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マジックスパイスの激辛スープカレー「アクエリアス」に韓国人が挑戦! 虚空や涅槃とは何が違うのか

マジックスパイスの激辛スープカレー「アクエリアス」に韓国人が挑戦! 虚空や涅槃とは何が違うのか

更新日: 2020/06/22

世界の中でも激辛好きで知られる韓国人ですが、果たしてどの程度の辛さまで耐えられるのでしょうか? 今回は、激辛愛好家行きつけのスープカレー専門店「マジックスパイス」へ、LIVE JAPAN編集部で韓国出身の朴さん、日本人スタッフ、日本人ライターの3人が、同店最強の辛さを誇るスープカレー「アクエリアス」にトライ!

さらに、いくつか種類の異なるメニューも注文し、食べ比べてみました。韓国人と日本人、それぞれがおいしいと思う辛さ、そして辛さの限界をリポートします。

誕生は1993年! たちまち行列ができる大人気店に

誕生は1993年! たちまち行列ができる大人気店に

マジックスパイス(以下:マジスパ)の歴史は1993(平成5)年まで遡ります。当時は、まだ「スープカレー」という名称はありませんでした。そこで、スープたっぷりのカレーを「スープカレー」と名付け、売り出したのがマジスパ札幌本店の店主・下村泰山さんです。

インドネシア料理の「ソトアヤム」をアレンジして作られたマジスパのスープカレーは、ピリッと効いたスパイスがクセになるおいしさで、たちまち行列ができるほどの人気店に。これをキッカケにスープカレーを販売するレストランが爆発的に増えていったことから、マジスパは「スープカレーの元祖」と呼ばれているのだとか。

札幌発祥のスープカレーですが、今では東京にも数多くの専門店が存在します。それぞれの店舗に個性があるので、いくつも回って味の違いを確かめてみるのも楽しいかもしれません。

目印は真っ赤な外観! 異国情緒あふれるド派手な店内

目印は真っ赤な外観! 異国情緒あふれるド派手な店内

マジスパといえば、一度見たら忘れないようなド派手な外観がトレードマーク。とにかく派手なので、見逃すことはなさそうです。

店内に足を踏み入れると、迫力たっぷりのビッグな金色の象がお出迎えしてくれます。

真っ赤な壁やイスからは、マジスパのみなぎる気合を感じます。異国情緒あふれる内装に、「ここは日本なの?」と一瞬どこにいるか分からなくなるほど(笑)。

店内には象の置物など、海外を連想させるお土産も多数売られています。

マジスパのレトルトカレーカレー味のおかきも販売されていて、こちらはお土産にしても喜ばれそうですね。

組み合わせは無限大! スープカレーの頼み方

マジスパのカレーはいくつもの組み合わせがあり、お好みの味を選べるのが嬉しいポイント。まずは、スープカレーの頼み方をご紹介しましょう。

1、カレーを選ぶ
チキン(1000円)、ハンバーグ(1160円)、モモ(1050円)、キーマビーン(1140円)、ベジビーン(1030円)、ポーク角煮(1080円)、ビーフ(1160円)、シーフード(1210円)、ベジマッシュ(1100円)、気まぐれカレー(時価)の10種類から、お好みを選びます。※各税別

2、ベースを選ぶ
チキンベース(ソトアヤム)または、トマトベース(元気カレー/110円UP)のどちらかを選びます。

3、辛さを選ぶ
覚醒(+70円)、瞑想(+100円)、悶絶(+140円)、涅槃(+200円)、極楽(+210円)、天空(+220円)、虚空(+270円)の7種類から、辛さを選びます。

4、お好みでトッピングを追加する
マストではありませんが、お好みでトッピングの具材を追加できます。チーズ(140円)や季節の野菜(210円)といった人気具材のほか、高野豆腐(110円)やもちきんちゃくん(100円)などの変わり種もあるので、その日のお腹の空き具合や気分によって追加してみてください。

1日5食限定の激辛スープカレー「アクエリアス」とは

マジスパには、1日5食限定の激辛スープカレーが存在します。その名も「アクエリアス」(1660円)。

「火を吹くような辛さ」「完食できない」などとささやかれる一方で、激辛好きには「おいしい」と親しまれているとか。とはいえ、食べてみないことには真相はわからない……ということで、LIVE JAPAN編集部の韓国人 朴さんと、日本人スタッフ&日本人ライターが試食レポートします。

まずは、「アクエリアス」のビジュアルをご覧ください。キムチのような赤色のスープで、具材がたっぷりと盛り付けられています。

今回はアクエリアスのチキンカレーver.を選んだため、骨付きチキンがドーンと乗っています。

朴さん「これは辛そうですね……。私は韓国人にしては辛さに弱いほうなので、ちょっと心配ですが、勇気を出してトライしてみます!」

定番「涅槃」とスタンダードな辛さで最上級の「虚空」も試食

定番「涅槃」とスタンダードな辛さで最上級の「虚空」も試食

そこそこ辛いもの好きの日本人スタッフはマジスパで定番の人気メニュー「涅槃(なはん)」を、同じく辛いもの好きの日本人ライターはスタンダードなメニューで一番辛い「虚空(こくう)」をセレクトしました。

こちらが、ビーフの「涅槃」。元来のスープカレーらしい色味で、食欲をそそります。こちらも具材がたっぷり!

