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コレもNGなの?意外と知らない“京都観光のマナー”の基礎知識

コレもNGなの?意外と知らない“京都観光のマナー”の基礎知識

公開日: 2020/03/04
更新日: 2021/01/08

国内外からたくさんの観光客が訪れる、人気観光地の京都。楽しい京都観光ですが、文化や習慣の違いなどで思わぬトラブルを招いてしまうことも。日本の文化や観光マナーを知って、トラブルなく京都観光を楽しみましょう。

目次
  1. マナーその1:路上編
  2. マナーその2:観光地・観光施設編
  3. マナーその3:神社仏閣編
  4. マナーその4:飲食店編
  5. マナーその5:トイレ編
  6. 番外編:大きな荷物について
  7. 日本の文化を楽しもう

マナーその1:路上編

マナーその1:路上編
cowardlion / Shutterstock.com

観光地での楽しみのひとつが食べ歩き。日本ならではのグルメを楽しみたいですよね。ここで注意したいのが、食べたあとのゴミのポイ捨てです。日本ではテロ対策でゴミ箱を置いていない場所も多いため、ついついゴミをそのままポイ捨てしがち。でも、それではせっかくの景観が台無し。さらにそこで暮らす人々にも迷惑をかけてしまいます。観光地の清水や嵐山周辺には、街頭ごみ箱が多数設置されていますので利用してみてくださいね。

お店によっては店頭にゴミ箱を設置したり、食べたあとのゴミを回収してくれたりする所もあります。そもそも食べ歩き自体が禁止の場所もあり、ポイ捨てを見かねた町内の方々が清掃しているという地域も。美しい景観を守るためにも、ゴミはきちんとゴミ箱へ捨てましょう。

歩きタバコとタバコのポイ捨てはマナー違反というだけではなく、お金を徴収される場合があります。京都市では路上でタバコを吸ってはいけないんです。京都市は全域で「京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例」を実施し、屋外の公共の場所で路上喫煙を禁止しています。

さらに市内中心部や清水・祇園地域、京都駅周辺などの特に人通りの多い地域を「過料徴収区域」に指定。路上喫煙等監視指導員に路上でのタバコが見つかると、過料1,000円を徴収されます。喫煙の際は喫煙所を利用しましょう。喫煙所は市内中心部に2カ所、京都駅地域に9カ所、祇園・清水地域に3カ所あります。

マナーその2:観光地・観光施設編

マナーその2:観光地・観光施設編
Tang Yan Song / Shutterstock.com

観光地では広がって歩いたり、一カ所に固まったりして道を塞がないようにしましょう。大声で話しすぎるのもマナー違反。興奮したり楽しかったりで、声を出したいのはわかりますが、周りの人々や観光地周辺の住民にとっては、騒音になってしまうので配慮しましょう。

そして観光施設につきものなのが行列。日本人は秩序正しいことを好みますので、列に割り込むのはタブー。割り込みによって、けんかに発展してしまう場合もあります。せっかくの旅行を台無しにしないためにも、行列は一番後ろを確認して、きちんと並びましょう。

さらに祇園では、無許可での撮影が禁止。通りには私道での撮影を禁止した、多国語表示の大きな立て看板が立っています。これは“舞妓パパラッチ”と言われる、舞妓さんへのつきまといや、道いっぱいに広がっての撮影などの迷惑行為を防止するものとして、地区の協議会が決定したもの。

祇園は、もともと格式が高い場所。“一見さんお断り”という、紹介なしでは入れないお店も並んでいます。舞妓さんや芸妓さんの着物も大変高価な物。技術の粋を集めた京友禅の着物や西陣織の帯など、贅沢すぎて“歩く工芸品”とも呼ばれているほどです。気軽に手で触れたり、引っ張ったりしないようにしましょう。

マナーその3:神社仏閣編

マナーその3:神社仏閣編

フォトジェニックで思わず写真を撮りたくなる神社やお寺。しかしそこは観光地ではなく、日本人が昔から大事にしてきた信仰の場です。神様や仏さまの姿を直接撮影することはタブーとされています。さらに、一般に公開されていない場所や、写真撮影禁止の場所もありますので、看板や注意書きがないか確認しましょう。また、寺院の中などに入る際には靴を脱ぐこと。畳に土足で上がるのは厳禁です。

