登別温泉は北海道の代表的な観光地。温泉街のホテルなどで温泉入浴を楽しんだり近隣を散策したり、温泉情緒溢れる過ごし方を楽しめる。
さらに、登別温泉周辺には、ロープウェイや車などを使ってアクセスする名所がいくつもある。今回は、おすすめのスポットを3カ所、紹介しよう。
ヒグマへのエサやりは迫力満点!「のぼりべつクマ牧場」
のぼりべつクマ牧場は、通称「クマ山」と呼ばれている四方嶺(しほうれい)という山の上にある観光施設。山頂へ通じる道路がないためロープウェイ(大人往復2592円、入園料込、所要片道7分)でのみ行くことができる。
ロープウェイ乗り場は温泉街から歩いて数分とアクセスは容易。温泉街のホテルなどとロープウェイ乗り場を結ぶ無料送迎バスもあるので、訪れる人が多い定番の観光スポットだ。
クマ科では世界最大級のクマで、北海道に生息しているヒグマ約100頭を放し飼いにしている。見学スポットのメインは、オスのヒグマがいる第一牧場と、メスのヒグマがいる第二牧場。ロープウェイの山頂駅で下車してすぐ近くにある第二牧場から見学してみよう。
柵の前に立って見下ろすような恰好でヒグマを眺めることができる。のぞいてみると、ヒグマが手招きをしたり、手をたたいたりしながらこちらを向いている!
ヒグマは、エサをもらえると思っておねだりをしているのだ。施設内では「クマのおやつ」と称して、ヒグマへ与えるエサを販売している。
エサを投げ入れると、器用に両手でキャッチするヒグマがいたり、口をあけてパクっとくわえようとするヒグマがいたり、とても可愛い!「世界最大級の熊」とは思えない愛嬌のよさだ。なかには、鉄でできた木のオブジェの上までよじ登りおねだりするヒグマも。目と目が合う距離感でドキドキ!
のぼりべつクマ牧場では、もっとドキドキする体験を楽しめる。それが、第一牧場にある「ヒトのオリ」からの見学だ。
地下通路を通り抜けると、出た先は第一牧場のど真ん中!ガラス張りの部屋で、周囲には巨大のオスのヒグマが闊歩しているのだ。
ガラスを隔てているとはいえ、爪先や毛並みまでくっきり見える距離感だ。ガラス窓の上下には金属の管があり、ここからクッキータイプのエサを与えることが可能。管の先でヒグマがパクリと口にする時の衝撃や息づかいが伝わり、かなり迫力ある体験だ。
このほか、ヒグマの生態を研究した資料を展示している「ヒグマ博物館」や、北海道の先住民アイヌ民族の文化を伝える「アイヌコタン」などもある。こちらもぜひ見学してみよう。
料金:ロープウェイ大人往復2592円(入園料込)
時間:4月1日~6月30日8:30~16:30、7月1日~9月30日8:00~17:00、10月1日~1月31日8:30~16:30、2月1日~3月31日8:30~16:00※入園券(ロープウェイ乗車券)販売終了は営業終了時間の40分前。
休み:なし※悪天候などによるロープウェイ運休時や整備点検時は閉園
※2018年度は長期運休予定なし。2019年度は4月初旬~下旬に20日間程度長期運休あり。詳しくはHPにて随時公開。
アクセス:ロープウェイ乗り場までは、道央自動車道・登別東ICから車で10分
チーズとソフトクリームが絶品!「のぼりべつ酪農館」
牛乳やチーズ、ソフトクリーム、プリンなどを製造・販売している「のぼりべつ酪農館」。「乳製品はどれもが高品質」だと、グルメ通の人たちの間で話題のチーズ工房だ。お土産を購入できるほか、ソフトクリームなどをその場で食べることができる。
登別温泉街から車で、約10分で行くことができるので、登別温泉観光の際にはぜひ訪れたいところだ。なお、路線バスは通っていないので、タクシーかレンタカーで訪れよう。
乳製品は、地元の酪農家がほぼ自給飼料で育てた放牧牛から搾られた生乳のみ使用。高品質な生乳を傷めないよう低温殺菌することで、ミルク本来のコクと甘みを引き出しているそうだ。
乳脂肪分は低めのため、コクと甘みがありつつもスッキリした味わい。温泉に入った後の湯上がりにおすすめなのが、「のむフロマージュ」。
ヨーグルトドリンクの感覚で味わえる、チーズのドリンク。とろりとした舌ざわりながらすっきり飲める。チーズの風味がほどよく口に残りつつも後味さっぱり。カルシウムやミネラルの含有率や吸収性が同量の牛乳やヨーグルトより数倍優れているそう!