対して、エビや牡蠣などが盛られたシーフードの「虚空」は、アクエリアスまではいかないものの、やや赤味がかった色合い。いかほどの辛さなのか、ちょっぴり不安が胸をよぎります。

いざ実食! 韓国人はアクエリアスを完食できるのか!?

いざ実食! 韓国人はアクエリアスを完食できるのか!?

いざ、アクエリアスを実食!

「いただきます! がんばります!」とドキドキしながら、手を合わせる朴さん。

アクエリアスだけ他のカレーのスプーンと大きさが異なり、やや大きくて重いスプーンが用意されています。まずは、小さめに盛り付けて恐る恐るスプーンを口に運ぶと……。

「あれ? 思ったより辛くないかも? 普通においしいです」

ちょっと拍子抜けした感じの朴さんですが、このときはまだ知りませんでした。アクエリアスの辛味は、少し遅れてやって来るということを……。

「意外とイケそう」と勢いよく2口目をほおぼった朴さんですが、次の瞬間……

「辛い〜!!!!」

「これ、無理かも!!!」

朴さんいわく、2口目で強い辛味を感じたそう。

「でも、めちゃくちゃ辛いけど、ちゃんと旨みもあります。ちゃんとおいしいんです。けど、同時に強烈な辛味が襲ってきます」

「辛い、辛い」と言いつつも、黙々と食べ進める朴さん。そのうち、顔にじんわりと汗がにじんできました。

今回は、強烈な辛味に備えて甘みのあるラッシーを用意。ラッシーをお供にカレーを食べることで、多少は辛味をやわらげることができます。

ただ、3分の1ほどを食べたところで、徐々に食べるペースが落ちてきました。

「とてもおいしいんですが、やっぱり辛味が強すぎますね……! なかなか減りません」

結局、最後まで食べきることはできず、半分ほど残した状態でギブアップ……。

「私は辛いものが得意ではないので完食できませんでしたが、一般的な韓国人ならおいしいと感じる辛さだと思います。それにアクエリアスは、ただ辛いだけじゃなくスパイスの旨みもしっかり感じられますよ! ぜひ、韓国人の方にはトライしてみてほしいです」

日本人スタッフ&日本人ライターもアクエリアスを試食してみたところ、朴さんと同じく1口目はイケる気がしたものの、2口目からは火を拭くような辛さに襲われました。辛いというか痛い。ちょっと身の危険を感じる辛さでした。

ちなみに、激辛好きで知られるタレントの鈴木亜美さんは、アクエリアスに追加の唐辛子をたっぷりかけて完食していたそう。恐るべし味覚の持ち主ですね……。

「涅槃」と「虚空」のお味は?

「涅槃」と「虚空」のお味は?

続いて、日本人スタッフがマジスパで人気を誇る「涅槃」を実食! 「摩訶不思議世界への入り口」とキャッチコピーが書かれたこちらは、程よいスパイスの辛味が特徴的で、一般的な「辛口」と同じくらいの辛味なのだとか。

日本人スタッフ「アクエリアスを食べた後だと、すごくマイルドに感じますが(笑)、冷静に考えると辛さはちょうどよい気がします。ピリ辛のカレーが食べたいときは、『涅槃』がちょうど良いかもしれません」

さらに、日本人ライターが「虚空」をいただいてみると、見た目はちょっと赤いのですが、ピリッとしたキレのある辛味が良いアクセントになっていておいしい! 辛いもの好きのライターからすると、シーフードの旨みやコクも感じられる純粋においしいカレーです。「涅槃」では辛味が物足りない方は、「虚空」を選ぶと良さそうです。

スタッフさんいわく、マジスパのカレーはスパイスの調合にとてもこだわっているそう。だからこそ辛味の中にスパイスの複雑さも感じられ、クセになるおいしさなのだと納得しました。日本に来たら、ぜひマジスパの元祖・スープカレーを食べてみてください。激辛の世界を知りたい方は、早めの時間に来店するとアクエリアスが食べられるはず!

  • マジックスパイス 東京下北沢店
    • 住所 東京都世田谷区北沢1-40-15 北沢ゴルフマンション 1F
    • 最寄駅 小田急線/京王井の頭線 「下北沢」駅から徒歩6分
    • 電話 03-5454-8801
    • 営業時間: [月~金]11:30~15:00 17:30~23:00
      [土・日・祝]11:30~23:00(LO:22:30)
      定休日: 火曜・水曜

Written by:

小林香織

小林香織

2014年ライターデビュー。WEB媒体の取材記事を中心に【働き方、ライフスタイル、旅、海外文化】等のジャンルで多数執筆。旅と仕事を両立する海外ノマドワーカー。2019年よりフリーランス広報/PRとしても活動をスタート。好きなものは、旅、テクノロジー、英語、アート、カフェ。

筆者ホームページ:https://love-trip-kaori.com/
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