HOME 大根、鶏肉が余ったらそれぞれ何を作る? 簡単&美味しい海外のおすすめ料理6選
大根、鶏肉が余ったらそれぞれ何を作る? 簡単&美味しい海外のおすすめ料理6選

大根、鶏肉が余ったらそれぞれ何を作る? 簡単&美味しい海外のおすすめ料理6選

更新日: 2021/01/07

自炊をしていると、余った材料で何を作ろうか悩むことはありませんか? 今回は過去に公開した記事の中から、「大根」と「鶏肉」が家にあった場合の外国人おすすめ料理をそれぞれご紹介します。

韓国人、ベトナム人、台湾人が作る料理はどれも簡単に作れて美味しそう! 早速見ていきましょう。

韓国は「牛肉大根スープ」がおふくろの味

韓国は「牛肉大根スープ」がおふくろの味

まずは、食文化の近いお隣の韓国出身の男性に聞きました。

「牛肉と大根のスープ。韓国にある『牛肉スープ』は、大根が入っていて、すごくあっさりでおいしいです。スープベースは、だし汁に塩コショウしたしたもの。肉のうまみとほくほくの大根が入ったスープは本当にご飯が進みます!」(韓国/男性/30代)

韓国料理店や焼肉店のメニューによくある牛肉スープ。確かに、大根が入っていましたね!お肉をたっぷり食べたあとのシメに最高です。

「日本に牛肉スープは売ってないから自分で作る意外は韓国料理屋で食べるかな。ちなみに、僕のお母さんが作る牛肉大根スープは最高だよ!これがうちのおふくろの味だね」

牛肉スープは日本のお味噌汁のような位置づけなんですね。心もあたたまりそうです。

スープ大人気!ベトナムは野菜メインのあっさり系スープ

スープ大人気!ベトナムは野菜メインのあっさり系スープ

同じく「スープを作る」と回答してくれたのはベトナム出身の女性。

「カイン(ベトナムのスープ)を作ります。味付けは塩コショウ、最後に砂糖と『ヌクマム』で味を調えます。豚のひき肉を一緒に入れます」(ベトナム/40代/女性)

ヌクマムとは、小魚を使った魚醤の一種で、ベトナム料理には欠かせない調味料のひとつ。あっさりした野菜ベースのスープに、ふわっと風味がついて食欲をそそるそうです。

「ベトナム人の家庭料理で、スープは絶対に必要不可欠。スープにはその時期の旬の野菜を入れることが多いです。春雨を入れることもありますよ」

日本、韓国、ベトナムと、どの国も食事にお吸い物は欠かせないにせよ、味付けや具材に国柄が表れていておもしろいですね。

同じくアジアの台湾も……やっぱりスープだった!

同じくアジアの台湾も……やっぱりスープだった!

それでは、同じくアジアの台湾はどうでしょう?

「鶏肉と一緒に煮込むスープ『ローボータン』。鶏のスペアリブや、つみれのようなものを入れるのが主流。日本でいう、味噌汁のような感覚ですね」(台湾/女性/30代)

期待を裏切らず!なんと台湾出身の女性もスープを作ると答えてくれました。韓国は牛肉、ベトナムは豚ひき肉、台湾は鶏肉、と、お肉の種類だけは異なります。

「ローボータンは、弁当屋に行くと、大きなに入っていて自分で取って飲むスタイルです。一般の家庭でも簡単だから作ります」

ここで気づいたのですが、「大根が余っていたら作る料理」で一番手っ取り早いのが、スープってことなんですね。火の通りが良くて味が染みやすい大根だからこそ、即席スープがばっちりきまる!というのは、アジアの共通認識なのかもしれません。

甘辛ソースを絡めるだけ!韓国風のかんたん唐揚げ

甘辛ソースを絡めるだけ!韓国風のかんたん唐揚げ

続いては、鶏肉を使った料理について。韓国出身の男性は、揚げた鶏料理を作ると答えてくれました。

「僕が作るなら『ヤンニョムチキン』。唐揚げのように鶏肉を揚げた料理です。甘辛いソースでにんにくの味が強く効いていて本当においしい!ヤンニョムチキンのソースが売っているから、揚げた鶏肉に絡めるだけのかんたん料理です」(韓国/男性/30代)

日本でも、ヤンニョムチキンの素は見かけるので、作ったことがある人も多いのでは。でもきっと本場のソースは格別なのだろうなぁ、と思っていると……。

「日本でも、このソースはコストコに売っていますよ。サムギョプサルのソースを入れてもおいしい。うちに来たお客さんによく作ります」

なんと、コストコに売っているとは!本場のソースさえあれば、唐揚げのバリエーションが増えること間違いなしです。

ベトナムのヘルシーなスープは鶏のうまみたっぷり

ベトナムのヘルシーなスープは鶏のうまみたっぷり

ベトナム出身の女性はヘルシーな料理を作ると回答。

「ブン(麺)のスープを作ります。余った鶏肉ごと香草とグツグツ煮込んで、塩コショウの味付けをするだけ。ブンをつけて食べてもいいし、ブンにかけてもいい」(ベトナム/女性/50代)

フォーと並ぶベトナムを代表する麺・ブンは、フォー同様にスープに入れて食べます。例えるなら、日本の鶏そばのようなものでしょうか。

ちなみにこの女性、筆者の質問した「鶏肉が余っていたら何を作る?」が引っかかったようです。

「ベトナムは市場で鶏肉を欲しい分だけ頼んで買うから、余るってことがほとんどない。毎日、新鮮な鶏肉が手に入るから、余るだけ買うなんてもったいない!」

なるほど、たしかに市場で買うほうが新鮮そうですが、安売りしているとついつい買いすぎてしまいますよね……。これって日本人だけ?

台湾人女性は、簡単な鶏の炒め物。その理由は……。

台湾人女性は、簡単な鶏の炒め物。その理由は……。

台湾人の女性に聞いてみると、少し考えた後にこう答えてくれました。

「作るとしたら、鶏むね肉と野菜を炒めたもの。鶏肉を入れたチンジャオロースのような料理です」(台湾/女性/30代)

他国と比べると、少し一般的というか、あまりお国柄が出ない回答です。それにはこんな理由が。

「台湾の人はあまり料理を作らないので、簡単に作れる料理が多いです。チャーハンに鶏肉を切って入れるとか、パスタに鶏肉を入れた料理とか。そういう簡単な料理が多くなってしまいます」

屋台料理がおいしくて、外食の習慣が根付いている台湾ならそれもそのはず。「三杯鶏」などおいしい鶏料理が外食でありつけるなら、余るほど鶏肉を買い込まないのかもしれません。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索