HOME 北海道 北海道 網走 ガリンコ号に熱気球…北海道での「流氷」の楽しみ方5つ【冬の観光にオススメ】
ガリンコ号に熱気球…北海道での「流氷」の楽しみ方5つ【冬の観光にオススメ】

ガリンコ号に熱気球…北海道での「流氷」の楽しみ方5つ【冬の観光にオススメ】

更新日: 2020/12/11

北海道の東側のオホーツク海には、冬にロシアのアムール川から流氷が南下してきます。網走・紋別・知床にかけての海岸には、1月下旬〜2月上旬ごろから、流れてくる量が多い時は接岸するほどの流氷が押し寄せ、海の風景を一面の氷の世界に変えます。

3月に入り気温が上がると消えてしまうので、ビューポイントや、流氷に親しむアクティビティをチェックして、北海道の冬がもたらす短期間の絶景を逃さず見に行きましょう!

目次
  1. 1.流氷を砕いて進む!「ガリンコ号Ⅱ」
  2. 2.上下から流氷を観察「オホーツクタワー」
  3. 3.氷瀑の上から眺める流氷「フレペの滝」
  4. 4.オホーツク海に最も近い駅「北浜駅」
  5. 5.天高くから見渡す流氷「熱気球フリーフライト」

1.流氷を砕いて進む!「ガリンコ号Ⅱ」

1.流氷を砕いて進む!「ガリンコ号Ⅱ」

流氷が来ると、漁船やクルーザーは海に出られなくなります。しかし、大きなドリルで氷を砕いて進む「ガリンコ号Ⅱ」は流氷をものともせず、約1時間(流氷なしの場合約45分)の氷の世界のクルーズが楽しめます。砕かれた氷は船の横から浮き上がってくるため、迫力満点です!

流氷クルーズは2020年1月10日〜3月末の期間運行し、完全予約制で前日まで予約を受け付けています(メールまたはFAXでの予約がおすすめですが、直前の場合は電話で確認を)。ピークシーズンの2月には、夕方のサンセットクルーズや、土日祝限定で早朝のサンライズクルーズが運行。流氷の海と太陽の絶景は、この上ない美しさです。

  • ガリンコ号Ⅱ
    • 住所 〒094-0031 北海道紋別市海洋公園1
    • 電話番号:0158-24-8000(予約受け付けもこちら)
      営業時間: 9:00/10:30/12:00/13:30/15:00、2月のみ16:10も運航、2月の土日祝は6:00(臨時便7:30)も運航
      料金:大人3,000円(流氷なしの場合2,500円)、子ども(5歳〜11歳)1,500円(流氷なしの場合1,250円)
      定休日:乗り場の海洋交流館は無休

2.上下から流氷を観察「オホーツクタワー」

2.上下から流氷を観察「オホーツクタワー」

紋別港第3防波堤の先端に立つオホーツクタワーは、海上38.5m、海底7.5mの両方からの眺めが楽しめる、世界初の氷海海中展望塔です。3階の展望台からは360度の景色が楽しめ、押し寄せる流氷を見晴らすことができます。

海底階には流氷の海を観察できる高さ2mと1mの2つの観察窓があるほか、オホーツクの海の生き物を展示するミニ水族館となっています。

タワーに隣接して、20頭以上のアザラシを観察することができる「アザラシランド」(大人200円、小学生〜高校生100円)、アザラシとエサやりなどふれあい体験ができる「アザラシシーパラダイス」(入館料大人500円、小学生〜高校生300円)もあります。ぜひ立ち寄ってみましょう。

  • オホーツクタワー
    • 住所 〒094-0031 北海道紋別市海洋公園1
    • 電話 0158-24-8000
    • 営業時間:10:00〜17:00(最終入館16:30)、元旦営業日6:00〜10:00
      料金:大人800円、子ども(小学生以下)400円
      定休日:12月29日〜31日、1月2日・3日

3.氷瀑の上から眺める流氷「フレペの滝」

3.氷瀑の上から眺める流氷「フレペの滝」

知床半島にあるフレペの滝は、流れ込む川はなく、知床連山からの伏流水が垂直に切り立った約100mの断崖を流れ落ちる滝です。水量は多くないため冬にはゆっくりと凍りつきます。さらに滝の断崖のすぐ下にまで流氷が押し寄せるため、氷がつくりだすここにしかない絶景が生まれます。

フレペの滝は約2kmの遊歩道を歩いて、雪に覆われる冬季間もアクセスすることが可能です。遊歩道の入口にある知床自然センターでは、有料で長靴やスノーシューを貸し出しています。雪があるため往復1時間ほどかかりますので、スキーウェアなど防寒のしっかりした服装で歩きましょう。

  • フレペの滝
    • 住所 〒099-4356 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村
    • 電話番号:0152-24-2114(知床自然センター)
      営業時間:9:00~16:00(10月21日~4月19日)、8:00~17:30(4月20日~10月20日)
      定休日:年末年始

4.オホーツク海に最も近い駅「北浜駅」

※写真は夏の北浜駅舎 dodotone / Shutterstock.com
※写真は夏の北浜駅舎 dodotone / Shutterstock.com

網走からJR釧網本線で約15分。海辺まで約20mの場所に立つ北浜駅は、その雰囲気あるロケーションと木造駅舎の佇まいが愛され、長きにわたって観光客が訪れ続けています。

駅舎の中には、訪れた人が記念に残した名刺が壁を埋め尽くしています。駅の脇には展望台があり、打ち寄せた流氷の向こうに知床連山の眺めが。また、駅の中には軽食・喫茶「停車場」があり、温かい飲み物や本格的な洋食が提供されています。

  • 北浜駅
    • 住所 〒099-3112 北海道網走市北浜

5.天高くから見渡す流氷「熱気球フリーフライト」

5.天高くから見渡す流氷「熱気球フリーフライト」

知床半島の付け根に広がる清里町から早朝に、熱気球に乗って大空を風まかせに飛ぶフリーフライト体験が可能です。天候の良い時は、上空から斜里岳や知床半島、そして流氷に覆われたオホーツク海までを見渡すことができます。

2020年は1月11日〜3月22日の開催で、知床ツーリストに電話またはWebサイト(http://shiretoko-t.com/ )で申し込みとなります。

  • 熱気球フリーフライト
    • 住所 〒099-4356 北海道斜里郡清里町字向陽282
    • 電話番号:0152-25-2642(知床ツーリスト)
      料金:17,050円(保険料含む、1名催行の場合3,300円割増)

流氷のピークを迎える2月は、1年で最も寒い月。平均気温は網走が−6.0℃、紋別が−5.9℃(気象庁平年値より)で、流氷観光は氷点下の気温の中で行うことになります。

アクティビティに合わせて動きやすさや汗対策などを工夫しながら、ヘビーウェイトのダウンやスキーウェアなどで防寒をしっかりしていきましょう。寒さを超える感動がそこには待っています。

Text by:みんなのことば舎

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