北海道を観光するときに外せないのが、乳製品を使ったスイーツの数々。中でも、搾りたての牛乳を使ったソフトクリームは、北海道のスイーツの王道中の王道です。ミルクの風味を味わえるバニラ味が定番ですが、その土地でしか食べられないご当地の名物ソフトも楽しみの一つです。
そこで今回は地元の特産品を用いた道内各地のご当地ソフトクリームをピックアップしてご紹介いたします。
【中富良野町】ラベンダーの香りと上品な甘さを楽しむ「ラベンダーソフトクリーム」
日本最大級のラベンダー畑を誇る「ファーム富田」。ここは春から秋にかけて、美しく咲き誇るラベンダーや数多くの花々を観賞しに、年間100万人もの観光客が訪れる道内屈指の観光農園です。園内には5つのラベンダー畑が広がっており、その広さは5ヘクタールにも及びます。ラベンダーの最盛期である7月中旬から下旬にかけて、鮮やかな紫色のじゅうたんが園内を埋めつくす様は圧巻です。
そんな「ファーム富田」を訪れたのなら絶対に味わって欲しいのが、国内ではここでしか食べられないファーム富田オリジナルの「ラベンダーソフトクリーム」(コーン300円、カップ250円)です。
ほんのり薄紫に色付いたソフトクリームは、ひと口含むとラベンダーの香りがいっぱいに広がります。さっぱりとした後味で、暑い夏にはピッタリです。園内各所のショップで販売しているので、ぜひソフトクリームを味わいながら、美しいラベンダー畑を巡ってみてください。
時間:9:00~17:00(施設・季節によって変動あり)
休み:なし
アクセス:JR中富良野駅より徒歩25分
【中富良野町】絶品!メロン×ソフトのコラボレーション「サンタのヒゲ」
国内有数のメロンの産地である北海道。北海道のメロンと言えば夕張メロンが有名ですが、寒暖の差を生かして育てられた富良野地方のメロンも、今では全国にその名を轟かせる名物となっています。
ここ中富良野町にある「ポプラファーム」は、そんなメロンを使ったダイナミックなスイーツで人気の一軒。ハーフカットしたメロンに、さっぱり味のソフトクリームを大胆にトッピングした「サンタのヒゲ」がそれです。
北海道の味覚を二つ一度に楽しめるとあって、観光客を中心に話題を呼んでいます。サイズにはメロン1/4を使った小(800円~)と1/2カットを使った大(1400円~)があり、友人や家族と仲良くシェアして食べるのもおすすめ。メロン果汁の甘さとクリームのまろやかさがこの上なく幸せな味を紡ぎます。
その他にメロンの上にメロンソフトクリームを乗せた「サンタ・デ・メロン」(大1500円~)やチョコをトッピングした「ゴジラのヒゲ」(大1500円~)などのバリエーションも用意。ドライブや観光で近くまで来たら、立ち寄り必須です。
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ポプラファーム中富良野本店
- 住所 〒071-0771 北海道空知郡中富良野町東1線北18号
- 電話 0167-44-2033
時間:4月中旬~10月下旬9:00~17:00(LO16:30)
休み:期間内無休
アクセス:JR西中駅より徒歩5分
【美瑛町】名所・青い池を思わせる鮮やかなブルーが印象的
「青い池ソフト」
「丘のまち」と称され、パッチワークの丘などゆったりと丘が連なる独特の景観が人気の美瑛町ですが、もう一つ忘れてはいけない名所が「青い池」です。
「青い池」とは、白金温泉近くにある玉石のような真っ青な池で、年間何万人もの観光客が訪れる人気スポット。アルミニウムが混ざった「白ひげの滝」が美瑛川に注ぎ込むことで、目に見えない「コロイド」が発生し、それらが太陽光に乱反射して青く見えるとされています。青い水面から立ち枯れた樹木が突き出る光景は、幻想的です。
この「青い池」をモチーフにしたのが、「道の駅びえい 丘のくら」で7月から9月までの限定販売されるご当地ソフトクリーム「青い池ソフト」(380円)です。
池のように鮮やかな青色のソフトは、ヨーグルト風味の爽やかな味わいが特徴。美瑛牛乳ソフトとのミックス味(380円)も絶品と評判です。モチーフとなった「青い池」観光後に食べれば、ひときわ美味しく感じること間違いなしです。
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道の駅びえい 丘のくら
- 住所 〒071-0208 北海道上川郡美瑛町本町1丁目9-21
- 電話 0166-92-0920
時間:6月〜8月9:00〜18:00、9月〜5月9:00〜17:00
休み:年末年始(12/31〜1/3)
アクセス:JR美瑛駅より徒歩1分
【当麻町】でんすけすいかの味わいをソフトクリームで!「すいか味ソフトクリーム」
