ニセコエリアは、日本有数のリゾート地です。夏はラフティングやトレッキング、冬はスキーやスノーボードなど一年中アウトドアが楽しめるほか、農業や酪農が盛んで食べ物もおいしく、疲れを癒す温泉も豊富にあるなど、長期間滞在しても飽きることがない魅力に満ちています。
観光からグルメまで、ニセコエリアで楽しみたいことを10選ご紹介します。
- 目次
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- 1.世界的リゾート「ニセコ グラン・ヒラフ」の夏と冬を楽しむ
- 2.「ニセコアンヌプリ国際スキー場」で冬はパウダースノー三昧
- 3.羊蹄山を背に「ラフティング」を楽しむ
- 4.なぜここに?「第2有島ダチョウ牧場」で癒される
- 5.道の駅「ニセコビュープラザ」で知る・買う・食べる
- 6.親子で切り盛り、ニセコから世界へ「ニセコチーズ工房」
- 7.ニセコビレッジ自然体験グラウンド「ピュア」で、様々なアクティビティを体験
- 8.一度は登ってみたい!羊蹄山登山に挑戦
- 9.長い時間をかけてろ過された「羊蹄山の湧き水」を水真狩村で汲む
- 10.野趣あふれる温泉「ニセコ五色温泉」に浸かる
- 新幹線の開通や高速道路の延長も計画されています
1.世界的リゾート「ニセコ グラン・ヒラフ」の夏と冬を楽しむ
「ニセコ グラン・ヒラフ」は、ニセコエリアでもっとも規模の大きなゲレンデです。ふわりと舞い上がる粉雪や、正面に羊蹄山が広がる雄大な光景に、誰もが驚きと感動を覚えることでしょう。22コース、リフト数13本を誇るほか、隣接するニセコHANAZONOリゾートも共通のチケットで滑走可能。スケールが大きすぎて1日だけではすべてのコースを滑り切るのは困難です。数日間滞在して、パウダースノーを堪能してください。
夏も楽しめます。毎年7月中旬から9月下旬にかけて「サマーゴンドラ」を運行。標高差500メートルを一気に駆け上がりニセコアンヌプリ中腹へ誘います。羊蹄山を一望できるスポットに、「丘の上の展望ベッド~ニセコシエスタ」が設けられ、大型のベッドやソファーに座って大自然を満喫できます。アクティブ派には、つづら折りのコースをMTBで行くフロートレイルがおすすめです。
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ニセコ グラン・ヒラフ
- 住所 〒044-0081 北海道虻田郡倶知安町山田204
- 電話 0136-22-0109
2.「ニセコアンヌプリ国際スキー場」で冬はパウダースノー三昧
「ニセコアンヌプリ国際スキー場」は山麓に初級・中級者向け、山頂付近は上級者も満足できるコースが多く、さまざまなレベルの方が楽しめます。パウダースノーが楽しめる「非圧雪コース」と、グルーミングが美しい「圧雪コース」に分かれており、気分や状況によって滑りに変化を付けられることも魅力の一つです。
木立が少ない広々としたバーンのため、吹雪いた際は雪で視界を遮られることも。そんなときはゲレンデの中腹にある「ぱらだいすヒュッテ」で一休みしましょう。ホットな飲み物や軽食が味わえるほか、赤々と燃えるストーブで冷え切った体を暖めることができます。山小屋風の店内には1972年に開催された札幌オリンピックのポスターが貼られ、まるで時間が止まったかのよう。居心地がよく、つい長居してしまいますよ。
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ニセコアンヌプリ国際スキー場
- 住所 〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485
- 電話 0136-58-2080
営業時間:冬季(11月下旬~5月初旬) 8:30~16:30 ナイター営業期間は20:30迄、夏期ゴンドラ運行(7月上旬〜10月中旬) 9:00 ~ 16:30(上り最終 16:00 / 下り最終 16:30)通常営業 終末は延長営業あり。詳しくは公式ホームページでご確認ください。
3.羊蹄山を背に「ラフティング」を楽しむ
ラフティングは、ゴムボートで急流を下るアクティビティです。環境の良さからニセコ近隣には多数のツアー会社が存在しています。羊蹄山の麓を流れる尻別川で実施されることが多く、比羅夫駅からニセコ駅までの区間は絶好のホワイトウォーターラフティングが楽しめます。
