和牛の中でも特に質の高い黒毛和牛は、国内外からも人気のお肉。「サシ」と呼ばれるきめ細かな脂が入り、口の中でとろけるようなおいしさはまるで食の芸術品です。北海道・札幌の繁華街すすきのに店を構える炭火焼肉「一発ドン」では、黒毛和牛120分食べ放題を実施。「金額を気にせずに黒毛和牛をたくさん食べたい」という夢をかなえてくれます。今回は食べ放題に挑戦してきたので、その魅力とお得におなかいっぱい食べられる方法も伝授します。
場所はすすきのからすぐ!上品で洗練された雰囲気のお店
地下鉄・すすきの駅から徒歩約3分。4番出口からネオンがきらめく南方向に進みます。やがて現れる幟(のぼり)が立つ賑やかな建物が、黒毛和牛食べ放題の店「炭火焼肉 一発ドン」です。すすきの市場の道路を挟んだ向かいにあるので、初めての方でも迷うことは少ないでしょう。
店内はモノトーンで統一されており、上品で洗練された雰囲気です。カウンター席や、ボックス席、大人数にも対応できる広間など、最大50人が利用できるため、一人で訪れても団体で訪れてもOKです。
食べ放題のコースは、焼肉Aコース(2,000円〜)、焼肉Bコース(3,000円〜)、焼肉Cコース(4,000円〜)、特別黒毛和牛コース(6,000円〜)の4つを用意。予算によって選ぶことができます。お肉以外にもビビンバや冷麺、牛骨ラーメンなど、最後の〆のメニューが豊富なのも一発ドンの特徴。コストパフォーマンスに優れており、おいしいものをおなか一杯食べたい人にぴったりです。
「特別黒毛和牛コース」に挑戦!目移りするほど品数が多い
「特別黒毛和牛コース」は、Cコースに黒毛和牛食べ放題がプラスされたスペシャルなコースです。人気の北海道和牛から、カルビ、サガリ、ロース、ホルモン、ジンギスカンなどお肉の種類も多彩。特別黒毛和牛コースには、牛タンやサガリ、サーロインなどの厚切りシリーズや、希少部位も入った黒毛和牛盛り合わせなどの贅沢なメニューです。
メニューに載っているすべてを食べつくしたいところですが、品数が多すぎてとても無理。胃袋の容量と時間配分を考慮しながら食べたいものを選びましょう。
お肉だけでなく、お酒のつまみや丼物、麺類など居酒屋メニューも用意されています。外国語表記のメニューもあるほか、日本語のメニューにも商品の写真が添付されているので、注文はそれほど難しくありません。
さっそく、食べ放題に挑戦! いったいどれだけお得に食べられるでしょうか?
まずは牛タンと黒毛牛盛り合わせから
まずは、特別黒毛和牛コースを選んだ者だけが食べられる「上牛タン」と「本日の黒毛牛盛り合わせ」を注文しました。牛タンはコリコリとした食感で日本人が大好物な部位です。
続いて注文したのは本日の黒毛牛盛り合わせ。取材当日はカルビ(アバラ周辺の肉)、サガリ(横隔膜)、そして一頭から4㎏ほどしか取れない希少部位のカイノミ(バラの中でフィレに近い部位)の3点です。「一発ドン」では、北海道産の高品質な黒毛和牛を一頭まるごと仕入れているので、運が良ければ珍しい部位が提供されるかもしれないとのことです。
目の前に七輪が置かれた炭火で肉を焼き上げます。よく「炭火とガスでは、どちらがおいしく肉が焼けるのか」という話を耳にしますが、炭火は遠赤外線の量が多いため中までしっかりと火が通ります。また肉の脂が炭に落ちることで煙が上がり、ローストの効果でさらにおいしくなると言われています。※諸説あります。
タンはもっとも高い温度の場所に置きます。表面に焼き目をつけながら、焼きすぎないように注意します。表面が少し反りだしたら裏返し、赤みが消える程度にあぶれば食べごろです。部位によって焼き方が異なるので、おいしい焼き方をスタッフに尋ねてみてください。
オリジナルブランド「すすきのあかね豚」を味わう
黒毛和牛はもちろん、鶏や豚、羊肉など焼き肉のバリエーションが豊富。「特製のタレを使ったジンギスカンも人気です」と佐藤光店長はいいます。中でも「すすきのあかね豚」を使った豚ジンギスカンは、全国食肉検定委員会が主催する「お肉博士1級」を保持する料理長のこだわりの逸品です。
