法務省の2019年発表によると、262万人以上の外国人が住んでいる日本。その数は年々増えていますが、海外で生まれ育った人が日本で暮らしてみると、どんな違いや苦労があるのでしょうか。
今回は過去に公開した記事の中から、外国人が日本の家に住んでみてショックを受けたことをまとめて紹介します。(各コメントは個人の意見です)
日本の賃貸物件は空っぽのものが多い?
まずは日本に住んで3カ月以上だという台湾人の男性から。
「台湾で部屋を借りると、家具がついてくるのがほとんどだよ。洗濯機、冷蔵庫、テレビ、ベッド、椅子、机、クローゼットなど、全部ついてくる。日本だと借りた部屋は空っぽで、家具は全部自分で揃えないといけないし、お金もかかるし、引っ越しも大変」(台湾/男性)
それは確かに大きな違いですね。日本で引っ越ししようとすると、家具や家電を揃えないといけないから初期費用は侮れません。
台湾だとスーツケース1つで引っ越せるから、モノに縛られない身軽さがあるようです。一方、日本では理想の部屋のレイアウトに合わせて自分で家具などを選べるから、それもまた楽しいです。良し悪し、というところでしょうか。
家が狭いからと誰も招いてくれない
続いてはよく聞かれる日本の家の狭さについて。
「私の国とは比べ物にならないほど、日本の家は小さい!それなのに家賃が高いからガッカリです」(フィンランド/女性)
「日本人の家はキレイで素晴らしくて大好きなのに、家が狭いからと誰も招いてくれないのが悲しい」(スペイン/女性)
間取り、家賃、設備などなど、すべて満足いくマンションに住んでます!と、胸を張って言える人って、どれだけいるでしょうか。そもそも日本人でもなにかを妥協しながら暮らしている日本の住まい。外国の方からすれば日本人以上に不自由さを感じるもののようです。
トイレの便座が温かい!
続いてはオーストラリア人男性から。世界にはあまりない、日本ならではのポイントを挙げてくれました。
「新しいお家に遊びに行ったときに、家庭用のお風呂なのにミストサウナやTVがついていて驚いたよ!あと、トイレに入ると、蓋が自動で開くし、ウォシュレットがついていて先進的だと思ったね」
日本のウォッシュレットトイレは、世界的に見てもかなり先進的。便座が温かなトイレも、海外で見かけることはほとんどありません。一方、「日本の家は、リビングは暖かいけど、他の部屋や廊下、お風呂場は寒いことがよくあるよね。家全体に冷暖房が行き届くシステムがあるといいんだけどな」といった意見もありました。
トイレとお風呂が別の物件が多くて助かる!
最後は、女性から多かったこちらの意見。
「トイレとお風呂は別がよかったから、割と簡単に探せてよかったわ」(イギリス/女性/30代)
「絶対にトイレとお風呂は別々がよかったの。不動産が探してくれて助かったわ」(スロバキア/女性/30代)
「大きなキッチンと、バス・トイレ別は譲れなかったわ!」(イギリス/女性/20代)
日本は小さい家が多く、1人暮らしするサイズだとユニットバスタイプが多いのかと思いきや、バス・トイレが別になっている物件が簡単に見つかったとのことでした。
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