特に5月は雪解け水が川に流れ出して激流となるので迫力満点。日常では味わえないスリルが楽しめます。ラフティングはクルー全員が力を合わせなければ、スムーズに進むことができません。声を掛け合い、時には頭から水をかぶり、ゴールに到着するころには、すっかり親しくなっているはずですよ。
4.なぜここに?「第2有島ダチョウ牧場」で癒される
「第2有島ダチョウ牧場」では、羊蹄山を背景にダチョウを見ることができます。柵のそばに餌箱が設置されているので、エサ(100円)をあげてみましょう。2017年にオープンした菓子工房でダチョウの卵のスイーツなども購入可能。冬期間の入場は防疫上の観点から制限されていますが、「飼育員のガイド付き餌やり体験」などのガイドツアーが実施されていますので参加してみてください。他では体験できない楽しい思い出になりますよ。
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ニセコ 第2有島ダチョウ牧場
- 住所 〒048-1543 北海道虻田郡ニセコ町字豊里239-2
- 電話 090-8273-3824
営業時間:5月~11月中旬
料金:見学は無料
定休日:期間中無休
5.道の駅「ニセコビュープラザ」で知る・買う・食べる
「道の駅ニセコビュープラザ」は、ニセコの菓子や農作物、乳製品などを購入できる人気スポットです。飲食店も併設され、名産のジャガイモを使った料理や、濃厚なソフトクリームなども味わえます。ここから見える羊蹄山も綺麗で、休憩や買い物に多くの人が集まっています。レアな名産品もありますので、買い逃がさないよう注意してください。
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道の駅 ニセコビュープラザ
- 住所 〒048-1544 北海道虻田郡ニセコ町字元町77番地10
- 電話 0136-43-2051
営業時間:8:30~18:00(4月下旬~10月)、9:00~17:00(11月~4月下旬)
定館日:無休(フリースペース棟は年末年始休業)
6.親子で切り盛り、ニセコから世界へ「ニセコチーズ工房」
会社を退職してチーズ作りを始めた父親と、その志を受け職人になった息子さんの二代が中心となって切り盛りするチーズ工房です。小さな工房ながら約20種類のチーズを製造・販売。レアチーズケーキのような食感の「二世古 雪花【Sekka】」や、大手航空会社のファーストクラスにも採用されたことがある「二世古 椛【Momiji】」、ワインや日本酒にも合う「ミモレット」など、独創的なチーズは国内外から高い評価を受けています。
他にも週末限定発売のチーズプリンや、夏季限定のカマンベールチーズ・ソフトクリームなど味わいたいメニューが盛りだくさん。通信販売も行っていますが、地元で食べる味は格別です。一度ご賞味あれ。
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ニセコチーズ工房
- 住所 〒048-1152 北海道虻田郡ニセコ町字曽我263番地
- 電話 0136-44-2188
営業時間:10:00~17:00、11:00~17:00(冬季)
定休日:5月~6月までは毎週火・水曜定休、7月~10月後半までは毎日営業、10月後半~4月までは毎週水・木曜定休日
7.ニセコビレッジ自然体験グラウンド「ピュア」で、様々なアクティビティを体験
自然体験グラウンド「ピュア」は、活動的な方に人気のスポットです。ワイヤーで吊り下げられたレールを滑車で滑り降りる「レールスライダー」や、木から木へと吊り橋やロープを渡ったり、滑車の付いたワイヤーにぶら下がって空中飛行したりする「ツリートレッキング」、高さ7mと10mからフリーフォールする「ピュア クイックジャンプ」など、自然の中で多数のアクティビティが体験できます。
マウンテンバイクや乗用カートなども用意しています。アクティビティには予約が必要な場合がありますので、事前にお問い合わせください。
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ニセコビレッジ自然体験グラウンド「ピュア」
- 住所 〒048-1592 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
- 電話 0136-44-2211
