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「日本のアニメやマンガが私を変えた」 フランス人が衝撃を受けた日本のサブカルチャー

「日本のアニメやマンガが私を変えた」 フランス人が衝撃を受けた日本のサブカルチャー

更新日: 2020/07/19

マンガアニメゲームなどをはじめとする日本のサブカルチャーは、国内だけでなく海外でも大人気。最近では伝統文化と並ぶくらい、日本を代表する文化として認識されているほどです。

今回はそんな日本のサブカルチャーについて、フランス人にインタビューしてみました! (コメントは回答者の個人的な意見です)
main image:Soundaholic studio / Shutterstock.com

マンガ好きな人が多い。特に人気は…

spatuletail / Shutterstock.com
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「フランスでは、日本と同じく『manga』と呼ばれていてマンガ好きな人が多い。本屋に行くとたくさんのマンガが売っているよ。もちろん日本のマンガは大人気で、周りで得に人気なのは『ONE PIECE』(ワンピース)かな。絵が上手だし、長く続いているからファンも多いんだと思うよ」(フランス人男性)

数あるサブカルチャーの中でも、特に外国人から人気が高いコンテンツがマンガです。最近はマンガを読むだけでなく、職業として漫画家を目指す外国人も増えているそう。

マンガは単なる娯楽ではなく、アートとして評価される一面もあります。実際にイギリスの大英博物館では、2019年5~8月に日本のマンガを展示する「マンガ展(The Citi exhibition Manga)」が開催されました。あの伝統ある大英博物館マンガが展示されるほど、日本のマンガ文化が海外で芸術としても高い評価を受けていることは、日本人として嬉しいものですね。

日本のアニメは人生に大きな影響を与えてくれた!

Sean Pavone / Shutterstock.com
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「僕にとって一番印象に残っているのは『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)だな。いろんなキャラクターがいるし、ストーリーも面白いからね。他の作品にはないストーリーだよ。キャラクターの声や動きもぴったりだね。悟空と悟飯と悟天は同じ声優さんなんでしょ。信じられないな。アニメを見てすごく面白かったから、マンガも読み始めたよ」(フランス人男性)

今までアニメというと「子供向けの作品が中心であり、大人が真剣に観るものではない」という認識を持たれがちでした。しかし、日本のアニメがそんなイメージを打破するような作品を作り続けてきたことにより、現在では子供から大人まで幅広い層に愛される存在にまでなりました。

特に『ドラゴンボール』は世界中で愛されているアニメ作品の一つです。これだけ高い評価を得ることに至った理由には、作者や監督、声優などの作品に携わるすべてのスタッフが強い愛情を持っているからだといわれています。

熱心なアニメファンの中には「日本のアニメは私の人生に大きな影響を与えてくれた!」「俺は本場のアニメを知るために日本の大学に行くことを決めたよ!」などと話すくらいの衝撃を受けた人もいるそうです。

20年以上も続くイベントが開催されるほどコスプレも大人気

Tofudevil / Shutterstock.com
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「日本のコスプレは本格的だよね。髪の毛の色やセットもキャラクターと同じにしていてすごいこだわりだよ。世界に一つだけのコスチュームを自分で作っている人もいるんでしょ。キャラクターへの愛がすごいよね。フランスでは『Japan Expo』というイベントが20年以上も開催されていて、コスプレのコンペも行われるんだ。だからコスプレの文化を知っている人が多いし、コスプレ好きのフランス人も多いよ」(フランス人男性)

マンガアニメなどのキャラクターに変装する「コスプレ」。若者を中心に多くの外国人から注目を集めている日本のサブカルチャーです。最近では、各国でコスプレイベントが開催されており、国籍や性別を超えた交流の場として話題になっています。

今回、フランス人男性が話してくれた「Japan Expo」のようなイベントのことですね。最近では海外でもコスプレが少しずつ認知されはじめてきたことにより、レベルの高い外国人コスプレイヤーが世界中から注目を集めています。

