HOME 北海道 北海道 登別・洞爺湖 【できたて&限定】グルメ通に話題のチーズと夏だけの絶景・雲海を求めて「登別温泉」へ行こう!
【できたて&限定】グルメ通に話題のチーズと夏だけの絶景・雲海を求めて「登別温泉」へ行こう!

【できたて&限定】グルメ通に話題のチーズと夏だけの絶景・雲海を求めて「登別温泉」へ行こう!

更新日: 2020/03/11

登別温泉は北海道の代表的な観光地。温泉街のホテルなどで温泉入浴を楽しんだり近隣を散策したり、温泉情緒溢れる過ごし方を楽しめる。

さらに、登別温泉周辺には、ロープウェイや車などを使ってアクセスする名所がいくつもある。今回は、おすすめのスポットを3カ所、紹介しよう。

ヒグマへのエサやりは迫力満点!「のぼりべつクマ牧場」

ヒグマへのエサやりは迫力満点!「のぼりべつクマ牧場」

のぼりべつクマ牧場は、通称「クマ山」と呼ばれている四方嶺(しほうれい)という山の上にある観光施設。山頂へ通じる道路がないためロープウェイ(大人往復2592円、入園料込、所要片道7分)でのみ行くことができる。

ロープウェイ乗り場は温泉街から歩いて数分とアクセスは容易。温泉街のホテルなどとロープウェイ乗り場を結ぶ無料送迎バスもあるので、訪れる人が多い定番の観光スポットだ。

小型ゴンドラが頻繁にやってくるので、比較的待つことなく乗車できる
小型ゴンドラが頻繁にやってくるので、比較的待つことなく乗車できる

クマ科では世界最大級のクマで、北海道に生息しているヒグマ約100頭を放し飼いにしている。見学スポットのメインは、オスのヒグマがいる第一牧場と、メスのヒグマがいる第二牧場。ロープウェイの山頂駅で下車してすぐ近くにある第二牧場から見学してみよう。

柵の前に立って見下ろすような恰好でヒグマを眺めることができる。のぞいてみると、ヒグマが手招きをしたり、手をたたいたりしながらこちらを向いている!

ヒグマは、エサをもらえると思っておねだりをしているのだ。施設内では「クマのおやつ」と称して、ヒグマへ与えるエサを販売している。

クッキー1袋100円、鮭トバ(鮭を乾燥させたもの)1袋300円。手が汚れないようにとビニールの手袋の提供もある
クッキー1袋100円、鮭トバ(鮭を乾燥させたもの)1袋300円。手が汚れないようにとビニールの手袋の提供もある
おねだりするヒグマへエサをあげよう!
おねだりするヒグマへエサをあげよう!

エサを投げ入れると、器用に両手でキャッチするヒグマがいたり、口をあけてパクっとくわえようとするヒグマがいたり、とても可愛い!「世界最大級の熊」とは思えない愛嬌のよさだ。なかには、鉄でできた木のオブジェの上までよじ登りおねだりするヒグマも。目と目が合う距離感でドキドキ!

のぼりべつクマ牧場では、もっとドキドキする体験を楽しめる。それが、第一牧場にある「ヒトのオリ」からの見学だ。
地下通路を通り抜けると、出た先は第一牧場のど真ん中!ガラス張りの部屋で、周囲には巨大のオスのヒグマが闊歩しているのだ。

ガラスを隔てているとはいえ、爪先や毛並みまでくっきり見える距離感だ。ガラス窓の上下には金属の管があり、ここからクッキータイプのエサを与えることが可能。管の先でヒグマがパクリと口にする時の衝撃や息づかいが伝わり、かなり迫力ある体験だ。

このほか、ヒグマの生態を研究した資料を展示している「ヒグマ博物館」や、北海道の先住民アイヌ民族の文化を伝える「アイヌコタン」などもある。こちらもぜひ見学してみよう。

料金:ロープウェイ大人往復2592円(入園料込)
時間:4月1日~6月30日8:30~16:30、7月1日~9月30日8:00~17:00、10月1日~1月31日8:30~16:30、2月1日~3月31日8:30~16:00※入園券(ロープウェイ乗車券)販売終了は営業終了時間の40分前。
休み:なし※悪天候などによるロープウェイ運休時や整備点検時は閉園

※2018年度は長期運休予定なし。2019年度は4月初旬~下旬に20日間程度長期運休あり。詳しくはHPにて随時公開。
アクセス:ロープウェイ乗り場までは、道央自動車道・登別東ICから車で10分

チーズとソフトクリームが絶品!「のぼりべつ酪農館」

チーズとソフトクリームが絶品!「のぼりべつ酪農館」

牛乳やチーズ、ソフトクリーム、プリンなどを製造・販売している「のぼりべつ酪農館」。「乳製品はどれもが高品質」だと、グルメ通の人たちの間で話題のチーズ工房だ。お土産を購入できるほか、ソフトクリームなどをその場で食べることができる。