旭川市の隣町の当麻町(とうまちょう)で1984年に栽培が開始され、いまや同町の特産品として日本全国に知られる「でんすけすいか」。ヨーロッパ産の黒皮のスイカと日本の縞スイカを交配した品種で、外は真っ黒、中は真っ赤というインパクトのあるルックスもさることながら、糖度が非常に高く、シャキシャキした食感で味の方も高く評価され、贈答品としても高い人気を誇っています。
そんな「でんすけすいか」にちなんで、「道の駅とうま 物産館でんすけさんの家」で7~8月の間限定で販売されるのが、スイカ味のソフトクリーム「すいかソフトクリーム」(320円)です。見た目は色鮮やかなピンク色。ひと口含むと爽やかなスイカの甘さとクリームの風味が意外にもマッチ。後味もすっきりで飽きが来ません。
他にも「でんすけすいか」のイメージカラーである黒×赤のパッケージが目を引くサイダーやゼリー、せんべいなど関連商品も多数販売されています。
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道の駅とうま 物産館でんすけさんの家
- 住所 〒078-1300 北海道上川郡当麻町字園別2区
- 電話 0166-58-8639
時間:9:00〜18:00
休み:年末年始(12/31〜1/3)
アクセス:JR当麻駅より車で約7分
【恵庭市】えびすかぼちゃの濃厚な甘さが絶品!「えびすかぼちゃソフト」
北海道の空の玄関・千歳市の隣にある恵庭市は「花のまち」として知られ、農産物の生産も盛んな土地。そんな恵庭市のご当地ソフトとして人気なのが、地元特産のえびすかぼちゃを使った「えびすかぼちゃソフト」(300円)です。販売しているのは「道の駅 花ロードえにわ」。花の町らしく、色とりどりの花に囲まれた道の駅です。
ほくほく食感で甘みの強い特産のえびすかぼちゃを、濃厚クリームに練り込んだ一品で、薄い黄金色をしたクリームが実に印象的。ミルクのコクとかぼちゃのやさしい甘みとの相性が抜群です。トッピングされたかぼちゃフレークも実に良いアクセントで、えびすかぼちゃのおいしさを実感できます。周囲に植えられた花を眺めながら味わうのも良いですね。
そのほか、ベーカリーでもえびすかぼちゃを使ったパンも販売しており、こちらも大変人気です。
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道の駅 花ロードえにわ
- 住所 〒061-1375 北海道恵庭市南島松817-18
- 電話 0123-37-8787
時間:4月〜10月9:00〜19:00、11月〜3月9:00〜17:30※フード10:00~閉館30分前ラストオーダー
休み:年末年始(12/31〜1/2)
アクセス:JR恵み野駅より車で約3分
【石狩】ほんのりピンクに色付いた甘酸っぱい香りのソフト「ハマナスソフトクリーム」
札幌中心部から車で約50分、札幌の隣町・石狩市にある「はまなすの丘公園」は、ハマナスをはじめとした季節の草花を楽しみながら散策できる人気のスポット。入口に建つ赤と白のしま模様が特徴の石狩灯台は北海道最古の灯台として知られ、石狩市のシンボルとして古くから親しまれています。
日本海と石狩川の交わりに広がる公園内では、6月中旬から7月上旬にかけてハマナスの花が咲き誇ります。ハマナスの実はローズヒップとも呼ばれ食用にもされていますが、こちらでは、その風味を生かしたご当地ソフト「ハマナスソフトクリーム」(300円)が味わえます。
薄ピンク色のソフトクリームはSNS映えも十分。ハマナスのほのかに甘酸っぱい香りが清々しく、清涼感と甘味が口いっぱいに広がります。ミルクソフトと合わせた「ハマナスミックス」(300円)もあります。2階のテラスからは石狩湾と石狩川が一望できるので、雄大な風景を望みながら味わっていてはいかがでしょう。
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はまなすの丘公園ヴィジターセンター
- 住所 〒061-3371 北海道石狩市浜町29-1
時間:4月下旬〜8月31日は9:00〜18:00、9月1日〜11月上旬は9:00〜17:00
休み:11月上旬〜4月下旬
アクセス:中央バス「石狩」停より徒歩約20分
北海道にはまだまだ個性的なソフトクリームがたくさんあります。イカスミを練り込んだもの、昆布の風味が味わえるもの、オイスターソースが入ったもの、イチゴ、チーズ、ワイン…etc. いずれも、その土地に足を運ばなければ味わえないものばかりです。皆さんも北海道内を旅行される折には、ぜひ探してみてください。
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