1950年に初開催されてから、2020年まで毎年開催されてきた「さっぽろ雪まつり」。2021年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、初めてオンラインで開催されることになりました。オンライン上で楽しむ雪まつり、一体どのようなことが行われるのでしょうか? オンラインさっぽろ雪まつりの内容と見どころをイベント担当者に伺ったので詳しくご紹介します。
オンラインさっぽろ雪まつりとは?
さっぽろ雪まつりは、大通公園など札幌市内の3カ所の会場に大小さまざまな雪像や氷像などが展示され、日本全国からたくさんの観光客が訪れる冬のビッグイベントです。その迫力ある雪像は世界からも注目を集め、例年多くの外国人観光客が訪れました。
そんな人気イベントのさっぽろ雪まつりですが、2021年は新型コロナウィルスの感染拡大防止対策として人の密集を避けるため、主要会場での開催を中止とし、会場に足を運ばなくても楽しめる「オンライン形式」での開催が決まりました。
「オンラインさっぽろ雪まつり2021」と題して特設サイトを設け、SNSを使ったフォトコンテストや、雪像づくりの現地リポートなど、さまざまなコンテンツが公開されています。それぞれどんなコンテンツなのか、見どころを紹介します。
オンラインさっぽろ雪まつり、見どころや楽しみ方
オンラインさっぽろ雪まつりは2021年2月4日(木)〜2月28日(日)に開催されますが、2月4日(木)の開催を待たずに楽しめるコンテンツがあるので、まずはそちらから紹介します。
■さっぽろ雪フォトまつり<1月19日(火)〜2月12日(金)>
「離れた場所からでもみんなが参加できるように、そして世界に笑顔と元気を届けたい」という思いのもと、写真を通して雪の魅力を発信できるフォトコンテストが開催されます。応募期間は2021年2月12日(金)までで、「北海道・札幌の雪」をテーマに、3つの部門で写真を募集しています。
2月22日(月)に公式サイトまたは北海道新聞の朝刊で入賞作品が発表され、優秀作品は、公式サイトや公式SNSに写真が掲載され、特別賞を受賞するとすてきな賞品をもらうことができます(外国人の方でも応募は可能ですが、表彰状・賞品の発送は日本在住の方のみになります)。
「さっぽろ雪フォトまつりには、現時点で札幌のみならず北海道の冬の美しい景色や、楽しそうに雪で遊ぶ人や動物の様子など、たくさんの魅力的な写真が投稿されています。ぜひWEBサイトやハッシュタグでご覧いただき、北海道の雪の魅力を感じてもらいたいです」(イベント担当者)
【応募受付期間】
2021年1月19日(火)〜2月12日(金)
【応募部門】
(1)「思い出の雪まつり」部門
(2)「北海道雪景色」部門
(3)「エンジョイSNOW」部門
【応募方法】
●InstagramまたはTwitterで応募する場合
※必ずアカウントのプロフィールを「公開」にした状態で応募。非公開の場合、応募対象外となります。
※写真の投稿は、「1投稿につき1枚」のみです。
STEP1:さっぽろ雪まつり公式アカウントをフォロー
Instagram / sapporo_snowfestival
Twitter / sapporosnowfest
STEP2:ハッシュタグを2つ付ける
#さっぽろ雪フォトまつり + 応募する部門のハッシュタグ(#思い出の雪まつり、#北海道雪景色、#エンジョイSNOW)
STEP3:投稿コメントに「撮影場所」「撮影年」を記載
STEP4:公式サイトの応募規定を確認の上、自分自身のアカウントに投稿
●WEBサイト投稿フォームから応募する場合
STEP1:公式サイトの投稿フォーム に、必要事項を記入
STEP2:投稿フォームより画像をアップロード(画像容量5MB以下、ファイル形式「JPEG」)
STEP3:応募規定を確認の上、「規定に同意する」にチェック
STEP4:応募ボタンをクリック
■雪像づくりリポート<1月下旬より順次配信開始>
