HOME 関西 京都 祇園・河原町・清水寺 【2023年】京都の紅葉スポット&見頃10選!古都の風情を感じよう
【2023年】京都の紅葉スポット&見頃10選!古都の風情を感じよう

【2023年】京都の紅葉スポット&見頃10選!古都の風情を感じよう

更新日: 2023/08/14

日本では秋になるともみじやかえで、いちょうなどが赤や黄色に色づき、美しい紅葉があちこちで楽しめます。中でも京都は、市内に点在する寺社や古都ならではの日本らしい風景と、紅葉の風景とが重なり合い、なんとも情緒豊か。心に残る景色が楽しめます。

そんな京都での紅葉を思う存分楽しめるスポットを、厳選して10箇所、見頃の時期とともにご紹介! 風情豊かな京都でのひと時をくつろぎながらお楽しみあれ。

目次
  1. 1:これぞ日本の紅葉の風景!「清水寺」
  2. 2:眼下に広がるかえでの雲海「東福寺」
  3. 3:紅葉と本丸庭園の見事なコラボ「二条城」
  4. 4:水の流れも楽しみながら散策「哲学の道」
  5. 5:およそ3000本のもみじが織りなす魅惑の絶景「永観堂」
  6. 6:真っ赤な落ち葉の絨毯を歩く「毘沙門堂」
  7. 7:石庭を引き立てるかえでの紅葉「龍安寺」
  8. 8:自然のグラデーションを堪能「嵐山」
  9. 9:世界の樹々のライトアップも魅力「京都府立植物園」
  10. 10:ずらりと続く灯篭と紅葉の風景「貴船神社」
  11. 京都ならではの紅葉を見に行こう

1:これぞ日本の紅葉の風景!「清水寺」

1:これぞ日本の紅葉の風景!「清水寺」

古都・京都を感じられる東山エリアを見渡せる「清水寺」。最寄り駅は京阪電車「清水五条駅」で、駅から東へ向かって徒歩約25分で到着。観光名所である二年坂・三年坂にも近く、観光客からもとても人気のお寺です。

そんな清水寺で楽しめる紅葉は、“清水の舞台”とも呼ばれる、高台にある本堂からの眺め。清々しい空気を感じながら本堂からの紅葉を眺めれば、これぞ“日本の秋”といった雰囲気を感じられるはず。錦雲峡とも称される紅葉の絨毯が広がり、ハッとするほど美しいものです。なお、例年の見頃は11月下旬~12月上旬です。

ライトアップの様子
ライトアップの様子

また子安塔から眺めれば、紅葉の中に舞台が浮き立つように見えてこれもまた風情豊か。2023年11月18日〜11月30日は秋の夜間特別拝観が開催予定で、ライトアップされた紅葉の様子も見ることができます。

  • 清水寺
    • 住所 京都府京都市東山区清水1-294
    • 電話 075-551-1234
    • 拝観時間:6:00〜18:00 ※秋の夜間特別拝観中の11/18〜11/30は21:00受付終了、その他時期によって変動あり
      拝観料:大人(高校生以上)600円、中学生・小学生200円

2:眼下に広がるかえでの雲海「東福寺」

2:眼下に広がるかえでの雲海「東福寺」

京都最大の伽藍(がらん・寺院の建物の総称)を誇る、臨済宗東福寺派の大本山。奈良の東大寺・興福寺の両方の文字をとって「東福寺」と名付けられました。現存する最古の三門をはじめ多数の文化財が残され、多くの人が参拝に訪れています。

東福寺では「通天橋」という橋から眺める紅葉がなんとも美しく、魅惑のスポットとして知られています。11月中旬頃からかえでが朱色に色づきはじめ、11月下旬から12月上旬が見頃に。通天橋から見るとまるで雲海のようで、自分がまるで天上人になったかのような異次元の空気に包まれます。

この時期はとても混雑するため、通天橋の上では撮影が禁止になることもありますが、洗玉澗(せんぎょくかん)というかえでの渓谷に下りれば散策や撮影も可能。京都市内からなら「京阪 東福寺駅」またはJR「東福寺駅」から徒歩約10分程度で行け、アクセスしやすいのも魅力です。

  • 東福寺
    • 住所 京都府京都市東山区本町15-778
    • 電話 075-561-0087
    • 拝観時間:9:00~16:00(拝観受付~16:00、閉門16:30)、
      11~12月第1日曜は8:30~、12月第1月曜~3月末は~15:30(拝観受付15:30、閉門16:00)
      拝観料:
      東福寺本坊庭園(方丈):大人500円、小・中学生300円
      通天橋:大人6,00円、小・中学生300円
      東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂(共通):大人1,000円、小人500円

      11月11日~12月3日は
      東福寺本坊庭園(方丈):上記同様
      通天橋:大人1,000円、小・中学生300円
      東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂(共通):11月11日~12月10日までは販売なし

