待ち望んだ京都旅行なのに、天気は雨…。そんな時、あなたならどこを観光しますか? 日本は年間を通じて雨が降る国なので、雨の日でも楽しめるスポットを事前に知っておくのがベター。雨の日でもゆったり観光できる社寺に、人気の室内スポット、アーケード商店街など。雨の日でも魅力的な京都観光が楽しめる10スポットをご紹介します!
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業中や営業時間が変更になっている場合があります。最新情報は各施設・店舗のホームページでご確認ください。
1:雨でもゆったり回れる南禅寺
京都市内の社寺でもトップクラスの広い境内をもつ南禅寺(なんぜんじ)。道幅が広いので、傘を差しながらでも窮屈することなく歩くことができます。
境内の巨大な建築物のなかでも、圧巻はレンガ造りの「水路閣」です。100年近く前の明治時代に造られた水道橋で、その大きさは全長約93m、幅約4mにも。美しいアーチ状の橋脚は写真スポットとして人気。雨の日には雨宿りをする人も多数見られます。
ほかに高さ22mの門「三門」も有名。住職の居所にあたる「方丈」では庭園や障壁画が見学できます。時間をかけてゆっくり巡りましょう。
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南禅寺
- 住所 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86
- 電話 075-771-0365
営業時間:境内自由(三門、方丈庭園の拝観は8:40~17:00、12~2月8:40~16:30)
料金:境内自由(三門、方丈庭園の拝観は各500円)
定休日:12月28~31日
2:清廉な空気が漂う竹林の小径
自然美あふれる嵐山エリアの定番スポットが竹林の小径。高さ5~10mほどの青々とした竹が無数に並び立ち、幻想的な景観を創り出しています。
道の全長は約400mで、軽い散歩にぴったり。人力車に乗って優雅に散策するのもおすすめです。背の高い竹が雨風を防いでくれるため、小雨程度なら気にすることなく歩けます。
CMやドラマの舞台としてもしばしば登場する有名スポットなので、人通りが比較的少ない早朝に訪れるのがベターです。
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竹林の小径
- 住所 〒616-0000 京都府京都市右京区嵐山
3:歩くだけで絵になる産寧坂
海外でも有名な清水寺までの坂道は、参道になっていて京都らしい風景がいっぱい。特に有名なのが、石畳の階段が延びる産寧坂(さんねいざか)。「安らかに出産できるように」と、清水寺へ安産祈願に向かう人が多かったことから名付けられたのだそう。
雨の日は甘味処やみやげ店に立ち寄って、ゆっくりと過ごすのがおすすめ。産寧坂は「三年坂」の名でも知られ、転ぶと寿命が縮むという言い伝えもあります。雨の日は特に注意しましょう。
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産寧坂
- 住所 〒605-0862 京都府京都市東山区清水
4:雨でも大定番の花見小路通
祇園エリア中心部を南北に通るメインストリート。石畳の道に古い町家が立ち並び、「これぞ京都」な風景を楽しむことができます。茶屋や料亭が軒を連ねる四条通の南側は、特に情緒あふれる人気スポット。
雨に濡れた石畳も風情が増して、なんともフォトジェニックな景観に。付近には和食店や気軽に入れるお茶屋も多いので、店を巡りながらゆっくり散策するのがベターです。運がよければ芸妓さんが歩いているかもしれませんよ。
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花見小路通
- 住所 〒600-8340 京都府京都市東山区祇園町南側
5:アジサイが有名な三室戸寺
日本で雨が多いのは、毎年6月ごろ。この時期には、開花シーズンを迎えるアジサイの名所に行きましょう。おすすめは「関西一のアジサイ寺」と呼ばれる、宇治市の三室戸寺(みむろとじ)。山の麓に開かれた広大な庭園に、約1万株ものアジサイが咲き乱れます。
深緑の葉の間に、青や紫の花が咲く光景はとてもカラフル。庭園の奥に見える赤い門と、淡い花びらとのコントラストも印象的です。花びらがハート型の珍しいアジサイも見られるので、ぜひ探して写真に撮ってみてください。見ごろは例年6月上旬~7月上旬。夜間にライトアップが行われる期間もあります。
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三室戸寺
- 住所 〒611-0013 京都府宇治市莵道滋賀谷21
- 電話 0774-21-2067
営業時間:8:30~16:30、11~3月8:30~16:00 ※入館は閉門の30分前まで
料金:大人800円(アジサイ園の開園期間外は500円)
定休日:12月29~31日
6:JR京都駅直結の京都タワー
京都のランドマーク・京都タワーは、JR京都駅から地下で直結。雨の日でも、京都駅から濡れずに向かえます。展望フロアは地上約100mの高さ。世界遺産の社寺が集まる京都市街を見晴らすことができます。