ウォッシュタイプやハードタイプといったチーズも数多く揃う。一部は試食可能なので、好みの味を探してみよう!
チーズのほかにも、こだわり生乳と北海道産ジャガイモから作った水あめを使用したソフトクリーム(330円)もおすすめ!
こだわりの乳製品を求めて訪れる人が絶えないチーズ工房。牛乳と飲むフロマージュなど一部の商品は登別温泉街にあるコンビニなどで買うことも可能だが、チーズやソフトクリームなどは工房でのみ。ぜひ訪れてみて!
-
のぼりべつ酪農館
- 住所 〒059-0461 北海道登別市札内町73-3
- 電話 0143-85-3184
時間:10:00~16:00
休み:年末年始
アクセス:道央自動車道・登別東ICより車で15分、登別温泉街から車で10分
雲上の絶景を見ることができるかも!?「オロフレ峠展望台」
最後に紹介するのは穴場の眺望スポット、「オロフレ峠展望台」だ。近年、雲海が見られるスポットとして人気を集めている。
オロフレ峠は登別温泉と洞爺湖温泉を結ぶ道路の中間地点にある峠。登別温泉街から車で、約40分でアクセスできる。路線バスは通っていないので、レンタカーで訪れるのが一般的。運転できない人はタクシーで。
この峠道はかつて北海道屈指の難所と言われていたが、現在は峠の頂上付近に長いトンネルがあり、通行しやすくなった。とはいえ、トンネルまではクネクネとしたカーブが連続するうえ勾配がきついところもあるので運転は慎重に。
登別温泉街から行く場合、峠の頂上付近にある長いトンネルを抜けさらに2、3分進むと、左に曲がる道がある。標識などは出ていないが、分岐する道はここ以外ないので、勢いよく走って通過してしまわない限り見落とすことはないだろう。
空気が澄んで晴れた日に登別温泉側を見ると、遠くには連なる山々、その先には太平洋が広がる。洞爺湖温泉側を見ると、別名「蝦夷富士」ともよばれる羊蹄山や洞爺湖を望む。
さらに、早朝には大雲海が広がることも!雲海を見ることができるかどうかは運次第。登別温泉街が曇や霧の早朝、峠では絶景が広がっていることもあるそう。絶景を狙って早起きしてみる価値はあり!
-
オロフレ峠展望台
- 住所 〒059-0553 北海道登別市登別温泉町カルルス町
- 電話 0143-84-3311
休み:例年11月~6月上旬まで冬季通行止にて立入不可
アクセス:道央自動車道・登別東ICより車で50分、登別温泉街より車で40分
- エリア
- カテゴリ
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
-
富良野だけじゃない!夏の札幌でラベンダーの絶景を楽しむ1日旅行プラン
by: 株式会社みんなのことば舎
-
大自然の恵みを全身で浴びよう!「北海道・旭岳エリア」やるべきこと観光ガイド
by: 株式会社みんなのことば舎
-
小樽 | 朝食が美味しいおすすめホテル5選!旅行のプロが厳選&選び方のコツを伝授
-
大自然を歩いて学ぶ!夏の北海道・大雪山国立公園の旭岳「姿見ガイドウォーク」の魅力
by: 株式会社みんなのことば舎
-
ニセコで体験すべき絶景熱気球係留フライト!自然を空中から眺める贅沢時間
by: 株式会社みんなのことば舎
-
朝から夜まで楽しめる!グリーンシーズンのニセコエリアでやるべきこと
by: 株式会社みんなのことば舎