3:紅葉と本丸庭園の見事なコラボ「二条城」

3:紅葉と本丸庭園の見事なコラボ「二条城」

国宝である二の丸御殿をはじめ、二条城の正門である東大手門や外堀の隅にある隅櫓(すみやぐら・見張り台として使われた)など、重要文化財がいくつもある「二条城」。京都市営地下鉄「二条城前駅」から徒歩すぐとアクセスがよく、築城当時の二の丸御殿や3つの庭園などを間近で見ることができるとあって、外国人観光客からも人気のスポットです。

四季折々さまざまな表情を見せる二条城は、紅葉シーズン(年によって異なるが例年11月中旬~12月上旬頃)は一層風情豊かに。お堀に沿って植えられたもみじやいちょうが赤や黄色に色づき、散策の気分を盛り上げてくれます。また東南隅櫓ともみじのコントラストも美しく、日本らしさがたっぷり。

ほかにも特別名勝に指定された二の丸庭園や、清流園といった庭園も紅葉シーズンには雰囲気が一変し、静謐さの中に情熱を感じさせるような魅力的な光景が楽しめます。

  • 元離宮二条城
    • 住所 京都府京都市中京区二条城町541
    • 電話 075-841-0096
    • 開城時間:8:45〜16:00(閉城は17:00) 
      入城料金:一般1,300円(二の丸御殿観覧料含む)、中高生400円、小学生300円、小学生未満は無料 ※全て税込
      休城日:12/29〜12/31

4:水の流れも楽しみながら散策「哲学の道」

(C)京都市メディア支援センター
(C)京都市メディア支援センター

京都大学名誉教授を務めた哲学者・西田幾多郎(にしだきたろう)や、その弟子らが、考えを巡らせながら歩いた道であったことから名づけられた「哲学の道」。銀閣寺から若王子橋まで約1.5km続き、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉が楽しめます。

疏水沿いの道なので、水の流れる音と真っ赤に染まった紅葉、耳と目で楽しみながら散策できるのが何んとも風情豊か。道沿いには個性的な店舗も多く、もみじを楽しみながらちょっと立ち寄るのも楽しみのひとつ。

見頃は11月中旬から下旬にかけて。京都市バス「銀閣寺道」で降りて向かうほか、銀閣寺参拝のついでに訪れるのもおすすめです。

  • 哲学の道
    • 住所 京都府京都市左京区鹿ケ谷法然院西町

5:およそ3000本のもみじが織りなす魅惑の絶景「永観堂」

5:およそ3000本のもみじが織りなす魅惑の絶景「永観堂」

哲学の道を南へ行くと見えてくるお寺「永観堂 禅林寺」は、昔から“もみじの永観堂”と呼ばれるほど紅葉が美しい場所として有名です。とくに約3,000本のもみじが彩る「多宝塔」や庭園周辺は思わず息をのむ光景で、かつては多くの歌人がその美しさを称えたようです。

多宝塔は境内のいちばん高い場所にあり、京都市外を見渡すことも可能。美しい紅葉の風景とも相まって心地よいひと時が過ごせるでしょう。紅葉の時期(例年11月上旬~12月上旬)には毎年ライトアップも行われるので、よりドラマチックな風景も楽しめそうです。

  • 永観堂 禅林寺
    • 住所 京都府京都市左京区永観堂町48
    • 電話 075-761-0007
    • 拝観時間:9:00〜17:00(受付終了は16:00) 
      拝観料:一般600円、小・中・高生400円

      秋の寺宝展について
      開催日時:令和5年11月3日(金) ~ 12月3日(日)
      時間:寺宝展9:00~16:00(17:00閉門)、ライトアップ17:30~20:30(21:00閉門)
      (寺宝展とライトアップは入替制で、継続しての拝観はできません)
      拝観料:一般1,000円、小・中・高生400円(ライトアップ見学は中学生以上600円)

6:真っ赤な落ち葉の絨毯を歩く「毘沙門堂」

6:真っ赤な落ち葉の絨毯を歩く「毘沙門堂」

新年に福を呼び込むといわれる京の七福神のひとつ「毘沙門天」を祀ることから「毘沙門堂」という名前がついたお寺。紅葉が綺麗な寺社として知られ、シーズンには境内がもみじで色付き、ぐっと艶やかになります。とくに勅使門前の参道は、紅葉の落ち葉によって真っ赤な絨毯のように。落ち葉を眺めながら石段を一段一段上がる時間は、なんとも特別です。

また弁天堂の周辺も紅葉に包まれ、より一層濃密な雰囲気になります。

見頃は11月中旬から12月上旬にかけて。JR・市営地下鉄・京阪「山科駅」を下車し、徒歩約20分で到着します。

  • 毘沙門堂
    • 住所 京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
    • 電話 075-581-0328
    • 拝観時間:9:00〜17:00(受付終了は16:30) ※12月〜2月末は~16:30(受付終了は16:00)
      拝観料(殿舎・宸殿):大人500円、高校生400円、小中学生300円 ※境内無料