絶景を楽しんだ後は、低層フロアで営業する話題の施設「京都タワー SANDO」へ。地上1階には今の京都を代表するみやげ店が集合。ハイセンスなみやげを探しましょう。
地下1階のフードホールでは、スタイリッシュな空間でグルメやお酒を楽しんでください。また、夜になるとタワーがライトアップされます。雨空に輝くタワーの美しさは一見の価値ありですよ。
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京都タワー
- 住所 京都府京都市下京区東塩小路町721-1
電話番号:075-361-3215(受付9:00~20:00)
営業時間:9:00~21:00(展望室最終入場)※営業時間は施設により異なる
料金:展望室入場大人800円
定休日:なし
7:水辺のいきものに出会える京都水族館
公園や芝生広場があり、家族連れに人気の梅小路エリアに立つ京都水族館。海や川など、京都の水辺を再現したエリアなどで構成されています。
写真は京都の海を再現した「京の海」大水槽。約500tもの人工海水の中を、大小の魚たちが泳ぎ回る光景は圧巻です。世界最大の両生類といわれるオオサンショウウオや、ペンギン、アザラシといった人気のいきものに出会えるエリアも多数。雨の日に、水辺のいきものたちに癒やされるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
また、2019年3月にJR嵯峨野線の梅小路京都西駅が開業。京都駅から1駅でアクセスできるようになったこともうれしいポイントです。
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京都水族館
- 住所 〒600-8835 京都府京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
電話番号:075-354-3130(10:00~18:00)
営業時間:10:00~18:00(最終入館17:00)※季節により異なる
料金:大人2,050円
定休日:無休(臨時休業あり)
8:マンガ読み放題の京都国際マンガミュージアム
世界中で注目されている日本のマンガ文化の中心的なスポット。現代の人気作はもちろん、日本の古典的な作品や海外の名作など、約30万点ものマンガ資料が保管されています。
その中の約5万冊が1~3階の書架「マンガの壁」に収められ、なんと館内で自由に読むことが可能!
雨の日には図書館に来たような感覚で、1日中名作に読みふけるのも有意義な過ごし方です。小学校の校舎を改修したノスタルジックな空間も魅力的。“クールジャパン”に少しでも興味がある人は、ぜひ一度訪れてみてください。
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京都国際マンガミュージアム
- 住所 〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル(金吹町452)
- 電話 075-254-7414
営業時間:10:00~18:00(17:30最終入館)
料金:大人800円
定休日:水曜(休祝日の場合は翌日)、年末年始、メンテナンス期間
9:建築美を楽しめる京都モダンテラス
アートスポットが集まる岡崎エリアで人気のカフェ&レストラン。日本の著名な建築家・前川國男が手がけたモダニズム建築を改装した「ロームシアター京都」内にあり、ラグジュアリーな空間でこだわりのメニューをいただくことができます。朝8時から夜23時まで営業しているので、モーニング、ランチ、カフェ、ディナーどれでも利用できるのもうれしいポイント。
雨が止むのを待ちながら、地元の食材を取り入れた料理を味わってください。近くには有名な平安神宮のほか、美術館などもあるので合わせて訪れるのもおすすめです。
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京都モダンテラス
- 住所 〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13(ロームシアター京都2F)
- 電話 075-754-0234
営業時間:8:00~23:00
定休日:不定休
10:雨を気にせず買い物できる商店街
京都市内にはアーケードが備わった商店街がいっぱい。天候を気にせず、散策やショッピングを楽しむことができます。
人気は繁華街の四条河原町エリア。最大級の規模をもつ新京極・寺町商店街や、食材の専門店が集まる錦市場などがあります。元離宮二条城近くの京都三条会商店街も、近年新店が増えていると話題。朝から夜までショッピング三昧な1日を楽しみましょう。
このように、京都には雨でも楽しめるスポットがいっぱい! 紹介したもの以外にも、晴れの日とは違った印象になる社寺や通りもたくさんあります。雨だからといって落ち込むことなく、雨だからこそ楽しめる京都観光をエンジョイしてください!
Text by:株式会社 美巧工房
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