営業時間:2020年4月25日(土)〜10月11日(日) 4月~5月はGW期間4月25日~5月6日のみの営業(営業アイテム・ジップラインツアー・レールスライダー・初級コースツリートレッキング・クイックジャンプ) 6月は土休日のみ営業(平日は団体営業のみ、予約制) 7月1日~9月30日 9:00 ~ 17:00 毎日営業10月1日~10月11日 9:00~16:00 毎日営業
料金:大人4,500円 (ピュア1日スーパーパスポート)
8.一度は登ってみたい!羊蹄山登山に挑戦
羊蹄山は、その美しい姿から登山者なら一度は登ってみたい憧れの山です。山腹にはキタキツネ、エゾクロテン、エゾリス、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾユキウサギなどが生息する自然の宝庫です。登山口は倶知安コース、京極コース、真狩コース、喜茂別コースの4種類があり、登頂には4時間から6時間程度かかります。
高さは1,898mですが、北海道の2,000メートル級の山は、本州中部地方の3,000メートル以上の山に匹敵すると言われていますので、時間にゆとりを持って十分な装備を用意して挑んでください。
9.長い時間をかけてろ過された「羊蹄山の湧き水」を水真狩村で汲む
羊蹄山に降り注いだ雨は、数十年の時間をかけてろ過され、湧水になります。山麓全体で約17箇所の水くみ場があり、毎日2,000トンもの湧水が噴出しています。真狩村にある「羊蹄山の湧き水」は、クルマを水くみ場の近くまで寄せることができるため、ペットボトルやポリタンクを持った人たちが集まっています。コーヒーを沸かしたり、料理に使ったりするのもよいですが、そのまま飲んでも美味しい。ぜひ立ち寄って喉を潤してください。
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羊蹄山の湧き水
- 住所 〒048-1605 北海道虻田郡真狩村字社215
電話番号:0136-45-2736(横内観光農園)
10.野趣あふれる温泉「ニセコ五色温泉」に浸かる
ニセコ五色温泉は「秘湯」と呼ぶにふさわしい温泉郷です。山道を縫うように渡り切った高所に位置し、あたりは硫黄のにおいが立ち込めています。夏は高山植物が咲き乱れ、冬は豪雪に閉ざされる豊かな自然の中で、源泉掛け流しの温泉が楽しめます。
五色温泉の由来は「通常の温泉では2種類くらいの泉質が5種類もある」「硫黄が混じって湯の色が日によって五色に見える」などから来ているといわれており、慢性湿疹や神経痛、糖尿病、アトピーなどに効果があります。露天風呂の開放感は、まさに天空の楽園。良質なお湯に浸かって心も体も癒してください。
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ニセコ五色温泉旅館
- 住所 〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ510番地
- 電話 0136-58-2707
営業時間:日帰り入浴 9:00~20:00 (5月~11月) 、10:00~19:0 0(12月~4月)
料金:日帰り入浴 大人 800円 (中学生以上)
定休日:無休
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住所
048-1511 北海道 虻田郡ニセコ町ニセコ477
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最寄駅
ニセコ 駅 (函館本線)
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住所
048-1511 北海道 虻田郡ニセコ町ニセコ477
新幹線の開通や高速道路の延長も計画されています
雪山のイメージが強いニセコエリアですが、1年を通してバラエティに富んだアクティビティが楽しめます。一度でもこのエリアを訪れた人は、口をそろえて「ここは天国」「何度でも訪れたくなる」と絶賛しています。岩内などの港町に近いことから、新鮮な海鮮を食べることができるなど、意外な魅力も隠されています。今後は北海道新幹線の開通や、高速道路の延長も予定されていますので、ますます訪れる人が増えることでしょうね。
Text by:Masakazu
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