HOME 北海道 北海道 札幌・千歳 冬は何を着たらいい?「北海道の寒さ対策」で知っておきたい4つのこと
冬は何を着たらいい?「北海道の寒さ対策」で知っておきたい4つのこと

冬は何を着たらいい?「北海道の寒さ対策」で知っておきたい4つのこと

更新日: 2020/11/06

日本には四季がありますが、北海道の秋は駆け足。あっという間に寒い寒い冬を迎えます。さらに北海道では、大量の雪も降ります! 現地の気候は旅行前に必ず調べていきたいところですが、寒さや雪対策の想像がつかない方もいるはずです。

現地在住の編集者が、実体験からくる北海道の気候の解説と、防寒対策のポイントをお教えします。

目次
  1. 10月にもはや聞こえる冬の足音
  2. 対策1:服の素材に気をつけるべし
  3. 対策2:手袋・帽子・マフラーは必須
  4. 対策3:その靴は本当に「冬靴」ですか?
  5. 対策4:街中・交通機関で厚着は禁物⁉

10月にもはや聞こえる冬の足音

10月にもはや聞こえる冬の足音

北海道と東京都、両方の冬を体験したことのある筆者からすると、北海道は10月下旬にはすでに冬に差し掛かっているといっていいでしょう。近年は遅くなる傾向がありますが、今年は少し遅めですが、平年値では10月下旬には初雪が降っているのです。

札幌の平均気温を見ていくと、10月は前半が暖かいので平均気温が11.8度と二桁ありますが、11月には4.9度。12月〜2月までは氷点下の気温が続きます。

美しい雪と氷の世界を見たいと思ったら、氷点下10度、20度といった厳寒を覚悟しなければいけません。屋外で長時間を過ごす場合は、しっかりしたスノーウェアなどの装備を用意した方がいいでしょう。

市街地や観光地を旅するのであればそこまでの準備は必要ないですが、逆に何を着ていいのかわからなくなりがち。次にいくつか対策ポイントを挙げていきます。

対策1:服の素材に気をつけるべし

対策1:服の素材に気をつけるべし

まず厳寒期の服装の基本は、保温性の高いアイテムから始まります。アウターは厚手のダウンジャケットや冬用のコートで。厚着というと上半身に意識が行きがちですが、ボトムスも気を抜かず、ウール素材やコーデュロイのパンツを選びましょう。綿素材、特にデニムはものすごく冷えます! 

女性でスカート等をはく場合は、タイツは必ず80デニール以上の肌の透けないもの、寒さの厳しい日には110デニール超やウール素材のタイツがおすすめです。

ウィンタースポーツやアクティビティなどをする際には、防寒と共に汗対策も重要です。汗をかきっぱなしでは体が余計に冷えてしまうので、インナーの交換は必須。背中にタオルを入れておき、汗を吸ったら取り除くという対策は、よく地元民が行う工夫です。

激しい運動をしなくても、屋外で過ごす日はインナーには注意したいところで、汗を吸った後に冷える綿素材のものは避けたほうがいいでしょう。

対策2:手袋・帽子・マフラーは必須

対策2:手袋・帽子・マフラーは必須

防寒対策の基本その2は、肌が外気にさらされる所を作らないこと。北海道の冬の冷気は「寒い」ではなく「痛い」といわれるほどですから、外出時に手袋・帽子・マフラー(ストール・スヌードもOK)の3点セットは必須です。

特に帽子は雪対策にも重要。「アウターにフードがあるから大丈夫」と考えがちですが、フードだけでは風がある日に耳がものすごく痛いです。ヘアスタイルが気になる場合は、フード+イヤーマフを活用するといいでしょう。

対策3:その靴は本当に「冬靴」ですか?

対策3:その靴は本当に「冬靴」ですか?

足元はブーツが断然あったか、ムートンブーツや裏起毛のブーツはそれだけで足元の防寒が済んでしまいそうな便利さです。しかし、ここにも落とし穴。そのブーツの靴裏を見てみましょう……凹凸が小さいもの、硬い靴裏素材のものでは、雪や氷の上を歩けません! 

靴に装着できる滑り止めがコンビニなどでも売っているのでそれを買うか、または冬靴を現地調達してしまうのも手です。

また、北海道の雪はサラサラといわれますが、いざ来てみれば街中はビチャビチャの水たまりだらけ…ということもよくあります。ロードヒーティングや融雪剤で雪を融かすためです。

中まで水がしみ込んでしまうこともあるので、旅行前にはかならずしっかりと防水スプレーをかけて対策をしていきましょう。

対策4:街中・交通機関で厚着は禁物⁉

対策4:街中・交通機関で厚着は禁物⁉

もう一つ北海道、特に札幌ならではの注意事項があります。 それは屋内外の寒暖差。建物が断熱性に優れ、さらに暖房も惜しまないため、外がどんなに寒い日も屋内はいつでも暖かいのです。交通機関も“強暖房”の傾向があります。電車や商業施設の中で大汗をかいてしまい、ホテルまで少し外を歩く間にかぜを引いてしまうなんてことも。

街中を散策する日は、すぐに脱ぎ着して調節できるアイテム選びを心がけましょう。厚手のダウンの下がTシャツ1枚とか、インナーの上に厚手ニット1枚しか着ていないとか、脱げない格好をしてしまうと大変なことになります。


Text by:みんなのことば舎

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