千本鳥居で人気の伏見稲荷大社は、境内9カ所に音声案内を聞くことができるQRコードを設置しています。日本語、英語、中国語、韓国語に対応していて、神社参拝の仕方などを見ることができますので、活用してくださいね。せっかくですからマナーを守って参拝して、しっかりとご利益をいただきましょう。

マナーその4:飲食店編

マナーその4:飲食店編
maodoltee / Shutterstock.com

お次は飲食店でのマナー。人気のお店には行列ができていることも。まず列の一番後ろを確認して、きちんと並びましょう。さらに席を利用する飲食店では、一人一品注文が基本。大勢で席を占拠して人数分注文しない、食べ物を持ち込むなどの行為はマナー違反です。

食べ放題のお店では、ついつい楽しくてたくさん取ってしまいがちですが、残すのもいけません。日本では食事の前には「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさま」という言葉を使います。この言葉には、食事を作ってくれた人と食材への感謝が込められています。作ってくれた人への感謝と食材を無駄にしないためにも、食べきれる分だけお皿に取りましょう。

予約の無断キャンセルも、食材が無駄になる一因に。「前入金でなければ、予約は確定ではない」という考えの国もあるようですが、日本ではキャンセル料は後払い。予約を入れた時点で予約確定なのです。お店は予約客のために席を確保し、食材を用意していますので、無断キャンセルはやめましょう。

また、日本の居酒屋には「お通し」や「突き出し」と呼ばれるものがあり、席に座るだけで人数分の一品料理が出てくる場合があります。これはお客様を待たせない、配慮から生まれたもの。知らないと戸惑いますが、大体1人300〜500円程度、席料のようなものだと思っておきましょう。

マナーその5:トイレ編

マナーその5:トイレ編

使用済みのトイレットペーパーを便器の水で流すのが、日本のトイレの正しい使い方。国によってはゴミ箱にトイレットペーパーを捨てる習慣がありますが、これらは山間部で水が貴重だったり、下水設備やトイレットペーパーの紙質の問題によるもの。日本の下水設備はしっかり整備されているので、水で流しても大丈夫です。トイレットペーパーをゴミ箱に捨てると、不衛生でにおいの原因にもなりますので、使用したトイレットペーパーは、きちんと水で流してください。

また、機能が多い日本のトイレの使い方に戸惑う場合も。日本のトイレは和式、洋式の2つのタイプがありますし、さらにお尻を洗浄するウォシュレット機能や、立ち上がると自動で水が流れる多機能なトイレなど、どうやって使えば良いか迷いますよね。京都市では公衆トイレや観光トイレに、外国人向けにイラストと多言語で正しい使い方を示すステッカーを貼っていますので、参考にしてみてくださいね。

番外編:大きな荷物について

番外編:大きな荷物について
Tang Yan Song / Shutterstock.com

大きな荷物やキャリーケースを持ったまま観光している人を見かけますが、風情ある石畳や道路では転がしにくく、騒音の原因にもなります。さらに荷物が大きすぎてタクシーに乗れなかったり、階段も多い京都のお寺や寺院では、思ったように観光を楽しめなかったりというデメリットも。また、それらを市バスや地下鉄などに持ち込むことは、混雑の原因にもなります。

京都をはじめとする関西地方では、旅行中の荷物を持ち歩かず、宅配を使って宿泊施設や空港へ運ぶ「手ぶら観光」を推進しています。駅のコインロッカーやホテルの荷物預かりの他、JR京都駅には荷物の一時預かりや宿へ運んでくれる、多言語対応のキャリーサービスもありますので、利用してみてはいかがでしょうか。

日本の文化を楽しもう

京都市は2020年の五輪・パラリンピックに向け、 “市民ぐるみで観光客の皆様をあたたかくお迎えする おもてなしのまち”として、外国人向けのウェブサイトを強化したり、街中には多言語対応の注意喚起の看板やチラシを設置したりなど、外国人観光客への対応も強化しています。

「郷に入れば郷に従え」ということわざがあります。これは自分の価値観とは違っても、その土地や環境のやり方に合わすのが、賢いやり方であるという意味。日本の文化やマナーを知ると、よりディープな京都観光を楽しめますよ。

Text by:二木繁美

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