人形浄瑠璃

人形浄瑠璃

Update: 2016/03/22

人形浄瑠璃は、一体の人形を3人で操り、さまざまな物語を表現していく日本伝統芸能のひとつである。「文楽」とも呼ばれ、2003年にユネスコの世界無形遺産に登録されている。

人形浄瑠璃の歴史

人形浄瑠璃の歴史は、1400年ごろに流行した、「浄瑠璃姫」という美しいお姫様の恋物語に始まる。そして「浄瑠璃」の語り手と、人形を使用した芸が融合され、人形浄瑠璃が誕生する。関西を中心とした人形浄瑠璃は、多数の流派へと分かれながら、江戸まで広まっていった。

人形浄瑠璃舞台での3つの役割

人形は3人で操る。主に黒衣姿だが、演目の重要なシーンでは顔を晒す場合もある。浄瑠璃を語る「太夫」は、多数の登場人物を語り分けたり、情景描写をしたりなど物語の世界を巧みに表現している。人形浄瑠璃は音楽にも重要。文楽では、通常の三味線より響きが重い「太棹」を使用している。

人形浄瑠璃を楽しむ方法

人形浄瑠璃は、現代の日本とは違う言葉や言い回しが多く少々難解な面もある。しかし、劇場では丁寧な解説が聞けるイヤホンガイドや字幕の入ったモニターの貸し出しを行っている。

さまざまな地域で楽しめる人形浄瑠璃

大都市以外でも、地方のホールや演劇場で人形浄瑠璃は上演されている。大阪府大阪市中央区の「国立文楽劇場」では、「能楽」などといった日本の伝統芸能と一緒に観賞できる。

人形浄瑠璃の演目

人形浄瑠璃は、江戸時代(1603年~1868年)以前の物語である「時代物」、庶民の日常を描いた「世話物」、音楽的な要素が強い「景事」に分かれる。時代物で代表的な作品は「義経千本桜」、世話物の代表的な作品は「曽根崎心中」、景事の代表的な作品は「五条橋」などがある。

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