日本でもコスプレイベントは頻繁に行われていますが、特に有名なのが「コミックマーケット」(通称:コミケ)でしょう。2019年8月に行われた夏コミでは、期間中に73万人の来場があり、クオリティーの高いコスプレが話題になりました。コスプレに興味がある外国人が訪日するときにはぜひ一度、このイベントにも参加してもらいたいです。

メイド喫茶は日本に行ったら立ち寄りたい

MAHATHIR MOHD YASIN / Shutterstock.com
MAHATHIR MOHD YASIN / Shutterstock.com

秋葉原のメイド喫茶に行ったよ。英語で話しかけてくれてびっくりしたね。残念ながらフランス語は通じなかったけど。他にも中国人とか韓国人とかも来ていたね。最初は少し恥ずかしかったけど、メイドさんが笑顔で接客してくれるからとても楽しめたよ。『せっかく日本に来ているから……』と思って、勇気を出して行ってみてよかったよ」(フランス人男性)

日本を代表するサブカルチャー文化の一つにメイド喫茶があります。メイド喫茶とは、名前の通りにメイド姿の女性が接客してくれるサービスのことです。このメイド喫茶について、どうやら外国人からはその独特な空間やサービスについて、少し不思議なものとして見られる傾向にあるようですね。

今では日本人もすっかり慣れましたが、話題になった当初は外国人と同じような感覚だったと思います。

実際にメイド喫茶に行ったことがある外国人からは「彼女たちは誇りを持って働いており、とても素晴らしいサービスを提供してくれている」「正直、はじめは利用することに抵抗があったけど、実際に来てみて考えが変わったよ!定期的に通いたくなる気持ちが分かるね!」などポジティブな意見が見られました。

最近ではマンガアニメの聖地と呼ばれる秋葉原を訪れる訪日外国人が増えていることから、英語対応をしているメイド喫茶も増えており、外国人でも気軽に利用できます。来日したら、ぜひ日本のメイド喫茶文化を堪能してもらいたいですね!

カラオケは安くてご飯も食べられるから何時間でもいられる

カラオケは安くてご飯も食べられるから何時間でもいられる

「日本のカラオケは大好きだよ。僕が行ったカラオケ店は、数十曲しかフランス語の歌が入っていなかったけどね。しかも『オーシャンゼリゼ』とか古い歌が多かったな。でも英語の曲は多いから大丈夫。お店は綺麗で御飯も食べられるし、何時間でもいられるね。金額もフランスよりすごく安いと思うよ。フランスでカラオケに行ったことがなかったから、人前で歌うのはあまり好きではなかったんだ。でも日本に来たらみんな楽しそうに歌うから僕もつられて歌えるようになってきたよ」(フランス人男性)

日本ではすっかりおなじみの「カラオケ」。そんなカラオケは海外では日本ほど普及していないことをご存知でしょうか。海外にもカラオケ屋はあるのですが、日本のように街の至るところにお店はないようです。

日本人の中には「外国人は人前で歌うことに抵抗がないのだろう」と思っている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。実際に日本ではじめてカラオケを利用した外国人は「お酒を飲んで酔っている状態じゃないと、恥ずかしくて歌えないわ!」とも。

今回、インタビューに答えてくれたフランス人男性も同じことを話していましたね。

ちなみに外国人の特徴的なカラオケの楽しみ方に「歌だけでなく踊りも楽しむ」ということがあります。彼らは歌っているうちにテンションが高まると、自然とみんなで踊っているそうです。日本人には、ほとんど見られないことであり、面白いですね!

まとめ

日本のサブカルチャーはさまざまな国に伝わり、今では独自の楽しみ方をしている国もあるそうです。例えばカラオケで歌だけでなく踊りを楽しむのもその一つですね。日本発祥のサブカルチャーが各国で影響を受けて、独自の進化を遂げることにより新しい文化が生まれ育つのではないかと期待してしまいます。

Written by:
佐藤 祐(さとう ゆう)
佐藤 祐(さとう ゆう)

ライター

株式会社ダリコーポレーション

人事・労務・法務・キャリアジャンルなどの硬めのジャンルを中心に手がけているライター。コラム記事をメインに作成している。

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