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在日外国人向け 「ワクチンパスポート/新型コロナウイルスワクチン接種証明書」基礎知識(2021年12月現在)

在日外国人向け 「ワクチンパスポート/新型コロナウイルスワクチン接種証明書」基礎知識(2021年12月現在)

公開日: 2021/09/27
更新日: 2021/12/27

最近、テレビなどで耳にすることもある「ワクチンパスポート」。「新型コロナウイルスワクチン接種証明書」や、接種会場でもらえる接種済証とはどう違う?いつ使うの?申請場所や条件は?アプリでも発行できるの?勘違いしやすいポイントとともに、ワクチンパスポートの基本情報を徹底紹介します。
※ 2021年12月時点の情報です

1.海外渡航を予定している人に対してのみ発行される「ワクチンパスポート」

1.海外渡航を予定している人に対してのみ発行される「ワクチンパスポート」

新型コロナウイルスワクチンの接種が済んでいることを証明する書類としては、接種後に接種会場でもらえる「接種済証」、「接種記録書」(いずれもワクチンのロット番号シールが貼付されているもの)があります。

一方、ワクチンパスポートは、正式には「新型コロナウイルスワクチン接種証明書」とよばれるもので、これらとは異なり、海外渡航を予定している人に対してのみ、発行するものです。提示すれば、入国時、隔離やPCR検査の免除など、防疫措置の緩和を受けることができます。

海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(2021年11月19日現在)

【アジア】
インドネシア/韓国(注1)/シンガポール/スリランカ/タイ/バングラデシュ/東ティモール/フィリピン/ブータン/ブルネイ/ベトナム/香港/マレーシア/モルディブ/モンゴル

【大洋州】
オーストラリア(注2)/サモア/ソロモン諸島(注3)/ニュージーランド/パプアニューギニア/パラオ/マーシャル諸島

【北米】
カナダ/米国

【中南米】
アルゼンチン/英領バミューダ/エクアドル/エルサルバドル/グアテマラ/ジャマイカ
コスタリカ/セントクリストファー・ネービス/セントビンセント/ドミニカ国/ニカラグア(注4)/パラグアイ/ベリーズ/ホンジュラス

【欧州】
アイスランド/アイルランド/アンドラ/イタリア/英国/エストニア/オーストリア/オランダ/ギリシャ/コソボ/ジョージア/スイス/スペイン/スロバキア/スロベニア/デンマーク/ドイツ/トルクメニスタン/バチカン/フィンランド/フランス(注5)/ブルガリア/ベラルーシ/ベルギー/ボスニア・ヘルツェゴビナ/ポーランド/マルタ/リトアニア

【中東・北アフリカ】
アラブ首長国連邦/イスラエル/オマーン/チュニジア/トルコ/バーレーン

【サブサハラ・アフリカ】
アンゴラ/エチオピア/ガボン/セーシェル

(注1)隔離免除書発行に必要な書類のひとつである「予防接種証明書」として認められます。
(注2)11月1日より適用開始(当面は原則としてニューサウスウェールズ州及びビクトリア州へ入域するオーストラリア人及び永住者とその直近の家族が対象)
(注3)事前承認の要件の内のひとつであるワクチン接種証明書提出に際し、日本のワクチン接種証明書が有効と認められています。
(注4)日本の新型コロナワクチン接種証明書が入国の際に有効な書類として認められています。なお、現時点では入国時にワクチン接種証明書の提示は求められていません。
(注5)渡航手続とは別に、フランス国内でレストラン等の入店等に際して求められる衛生パス(pass sanitaire)」(QRコード)については、駐日フランス大使館ホームページの外国人旅行者向け衛生パスの説明( https://jp.ambafrance.org/article17074 )をご確認ください。

海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明により入国時において防疫措置の免除又は緩和を受けることが可能な国・地域を示すものであり、一部の国・地域において公共施設、レストラン等への立入りに際して同証明が使用可能であることを保証するものではありません。

また、免除・緩和される具体的な措置などの詳細は、以下のサイトや駐日大使館のサイトを参考にしてください。

記載内容
姓名、生年月日、国籍・地域、旅券番号といった基本情報のほかに、1回目および2回目の接種時のワクチンの種類、メーカー、製品名、接種年月日といった接種情報、最後に、証明書発行者である所属の自治体、証明書IDが記されます。

発行形式
2021年12月現在、書面および電子(スマートフォン)で発行できます。スマートフォンでの発行においては日本政府が公式に提供する専用アプリをダウンロードして申請が必要です。発行後はQR(二次元)コードを表示して利用できるようになります。

2.渡航予定国・地域すべてがワクチンパスポートを利用できるわけではない!

2.渡航予定国・地域すべてがワクチンパスポートを利用できるわけではない!