さっぽろ雪まつりの目玉といえば大小の雪像です。例年、大通会場・すすきの会場・つどーむ会場で約200基の雪像を展示していますが、2021年は「さっぽろ羊ヶ丘展望台」「大倉山ジャンプ競技場」の2カ所のみでの制作となります。雪像づくりリポートは、この2カ所での雪像の制作風景を、動画や写真で発信するコンテンツです。
地元民でないとなかなか見る機会がない、雪像完成までの光景を見ることができるチャンスです! 完成後の雪像は、「雪像づくりリポート」ページでさっぽろ雪まつり期間中、いつでも見ることができます。
作られる雪像はそれぞれ以下の通りです。
【さっぽろ羊ヶ丘展望台】
・かわいらしい羊のゆるキャラ・ジンくんの小雪像「ジンギスカンのジンくん雪像」
・さっぽろ羊ヶ丘展望台のフォトスポットとしても有名なクラーク博士像の中雪像「クラーク雪像」
・人気キャラクター・雪ミクの中雪像「雪ミク Glowing Snow Ver.」
【大倉山ジャンプ競技場】
大倉山の風景をレリーフ加工で作り上げる雪像「Welcome to 大倉山」
また、近所の公園や自宅の庭先で作れる“ミニ雪像”の作り方も動画で発信されます。「雪国に住んでいる方には動画を見てぜひ雪像を作っていただきたいですね。雪がない国の方は、コロナ問題が落ち着いたら、ぜひ冬の北海道へ訪れていただき雪像づくりに挑戦してみてください!」(イベント担当者)
動画は今後随時配信予定です!
ここからは、オンラインさっぽろ雪まつりの初日である2月4日(木)から配信されるコンテンツを紹介します!
■さっぽろ雪まつり大歴史展<2月4日(木)〜2月28日(日)>
さっぽろ雪まつりの秘蔵映像をまとめたショートムービーが、2021年2月4日(木)から毎日1〜2本ずつ配信されます。「過去の貴重な映像がたくさん配信されますので、日本語の動画のみですが、外国人の方々にも楽しんでいただけると思います」(イベント担当者)
このほか、過去に開催されたさっぽろ雪まつりの大通公園会場の様子を360°ビューで見ることができたり、これまでの大雪像を写真で見ることができたりと、見どころいっぱいです。
■Online さっぽろ雪まつり2021 CRAFT FES<2月4日(木)〜2月28日(日)>
さっぽろ雪まつり会場で10年以上にわたって物販を行ってきた、札幌市認証の地域ブランド「札幌スタイル」が、ネットショップ「北海道つながるマーケット」とコラボレーションして、「オンラインクラフトフェス」を開催します。「オンラインワークショップ」や「オンライン工場・工房見学」などオンラインを活用したイベントが行われます。
なかでも海外からでも参加できるおすすめのコンテンツは「オンライン工場・工房見学」です。誰でも自由に参加できるInstagramのライブ配信で、札幌スタイル認証商品に関わるものづくりの現場を見学することができます。2月4・5・8・日の11:00~11:30、9日は11:00~11:30、13:30~14:00に配信されます。
ほかにも、イベント情報や出品情報、札幌スタイル認証商品の“つくり手”へのインタビューなど見どころ満載の動画をInstagramでライブ配信します。2月4日(木)〜2月15日(月)の期間中、毎日19:00〜19:30に行われます。
■インターネット番組の配信<2月4日(木)>
2月4日には、見どころや取り組み、さっぽろ雪まつりの歴史などを紹介する番組「ここが見どころ!オンラインさっぽろ雪まつり2021〜みんなでつくる雪まつり〜」がYoutubeで生配信されます。
日時:2月4日(木) 19:00~20:00 ※アーカイブも配信予定
配信サイト:Youtube
出演者:森崎博之(TEAM NACS)、黄晴渝(インバウンドコミュニケーター)
家の中で楽しめるコンテンツが盛りだくさんのオンラインさっぽろ雪まつり。毎年雪まつりに訪れていた方も、まだ一度も来たことがない方も、今年はスマートフォンやパソコンを通してみんなで雪まつりを楽しみましょう!
「オンラインさっぽろ雪まつり2021」に関するお問い合わせ:011-281-6400(さっぽろ雪まつり実行委員会)
Text by:みんなのことば舎
※本記事の情報は2021年1月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。