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広い北海道をお得に巡れる!「道内で使えるフリーパス」5選

広い北海道をお得に巡れる!「道内で使えるフリーパス」5選

更新日: 2020/08/21

観光地を結ぶ公共交通機関を上手に利用すれば、旅はより楽しいものになります。特に北海道内の移動には車が必要だと思われがちですが、電車やバスに乗って雄大な車窓の風景を眺め、北海道の広さを実感できる点は、旅の大きな醍醐味であると言ってもいいでしょう。

北海道のバス、市電などには、一定期間・範囲を便利でお得に巡れるフリーパスがいろいろあります。札幌市内といった狭い範囲から、道東エリアなど市町村をまたいで広範に利用できるチケットまでがあり、なかには空港でも購入できる訪日外国人限定フリーパスも。上手に使いこなして北海道の観光地巡りを思い切り満喫しましょう!

目次
  1. 1.バスで道内の都市を旅する2種のパス
  2. 2.札幌市内・近郊の観光名所をバスで巡れる「1日乗りほーだいきっぷ」
  3. 3.道東の豊かな自然を満喫できる「釧路・根室・羅臼 4/7daysフリーパス」
  4. 4.地下鉄で札幌市内を楽しく巡ろう「1日乗車券」「ドニチカキップ」
  5. 5.市電でのんびり札幌中心部散歩「どサンこパス」「路面電車1日乗車券」

1.バスで道内の都市を旅する2種のパス

1.バスで道内の都市を旅する2種のパス

■Hokkaido Budget Bus Pass(道内指定高速バスと一部路線バス)
全道各地をバスで広くお得に移動できる訪日外国人旅行者専用フリーパス。空港など旅の要所はもちろん、南は函館、北は名寄、東は紋別や釧路など、広範囲を移動できるのがポイントです。

利用期間は3日間、5日間を選べます。長距離の高速バスでは、予約が必要な場合もあるのでパンフレットなどでチェックしましょう。帯広・北見・釧路の観光地を巡るモデルコースだと、通常19,310円のところをこのパスなら8,310円もお得に利用できます。

Hokkaido Budget Bus Pass
料金:3日間大人11,000円、子ども5,500円、5日間人17,000円、子ども8,500円

■Inter City Bus Pass
こちらは道央圏にエリアを限った、お得な訪日外国人旅行者専用周遊パスです。新千歳空港札幌を中心に、小樽ニセコ、室蘭までも広く巡ることができます。こちらも3日間、5日間の2種が用意されています。ラベンダーで有名な富良野や、ウニなどの海鮮が名物の積丹、登別温泉など観光スポットを周遊できて便利です。

Inter City Bus Pass 
料金:3日間大人6,000円、子ども3,000円、5日間大人9,000円、子ども4,500円
https://www.budget-buspass.com/

2つのパスは、専用サイトで事前購入が必要です。(パスは新千歳空港をはじめとする道内5つの空港内のほか、主要都市の駅やバスターミナルなど道内19箇所のチケットカウンターで受け取ります)。

2.札幌市内・近郊の観光名所をバスで巡れる「1日乗りほーだいきっぷ」

2.札幌市内・近郊の観光名所をバスで巡れる「1日乗りほーだいきっぷ」

「1日乗りほーだいきっぷ」は、札幌市内や近隣を運行する青いバス、ジェイ・アール北海道バスの1日乗車切符。札幌市・小樽市・江別市の区間が乗り放題になります。

販売場所はJRバス車内やJRバスのチケットセンターまたは営業所になります。利用する日にちの部分をスクラッチし、バスの降車時に乗務員に提示して使います。野外博物館の「北海道開拓の村」や眺望の美しい「大倉山競技場」など、駅から離れた観光スポットへのアクセスにとても便利。

宮の沢〜小樽で使うと往復で420円安くなるなど、遠距離で使うとさらにお得です。

スマートフォンでバスの運行状況をリアルタイム検索できる「バスキタ!」は、英語・中国語・韓国語に対応。目的地までの経路や所要時間、時刻表、バス停の位置などが分かる便利なサイトなので、活用すればスムーズな移動が可能になります。

1日乗りほーだいきっぷ
料金:大人800円、子ども400円

3.道東の豊かな自然を満喫できる「釧路・根室・羅臼 4/7daysフリーパス」

3.道東の豊かな自然を満喫できる「釧路・根室・羅臼 4/7daysフリーパス」

釧路・根室・羅臼 4/7daysフリーパス」は、たんちょう釧路空港や根室中標津空港空港連絡バスや、道東の都市間を結ぶバス路線が4日間も乗り放題になるフリーパス。阿寒バス・くしろバス・根室バス3社が共同で提供するパスで、範囲内の2つの空港やバスターミナルを含む6カ所で販売しています。