ワクチンパスポ―トは渡航先のすべての国・地域で有効なわけではありません。渡航先で、ワクチンパスポートを提示することにより防疫措置の緩和等が認められる国・地域かどうか、またどういった緩和があるのか、事前に確認を。

また、「搭乗前3 日以内に検査したPCR 検査陰性証明書の提出」、「入国後、一定期間、政府指定施設での隔離」など、入国時の諸条件は各国さまざま。また、そもそも、入国制限をしている国・エリアもあります。

事前に以下のサイトおよび駐日大使館などのサイトを確認してくださいね。

3.自治体ごとに異なる!申請方法や必要書類

3.自治体ごとに異なる!申請方法や必要書類

申請対象
新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種を受けた人、そして海外渡航のために必要な人。この2点がクリアになっていることが条件です。

申請先
ワクチンの接種券を発行した市町村へ。通常は住民票のある市町村です。

必要な書類
a.書面での交付の場合
(1)申請書。各自治体で配布しています。
(2)海外渡航時に有効なパスポート。注意点は接種証明書に記載されるパスポート番号と海外渡航時、使用するパスポートの番号が一致していること。パスポート申請中の場合、パスポートが交付された後、ワクチンパスポートを申請しましょう。
(3)接種券のうち「予診のみ」部分。もしない場合、マイナンバーやマイナンバーが記載された住民票の写し等が必要。接種を受けた時の住所が記載された本人確認書類でもOK。

出典:厚生労働省ホームページ

(4)接種済証又は接種記録書。紛失した場合、予診票の写し(本人控え)でもOK。

b.電子(スマートフォン)での交付の場合
(1) マイナンバーカード+暗証番号4桁 
(2) 海外渡航時に有効なパスポート。書面での交付同様に、接種証明書に記載されるパスポート番号と海外渡航時、使用するパスポートの番号が一致していること。パスポート申請中の場合、パスポートが交付された後、ワクチンパスポートを申請しましょう。

※スマートフォン上の専用アプリでの申請となります。アプリのダウンロード方法や申請手順の詳細は以下をご確認ください。

画像素材:PIXTA

申請手続き方法
a.書面での交付の場合
申請の手続き方法は、各自治体により異なり、郵送でのみ受付・交付している場合、自治体に出向き、窓口で即日交付している場合などさまざま。交付までの所要日数は、郵送の場合は、5~20日間かかることも。窓口申請の場合、事前予約が必要なこともあるので各自治体のHPなどを確認してくださいね。
また、郵送の場合、必要書類として、切手が貼られた返信用の封筒が必要となります。

b.電子(スマートフォン)での交付の場合
アプリでの申請ついては、各自治体の申請書ではなく、マイナンバーカードと暗証番号が必要となります。アプリをダウンロードしたら、マイナンバーカードの暗証番号(4桁)の入力、マイナンバーカードやパスポートのスマートフォンのカメラによる読み取り、接種時にお住いの自治体を選択など、アプリの手順に従って手続きを行い申請してください。

▼アプリでの申請方法・手順はこちらの動画をチェック!(英語のみ)

申請費
原則無料。住民票写しを取得する場合の費用や、返信用封筒・切手は申請者の自己負担。アプリも無料でダウンロードできます。

Q出国する予定がないのに申請できる?

いいえ。海外渡航を目的とした場合にのみ申請できます。

Qどのメーカーのワクチン接種でも申請できる?

日本国内で接種したのなら、製造元がどれであっても申請可能です。

Q1回目のワクチンのみでも申請できる?

1回でも証明書の発行は可能ですが、海外渡航に際し、相手国から有効な接種証明と認められない可能性があります。
2回目接種を終えてから申請したほうがベター。なお、3 回目の接種についても接種証明書の交付が可能です。

Q海外で接種した人も申請可能?

いいえ。日本の予防接種法に基づいた接種でない場合、申請はできません。

Q2か国以上訪れる場合、複数枚申請できる?

訪問先の国では、あくまで「提示」するだけのため、複数枚必要ではありません。1度の申請につき1部のみ交付可能です。

Q日本帰国時、帰国後も活用できる?

接種証明書は日本への帰国時には利用できません。海外から日本へ入国する場合は、渡航先を出国する前72時間以内に受けた検査結果の証明書の提出が必要です。また、検疫所が確保する宿泊施設での待機、その後、14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示等が求められています。

Q接種証明書を紛失した場合はどうしたらいい?

接種証明書を紛失等した場合には、改めて申請することでその度に1部再発行できます。申請回数の制限は設けていません。

4.デジタル化?日本国内でも活用する?今後の「ワクチンパスポート」

4.デジタル化?日本国内でも活用する?今後の「ワクチンパスポート」

日本の行政機関のひとつであるデジタル庁は、接種証明書の電子交付を2021年12月20日にスタートさせました。海外渡航目的だけではなく、国内での利用も想定したもので、スマホアプリから申請と取得を行い、二次元コードによる電子交付が可能です。

フランスでは、飲食店や映画館、長距離交通機関などで提示義務がある「衛生パス」の使用が始まっていますが、日本ではどう運用していくかはまだ検討段階です。

2021年12月21日現在、日本国内で2回のワクチン接種完了した人の割合は人口の77.7%となり、3回目の接種も始まっています。どの感染症に対するワクチンでも、その効果は100%ではなく、新型コロナウイルス感染症のワクチンも、接種後でも感染する「ブレークスルー感染」の可能性もあるほか、オミクロン株など新たな変異株への注意も必要です。接種後も、3密(密集・密接・密閉)を避けるといった感染症対策を継続することが大切です。

また現時点日本では任意接種であり、健康上の理由で打ちたくても打てない人、副反応などが心配な人もいます。未接種の方に不利益を与えることにならないようにするなど課題も多いと言われています。

5.接種証明書の一般的・制度的事柄に関する質問 問合せ先

厚生労働省 新型コロナウイルスワクチンコールセンター
電話番号:0120-761770(フリーダイヤル)

対応言語・受付時間(土・日曜、祝日も実施)
・日本語
・英語
・中国語
・韓国語
・ポルトガル語
・スペイン語:9~21時
・タイ語 :9~18時
・ベトナム語 :10~19時

<出典>

※記事掲載時の情報です。
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