旅先でのお楽しみとして、食事やショッピングとともに人気を集めているのが、ガラスやキャンドル、オルゴール作りといった体験ができる施設です。
今回は、親子でも参加できるオススメの体験スポットをご紹介。見て回るだけでは得られない、素敵な旅の思い出を作ってみませんか?
1)小樽観光の定番「北一硝子」花園店でガラスを手づくり
歴史ある古い建物が数多く残る小樽は、ガラスの街として古くから知られてきました。かつて、ニシン漁が盛んだった頃、漁具としてガラス製の浮き球や石油ランプなどの需要があり、ガラス製品の製造が盛んに行われていたのです。1901年に石油ランプの製造を始めた浅原硝子がその草分けで、現在も「北一硝子」として、地元の人々や国内外からの観光客に親しまれています。
種類も豊富なガラス製品を販売し、いまや小樽のおみやげ店の定番とも言える北一硝子ですが、「北一硝子 花園店」で行われるガラス彫刻とトンボ玉アレンジメント体験も人気を集めています。
ガラスの表面に砂を吹き付け、好みの模様を描くガラス彫刻は、所要時間1~2時間で、料金はグラス代を含み2250円から。そのまま持ち帰りが可能です。
もっと手軽に楽しみたいなら、20〜30分程度で完成する、トンボ玉アレンジメントもおすすめ。穴の開いたガラスビーズ(トンボ玉)とパーツを組み合わせて、ストラップやヘアゴム、ペンダントを作るコースで、料金は1000円から楽しめます。
北一硝子では、堺町通りにある「北一硝子 見学硝子工房」で、吹きガラスとバーナー細工の製作風景を見学することもできるので、こちらも注目です。
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北一硝子 花園店
- 住所 〒047-0024 北海道小樽市花園1-6-10
- 電話 0134-33-1991
料金:見学無料、体験は900円〜(別途商品代金1350円~)
※希望者多数の場合は人数制限あり。事前予約を推奨
言語対応:英語マニュアルあり
時間:10:00〜19:00(体験は10:30〜最終受付16:30)
休み:元日
アクセス:JR:函館本線小樽駅から徒歩10分
2)本格的な吹きガラスを楽しむ「硝子工房NAKAMORI」
本格的なガラス制作なら、「硝子工房NAKAMORI」で、吹きガラスに挑戦してみてはいかがでしょう? 吹きガラスとは、パイプ管の先に溶けたガラスを巻き付けて、息を吹き込みながら膨らませる手法。ブルーやピンクなど8色のガラスから好きな色を選んで、グラスか一輪挿しのどちらかを制作できます。スタッフが横について丁寧にサポートしてくれるので、4歳以上であれば誰でも体験可能です。
高温で溶けたガラスが少しずつ形になっていく様子には思わず興奮。ついつい夢中になってしまいます。特に決まった型がないので、完成形もさまざま。個性的な仕上がりに自然と愛着が湧いて、いつもの飲み物も特別な美味しさに感じられるかもしれませんね。
所要時間は約20分で2700円から。完成した製品は冷まして、翌日の午後からの引き渡しか、郵送(送料別途)になるので、事前の予約がおすすめです。
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硝子工房NAKAMORI
- 住所 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3-11-4 小樽中央卸市場内
- 電話 0134-27-6475
料金:体験は2700円〜
※予約推奨
言語対応:英語可能(カタコト英語とジェスチャー)
時間:9:30〜18:00
休み:日曜
アクセス:JR小樽駅から徒歩5分
3)街の魅力と歴史を紹介する「人力車のえびす屋」
小樽の街中に多く見られるのが、威勢良く走る人力車の姿。人力車とは車夫が引いて走る、人を乗せる二輪車のことです。1869年に東京 日本橋で考案され、その快適な乗り心地から、明治から昭和初期(1870年代~1920年代後半)にかけて、移動手段として広く普及していました。
現在は観光地で用いられており、全国展開をしている観光人力車のえびす屋では、小樽の街並みを楽しむ4ルートを用意しています。12〜13分で小樽運河周辺をぐるりと巡るコースや、北運河を中心としたレトロな街並みを楽しむ30分コース、歴史的建造物を巡る60分コース、そして小樽市博物館の入館を含む120分の貸し切りコースがあるので、行きたい場所や時間など、旅の目的に合わせて選べます。
小樽の街を知り尽くした車夫たちは、毎日走りながら情報交換をしているので、時にはガイドブックに載らない穴場の紹介や、その日、その時1番の風景へと案内してくれます。
中には、英語でガイドができる車夫もいるので、快適な乗り心地の人力車で、街巡りを楽しんでみてはいかがでしょう。
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人力車のえびす屋 小樽店
- 住所 〒047-0031 北海道小樽市色内2-8-7
- 電話 0134-27-7771
料金:1名3000円〜、2名4000円~
言語対応:英語可能な車夫が数名在籍
時間:9:00〜日没(シーズンにより変動あり)
休み:無休
アクセス:JR小樽駅から徒歩15分