登別温泉街から車で、約10分で行くことができるので、登別温泉観光の際にはぜひ訪れたいところだ。なお、路線バスは通っていないので、タクシーかレンタカーで訪れよう。

1997年に廃校となった学校の校舎を再利用している
1997年に廃校となった学校の校舎を再利用している

乳製品は、地元の酪農家がほぼ自給飼料で育てた放牧牛から搾られた生乳のみ使用。高品質な生乳を傷めないよう低温殺菌することで、ミルク本来のコクと甘みを引き出しているそうだ。

乳脂肪分は低めのため、コクと甘みがありつつもスッキリした味わい。温泉に入った後の湯上がりにおすすめなのが、「のむフロマージュ」。

のむフロマージュ(各240円)。プレーン味(中)、ポリフェノール成分が多い果実であるアロニア入り(右)、免疫機能を高める働きがあるフコイダンを多く含むガゴメ昆布入り(左)の3種類
のむフロマージュ(各240円)。プレーン味(中)、ポリフェノール成分が多い果実であるアロニア入り(右)、免疫機能を高める働きがあるフコイダンを多く含むガゴメ昆布入り(左)の3種類

ヨーグルトドリンクの感覚で味わえる、チーズのドリンク。とろりとした舌ざわりながらすっきり飲める。チーズの風味がほどよく口に残りつつも後味さっぱり。カルシウムやミネラルの含有率や吸収性が同量の牛乳やヨーグルトより数倍優れているそう!

ウォッシュタイプやハードタイプといったチーズも数多く揃う。一部は試食可能なので、好みの味を探してみよう!

「ルーナ」(800円)は、滑らかでやさしい味わいのウォッシュタイプ。赤ワインにピッタリ!
「ルーナ」(800円)は、滑らかでやさしい味わいのウォッシュタイプ。赤ワインにピッタリ!

チーズのほかにも、こだわり生乳と北海道産ジャガイモから作った水あめを使用したソフトクリーム(330円)もおすすめ!

ミルクのコクと甘みが引き立つ
ミルクのコクと甘みが引き立つ

こだわりの乳製品を求めて訪れる人が絶えないチーズ工房。牛乳と飲むフロマージュなど一部の商品は登別温泉街にあるコンビニなどで買うことも可能だが、チーズやソフトクリームなどは工房でのみ。ぜひ訪れてみて!

  • のぼりべつ酪農館
    • 住所 〒059-0461 北海道登別市札内町73-3
    • 電話 0143-85-3184
    • 時間:10:00~16:00
      休み:年末年始
      アクセス:道央自動車道・登別東ICより車で15分、登別温泉街から車で10分

雲上の絶景を見ることができるかも!?「オロフレ峠展望台」

オロフレ峠展望台からの雲海
オロフレ峠展望台からの雲海

最後に紹介するのは穴場の眺望スポット、「オロフレ峠展望台」だ。近年、雲海が見られるスポットとして人気を集めている。

オロフレ峠は登別温泉洞爺湖温泉を結ぶ道路の中間地点にある峠。登別温泉街から車で、約40分でアクセスできる。路線バスは通っていないので、レンタカーで訪れるのが一般的。運転できない人はタクシーで。

観光バスでも通ることができる道幅なので、通常の乗用車なら難なく通ることができる
観光バスでも通ることができる道幅なので、通常の乗用車なら難なく通ることができる
長いトンネルの入口。左上の白っぽい崖の上付近にオロフレ峠展望台がある
長いトンネルの入口。左上の白っぽい崖の上付近にオロフレ峠展望台がある

この峠道はかつて北海道屈指の難所と言われていたが、現在は峠の頂上付近に長いトンネルがあり、通行しやすくなった。とはいえ、トンネルまではクネクネとしたカーブが連続するうえ勾配がきついところもあるので運転は慎重に。

登別温泉からは、洞爺湖温泉と書いてある方向へ進もう
登別温泉からは、洞爺湖温泉と書いてある方向へ進もう

登別温泉街から行く場合、峠の頂上付近にある長いトンネルを抜けさらに2、3分進むと、左に曲がる道がある。標識などは出ていないが、分岐する道はここ以外ないので、勢いよく走って通過してしまわない限り見落とすことはないだろう。

左に曲がるところの様子。ここを曲がってからはそのまま道なりに数分進むと展望台に到着
左に曲がるところの様子。ここを曲がってからはそのまま道なりに数分進むと展望台に到着

空気が澄んで晴れた日に登別温泉側を見ると、遠くには連なる山々、その先には太平洋が広がる。洞爺湖温泉側を見ると、別名「蝦夷富士」ともよばれる羊蹄山や洞爺湖を望む。

眼下に今通ってきた道も見える
眼下に今通ってきた道も見える

さらに、早朝には大雲海が広がることも!雲海を見ることができるかどうかは運次第。登別温泉街が曇や霧の早朝、峠では絶景が広がっていることもあるそう。絶景を狙って早起きしてみる価値はあり!

  • オロフレ峠展望台
    • 住所 〒059-0553 北海道登別市登別温泉町カルルス町
    • 電話 0143-84-3311
    • 休み:例年11月~6月上旬まで冬季通行止にて立入不可
      アクセス:道央自動車道・登別東ICより車で50分、登別温泉街より車で40分

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