湿度が高く辛い日本の夏。7月に入り、さらに暑い日が続いています。日本の夏に慣れていない外国人は、どのように過ごしているのでしょうか。
今回は日本在住のイギリス人女性にインタビュー。日本人にとっても辛い日本の夏をどう感じているのか、暑い毎日を乗り切るために食べているお気に入りのグルメを教えてもらいました。(各コメントは個人の意見です)
暑い夏にはひんやりスイーツが美味しい!

「好きな夏の食べ物は『かき氷』です。母国ではアイスクリームが多いのですが、日本に来てかき氷屋さんがたくさんあって驚きました。甘いシロップがかかっていますが、氷と一緒に食べるので、甘すぎずとてもおいしいです。お店によってシロップやトッピングがまったく異なるので、自分の好きなかき氷を探してみるのもおすすめです」
氷を薄く削ってシロップをかけた「かき氷」は日本の夏の風物詩。涼しげな見た目に、ふわふわの氷のサクサクとした歯ざわりとひんやりとした触感は、暑さを吹き飛ばしてくれますよ。
そのほかにも「水ようかん」や「ところてん」などのどごしがよく、口どけがよいので、冷やして食べる夏のおやつにピッタリです。
「そうめん」は暑い夏にピッタリ

暑い日が続くと食欲や体力が落ちてしまいますね。そんなときにはさっぱりした冷たい食べ物がよいですね。
「『そうめん』も好きです。ちょっと小腹がすいたときや、料理するのが面倒だなっていうときに、茹でてすぐに食べられる手軽さがいいですね。トッピングも楽しめるので、食欲があまりわかないような日でも食べられます」
「そうめん」は小麦粉で作られた細い麺のこと。茹でるだけなので調理が簡単でとても手軽です。氷を入れた出汁の効いた冷たいつゆにそうめんをつけて食べます。暑くて食欲がないときにピッタリ。食べただけで涼しさを感じる「そうめん」はイギリス人にも人気のようですね。
「うなぎ」で元気に乗り切る!

「『うなぎ』も好きです。母国の友達はあんまり好きじゃないみたいですけど、うなぎと甘いたれがあっていて、おいしいです。でも少し高いですね」
ビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食物増進に効果的な成分が多く含まれている「うなぎ」は暑い夏を乗り切るためのパワーをつけてくれます。
イギリスでもうなぎは食べますが、「うなぎのゼリー寄せ」という日本とはまた違った食べ方をするようです。日本は7月に「土用の丑の日」といってうなぎを食べる風習があり、甘辛いたれにつけて炭火で焼きます。香ばしく焼かれた匂いは食欲をそそり、夏に向けてスタミナをつけることができます。
日本ではうなぎは高級料理とされていますが、「土用の丑の日」は、スーパーやコンビニでも発売され手軽に手に入りますよ。
<筆者プロフィール>
株式会社ダリコーポレーション 奥村陽子(おくむらようこ)
小学生と幼稚園の3人の子育てをするママライター。お喋りと食べること、知的好奇心がくすぐられることが大好き。見たい、知りたい、行ってみたいと思える文章を心がけています。
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