4)酒造り&試飲を楽しむ老舗の「田中酒造 亀甲蔵」
近年、世界的に話題となっている「日本食」。それに伴い、日本酒=「SAKE」の海外での関心も高まっています。日本酒の造り酒屋として、小樽の地で約120年の歴史を誇るこちら「田中酒造」も、近年、海外から訪れる方が増えている人気のスポットです。
1905年頃に建てられた木骨石蔵倉庫を利用した「田中酒造 亀甲蔵(きっこうぐら)」で行われている酒蔵では、小樽の涼しい気候を利用して1年中酒の仕込みが行われており、その様子をガラス越しに見学することができます。
酒造りをする上で重要な「仕込み水」には、地下約70mから汲み上げた小樽天狗山の伏流水を使用しており、春から秋にかけては、敷地内で飲むこともできます。
酒蔵では代表的な日本酒「宝川(たからがわ)」(しぼりたて生原酒720ml 2265円~)をはじめ、季節限定酒や蔵限定酒などのさまざまな酒が造られており、いずれも試飲が可能。厳かな雰囲気が漂う蔵の中を見学したら、お土産選びも兼ねて1つひとつの味わいを飲み比べながら、お気に入りの銘柄を探してみて。
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田中酒造 亀甲蔵
- 住所 〒047-0016 北海道小樽市信香町2-2
- 電話 0134-21-2390
料金:入場無料(見学の場合、団体は要予約)
言語対応:英語、中国語、韓国語はパンフレットにて案内。中国語スタッフ1名在籍
時間:9:00~18:00(見学は9:00〜17:30)
休み:無休
アクセス:JR南小樽駅から徒歩5分
5)「小樽オルゴール堂」の手作り体験専門店で好みの曲でオルゴール作り
ガラス製品とともに、小樽みやげとして人気が高いのが、独特の音色を奏でるオルゴールです。1912年に建てられたレンガ造りの建物を再利用している「小樽オルゴール堂 本館」は、ノスタルジックな空間の中で、大小さまざまなオルゴールを展示販売している人気スポットです。
また本館のすぐ近くにある「手作り体験 遊工房」では、世界に1つだけのオリジナルのオルゴール作りができ、国内はもちろん、海外から訪れる人々からも人気を集めています。
工程は簡単で、好きな曲が入っているオルゴールの本体を探して、デコレーションしたいトッピングを選んで組み合わせるだけ。本体は木の箱やクリアケース、手回しタイプ、台座型などがあり、選べる曲も100種類以上。トッピング用のガラス細工小物も動物や人形、木や花など種類が多いので、どれにしようか迷ってしまいます。自分の分はもちろん、家族や友人の顔を浮かべながら、イメージに合う曲を選んで作ってみてはいかがでしょう。
工程は約30分。作品が乾燥するまでにさらに30分程かかるので、オルゴールの完成を待っている間に、本館でおみやげ探しをするというのもいいですね。
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小樽オルゴール堂 手作り体験 遊工房
- 住所 〒047-0021 北海道小樽市入船1-1-5
- 電話 0134-21-3101
料金:入店無料、オルゴール制作体験は約1500円~(予約不要)
言語対応:手作り体験は英語のインストラクション
時間:9:00~18:00(受付時間は~16:30)
休み:なし
アクセス:JR南小樽駅から徒歩5分
6)揺らめく灯りに癒される「小樽キャンドル工房」
インテリア雑貨としても親しまれ、年代や男女問わずファンの多いキャンドル。「小樽キャンドル工房」では、オリジナルが多数販売されているほか、自分好みのキャンドルを作るキャンドルづくりの体験が人気です。
ここではまるでスイーツのようなかわいらしいキャンドルを、30分程度の時間で作ることができます(その後、冷却時間が30分かかります)。メニューはカラフルなグラデーションを楽しめるアロマピラーキャンドル作りなど5コース。
製作時間30分(プラス冷却30分)の体験(3240円)で作ることができる、本物のドライオレンジやドライフラワーをロウソクの中に入れるボタニカルキャンドル(写真)はインテリアにぴったり。
近ごろは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを組み合わせるアロマワックスバー作りも注目を集めています。こちらは火を灯さずに香りを楽しむものなので、いつまでも形に残ることから、お土産にもおすすめです。
体験は毎日行っており、空いていれば予約なしでも参加が可能。自分だけのキャンドルをお部屋に飾り、そのやさしい香りに包まれながら小樽の思い出に浸ってみるのもいいですね。
料金:入店無料、体験は2160円~
※キャンドル制作は予約不要。スノードーム教室のみ時間限定、要予約
言語対応:キャンドル制作は英語マニュアルあり。スノードーム教室は未対応
時間:10:00~18:30、体験受付は10:00~17:00
休み:年末年始
アクセス:JR小樽駅から徒歩15分
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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