7:石庭を引き立てるかえでの紅葉「龍安寺」

7:石庭を引き立てるかえでの紅葉「龍安寺」

枯山水庭園で有名な「龍安寺」。白砂の空間に大小15個の石を配置したミニマルな石庭からは、島と波や、川と岩などさまざまなものが投影でき、眺めるごとにイマジネーションが膨らみます。

紅葉シーズン(例年11月下旬~12月上旬が見頃)には石庭の壁向こうから赤や黄色のかえでが覗き、ぐっと彩り豊かに。石庭を引き立てるようなかえでの佇まいは、この時期だけの特別な風景です。

また大きな鏡容池の周囲のもみじは、真っ赤に色づき散策を楽しませてくれます。龍安寺の最寄は京福電鉄「龍安寺駅」で、降りて北へ徒歩7分ほど。龍安寺前の道路を東に進めば、徒歩20分ほどで黄金の舎利殿で有名な「金閣寺」へも行けます。

  • 龍安寺
    • 住所 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
    • 電話 075-463-2216
    • 拝観時間:8:30〜17:00 ※12月〜2月は8:30〜16:30
      拝観料:大人(高校生以上)600円、小・中学生300円

8:自然のグラデーションを堪能「嵐山」

(C)京都市メディア支援センター
(C)京都市メディア支援センター
(C)京都市メディア支援センター
(C)京都市メディア支援センター

右京区の西の端、西山と呼ばれる地域にある嵐山。桂川に架かる渡月橋を中心に、京都市内でも屈指の景勝地として人気で、国内外から多くの人が訪れます。

11月中旬頃からは嵐山のもみじやかえで、いちょうなどが赤や黄色に染まり、新緑の季節とは違った趣ある景色に。艶やかに変化した山をバックにし、橋を手前にして撮影するのが人気で、各種SNSでも続々と投稿されています。

渡月橋周辺に行くには、JR「嵯峨嵐山駅」または阪急「嵐山駅」を降りて徒歩15分ほど。飲食店や土産物屋もあって、散策も楽しめます。

  • 嵐山
    • 住所 京都府京都市右京区嵯峨中之島町

9:世界の樹々のライトアップも魅力「京都府立植物園」

9:世界の樹々のライトアップも魅力「京都府立植物園」

日本最古の公立総合植物園として知られる「京都府植物園」。京都市営地下鉄「北山駅」からすぐの場所にあり、京都市内の観光のひとつとして立ち寄りやすい立地です。

園内の南半分は大きな正門花壇とともにバラを中心としたシンメトリーな洋風庭園などを配置して人工的な美しさを演出し、北半分は国内唯一の自然林「なからぎの森」や、日本各地に自生する植物などをできるだけ自然に近い状態で植栽している「植物生態園」など、園全体でさまざまな美しさを感じることができます。

紅葉シーズンにはとくに「なからぎの森」周辺が美しく色づき、イロハモミジやメタセコイア、イチョウ、フウなど世界の樹々の紅葉を楽しむことができます。例年11月中旬から下旬にはライトアップも行われ、樹々の美しさと色とりどりの紅葉に酔いしれます。

  • 京都府立植物園
    • 住所 京都府京都市左京区下鴨半木町
    • 電話 075-701-0141
    • 開園時間:9:00〜17:00(入園終了は16:00)※11/10〜12/3は20:00(入園終了は19:30)まで
      入園料:一般200円、高校生150円、中学生以下無料 ※全て税込、70歳以上・障害者手帳持参者は証明提示で無料
      休園日:12/28〜1/4

10:ずらりと続く灯篭と紅葉の風景「貴船神社」

10:ずらりと続く灯篭と紅葉の風景「貴船神社」

創建の年代は不明ながら、極めて古いことで知られる「貴船神社」。京都駅からは電車やバスを乗り継いで約1時間と少し遠いですが、都心部とは違う山間ならではの美しさや自然美が堪能できる神社です。

貴船口にある一の鳥居を経て、ニの鳥居からは朱色の灯篭がずらりと続く参道はじつに魅力的。とくに11月上旬からの紅葉シーズンには鳥居や灯篭と紅葉がよく映え、ため息の出る美しさです。例年この時期はライトアップも行われ、一層幻想的な雰囲気になります。

  • 貴船神社
    • 住所 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
    • 電話 075-741-2016
    • 参拝時間:6:00〜20:00 ※12〜4月は18:00まで
      参拝料:無料
      年中無休

京都ならではの紅葉を見に行こう

普段はしんと静まり返った寺社も、紅葉シーズンは艶やかになり、魅力的な雰囲気を纏います。各所でライトアップが行われると魅惑的な空間へと様変わり。この時期だけの京都を、ぜひ存分に楽しんでください!

※本記事の情報は2020年6月時点(2022年8月更新)のものを2023年8月に更新しています。

Written by:

株式会社ウエストプラン

株式会社ウエストプラン

松田きこ、木村桂子、都志リサほか、関西に精通した女性ライターチーム。食べること、飲むこと、旅することが大好き! 自ら体験した楽しい情報を発信しています

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