。「北野の天神さん」として親しまれ、学問の神様として篤く信仰されている。豊臣家との縁が深く、豪華絢爛な桃山建築の御本殿は1607年に豊臣秀頼公が造営したもの。御本殿と拝殿を「石の間」でつないだ八棟造(やつむねづくり)は神社建築の歴史を伝える遺構として国宝の指定を受けている。道真公の生誕祭と命日にちなみ、毎月25日には縁日が行われ、境内には多くの露店が立ち並び「天神市」として賑わう。梅ともみじの名所としても有名。

・国宝「北野天神縁起絵巻 承久本」などの文化遺産を収蔵する宝物殿
1927年に建築された宝物殿には、古文書、刀剣、蒔絵や屏風、茶道具といった美術品・奉納品が多数収蔵されている。国宝の「北野天神縁起絵巻 承久本」や「北野大茶湯図(きたのおおちゃのゆず)」、伝説の太刀「鬼切丸(別名:髭切)」(重文)や豊臣秀頼公ご奉納の太刀「国広」(重文)などが収蔵され、常設展のほか、季節ごとにテーマを決めた企画展も開催されている。

・正月明けから3月末まで様々な梅が楽しめる、京都屈指の梅の名所
境内には約50種1500本の菅公ゆかりの梅の木が植えられている。2月上旬から3月下旬にかけて梅苑が公開され、お茶とお菓子を供する茶屋も開かれる。例年2月25日は御祭神の祥月命日にあたり「梅花祭」を厳粛に斎行し、境内では「梅花祭野点大茶湯」が行われ、多くの人が訪れる。「梅花祭野点大茶湯」では上七軒の芸舞妓のお点前でお茶とお菓子を楽しみながら梅を愛でることができる。

・秀吉公ゆかりの御土居一帯に広がる紅葉を堪能「史跡御土居のもみじ苑」
天満宮の境内西側一帯には、豊臣秀吉公が洛中洛外の境界に水防のために築いた土塁「御土居」の一部が残っており、史跡に指定されている。この御土居一帯には樹齢400年近くの古木を含む多くの自然が残り、現在では約350本の紅葉を有する「もみじ苑」として、10月下旬から12月上旬まで公開されている。11月上旬以降はライトアップも行われる。

施設基本情報

  • 住所

    602-8386

    京都府京都市上京区馬喰町

  • 最寄駅
    北野白梅町 駅
    ・ 京福電鉄北野線
    徒歩5分
  • 電話
    075-461-0005
  • 営業時間
    05:00 - 18:00
    ※4月〜9月
    05:30 - 17:30
    ※10月〜3月
  • 定休日
    無休
  • 公式サイト
    オフィシャルサイト

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