利用をスタートした日から1週間のうち4日間、指定路線の自由な乗り降りが可能です。また、区間外の路線でもパスを持っていれば乗車料金が割引になるオプションもあり、広い道東をお得に周遊できます。例えば、たんちょう釧路空港を起点に釧路・根室・中標津・羅臼を巡る場合4,480円もお得。ただし、釧路―根室間のバスは事前予約が必要なので、しっかり調べて利用しましょう。

釧路・根室・羅臼 4/7daysフリーパス
料金:大人9,000円、子ども4,500円
電話:
くしろバス株式会社0154-36-8181
根室交通株式会社0153-24-2202
阿寒バス株式会社0154-37-8651

4.地下鉄で札幌市内を楽しく巡ろう「1日乗車券」「ドニチカキップ」

4.地下鉄で札幌市内を楽しく巡ろう「1日乗車券」「ドニチカキップ」

■地下鉄専用1日乗車券(札幌市内の地下鉄全線)
札幌市内を走る地下鉄南北線、東西線、東豊線の3線が、1日中乗り放題になる乗車券。地下鉄各駅の駅事務室や定期券発売所だけでなく、各駅の券売機でも購入することができるうえ、事前にも使用当日にも購入できる手軽なチケットです。地下鉄の初乗りの乗車料金が大人210円なので、4回以上地下鉄を利用すれば元がとれます。

地下鉄専用1日乗車券
料金:大人830円、子ども420円

■ドニチカキップ(札幌市内の地下鉄全線)
こちらは、土日、祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)で札幌の地下鉄3線が1日乗り放題になるチケットです。購入場所は1日乗車券と同じですが、料金は大人520円、子ども260円とさらにリーズナブルで、3回以上乗車する、あるいは大通〜真駒内の往復など区間を長く乗る予定の時は、普通に切符を買うよりお得になります。

地下鉄の券売機は英語表示にも対応しています。不明な時は改札近くなどにある駅員室に声をかけてみましょう。

ドニチカキップ
料金:大人520円、子ども260円

5.市電でのんびり札幌中心部散歩「どサンこパス」「路面電車1日乗車券」

5.市電でのんびり札幌中心部散歩「どサンこパス」「路面電車1日乗車券」

■どサンこパス(市電全区間)
市電は、西4丁目停留所から出発するループ線で、外回りと内回りの2線があり、札幌の中心街をごとんごとんと心地よいスピードで走るので、街並みを楽しみたい人にはおススメ。「どさんこパス」は土日、祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)に利用できる市電1日乗車券で、購入当日のみ利用でき、1枚購入すれば親子で利用することができます。

購入場所は、市電の車内や市電との乗り継ぎができる地下鉄駅の窓口、大通駅の定期券発売所です。市電は全区間200円なので、2回乗るだけでお得に。中島公園や藻岩山ロープウェイの入り口に近い電停などがあり、観光に便利に使えるでしょう。

どサンこパス
料金:370円(1枚で大人1人・子ども1人が利用可能)

■路面電車1日乗車券(市電全区間)
平日にも利用できる市電の1日乗車券で、こちらも購入当日のみ有効。2020年3月末日までの期間限定で販売しており、どサンこパスと同じ場所で購入が可能です。3回以上市電を利用すればお得になるので、気になる場所でふらりと途中下車して街歩きを楽しみましょう。

市電車内の路線図ポスターや料金ステッカーは、英語や中国語・韓国語でも表記されているほか、車内アナウンスが英語でも流れます。

路面電車1日乗車券
料金:大人500円、子ども250円

紹介したほかにも、各地域の交通機関にフリーパスがあり、観光シーズン限定で登場するものも。目的地が決まっている場合は往復割引などのお得な切符としっかり比較が必要ですが、周遊の場合は乗り降り自由なパスを用意しておくと、行ってみたくなった場所に行きやすくなり、旅の可能性が広がります。また、乗り物内や販売所でそれぞれインバウンド対応もあるので、詳しくはホームページや窓口などに尋ねてみましょう。情報を集めてお得にいろいろな観光地をまわり、北海道の広さと美しさを実感してください。

Text by:みんなのことば舎

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