すすきのあかね豚は、一発ドンなど複数の飲食店を経営するAPRグループ独自のブランド豚です。肉の赤身からすすきのの夕焼けをイメージして「あかね」と名づけられました。北海道・余市町の契約農場で徹底した温度管理でストレスを与えずに健康的に育てられています。いくつかあるメニューの中から、スペアリブジンギスカンを注文しました。豪快に焼いたあとに、食べやすいようにハサミでカット。肉は弾力に富んで柔らかく、タレの焼けた香ばしさが食欲をそそります。
黒毛和牛サーロインステーキが登場
6品目は「黒毛和牛 厚切りサーロイン」を注文しました。ダイレクトに脂の甘みとうまみを感じる、肉好きにはたまらない部位です。何度もひっくり返さずに、片面ずつ丁寧に焼くのがコツ。強火で表面に焦げ目をつけてミディアムに仕上げてみました。これだけ大きな肉を気軽に注文できるのも、食べ放題の醍醐味です。
ホルモンは焼き肉好きにおすすめの逸品
内臓系の部位は「ホルモン」と呼ばれています。牛1頭当たりの生体重のうち牛肉になる部分は半分程度で、4割は内臓肉をはじめとする副産物です。
マルチヨウ(手前)は牛の小腸です。断面が丸いことから丸い腸=マルチヨウと呼ばれています。弾力があり脂がこってり。ミノ(向こう)ミノは1番目の胃袋で、淡白な味でコリコリした食感が特徴です。こちらは形が日本古来の雨具であるミノに似ていることが由来と言われています。
ホルモンは、比較的温度が低い網の外側でじっくりと火を通してください。外はカリカリ、中は柔らかいのが理想的。独特の匂いがありますので、レモンをかけて食べるのもおすすめです。
トッピングで味変し制限時間までラストスパート!
美しくサシが入った北海道牛は口の中でとろける柔らかさ。軽く焼き色が付く程度にあぶるのがベストです。味付けは「タレ」か「塩味」から選べます。あっさりとした味わいが好みなら塩味、濃厚な味が好みならタレ、迷った場合は両方注文してください。
後半は、トッピングを使って味に変化を持たせましょう。タレ味の肉を卵つけだれにくぐらせて食べると、すき焼きのようなまろやかさが味わえます。ぴりりと刺激的な山わさびは塩味に最適。様々な組み合わせを試して、自分なりのおいしさを見つけてみてください。
食べ放題終了10分前くらいがラストオーダーになります。最後はあっさりと牛ロースをタレと塩で食べ比べて終わりました。ロースは肩から腰にかけての背肉の部分のこと。 脂身に甘みがあり、赤身も非常に柔らかです。ちなみに名前の由来は、Roast(ロースト)」から転訛した和製英語で、「焼くことに適した肉の部位」を意味しています。
意外とあっという間!とにかく好きなものをたくさん食べるのがコツ
120分間で食べたお肉は合計12品。あっという間に時間が過ぎてしまいました。牛肉、豚肉、鶏肉、羊のラム肉まで用意されているのでお肉好きにはたまりません。
焼き肉食べ放題でおいしく食べるコツは、好きなものをたくさん食べること。黒毛和牛を中心に食べてもいいですし、様々なものを注文して、気に入ったものを集中して食べてもいいでしょう。メニューは豊富に用意されているので、お気に入りの一皿を見つけてください。満腹と満足の両方が満たされますよ。
実施中の新型コロナウイルス感染症対策
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/店内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い
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炭火居酒屋一発ドン
- 住所 〒064-0806 北海道札幌市中央区南6条西4丁目1-5
- 電話 011-513-5801
営業時間:18:00~翌2:00 ※営業時間に関しては変更の可能性あり
定休日:なし
Text by:Masakazu
※本記事の情報は2022年2月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。