住みやすい国としても知られているオーストラリアには、シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの都市に多くの日本人が移住しているそう。
日本人にとっては魅力たっぷりのオーストラリアですが、反対にオーストラリア人にとって日本はどんな国なのでしょう。過去にインタビューした中から、オーストラリア人男性が日本に来て驚いたことをまとめて紹介します。(以下は回答者の個人的な意見です)
日本人の頭の中はどうなっているの? 文字が複雑な日本語を操れるなんて!
「日本語はすごいよ! ひらがな、かたかな、漢字の三種類を使い分けるなんて信じられない。英語圏出身の僕からすると、小さな子もちゃんと使い分けていることに感動するよ。特に漢字は本当に難しい……」
といいつつも、漢字の勉強にハマっているこのオーストラリア人男性。一番好きな漢字は「走」とのこと。理由は、「書いているときに、本当に走っているみたいにシャッシャッと書けるのが気持ちいいから!」。言われてみれば確かにそうかも……?
温水洗浄便座を初めて見たときは驚いた!
「オーストラリアには温水洗浄便座はないね。使ったこともないよ。なんとなく抵抗があるかなあ……」(オーストラリア人男性)
外国人が日本に来て特に驚くことが日本の温水洗浄便座だといわれています。日本人からしたら今では家庭だけでなく、公衆トイレにも備えられている温水洗浄便座に感動するということは少し理解できないかもしれません。
しかし海外では温水洗浄便座がほとんど普及しておらず、多くの外国人が温水洗浄便座の存在を知らない、または利用したことがないのです。そのため、日本で初めて温水洗浄便座を体験した外国人が多く、その素晴らしさに驚かされるみたいですね。
おしゃれな人もいるけど…サラリーマンやOLの服装は「退屈」
「日本のサラリーマンのスーツ姿はつまらない。みんな同じに見えるし、暑いときは快適ではないよね。オーストラリアではもっとカジュアルなんだ。例えばIT企業ではTシャツ、ジーンズでもOK。でも、女性のオフィスファッションは素敵だと思うよ」
外国人観光客は気づいていないかもしれませんが、「退屈」な服装は社会人になる前から始まっています。就職活動のときは、決まって黒いスーツに白のシャツと黒の靴。
社会人になれば、職場のファッションはスーツやオフィスカジュアル。色も黒、紺、グレーなどのベーシックカラーが多くなりがちです。ただし日本のIT企業やマスコミ、クリエイティブ系の職種は、比較的ラフなファッションを身にまとう人も少なくない印象。
日本では、日頃から当たり前に他人への礼節を求められるため、服装もその一環としてフォーマルに近いファッションを求められるのではないでしょうか。
冬に分厚いジャケットを着ている人が変だなと思う
「日本人のように、そこまで冬を寒いとは感じません。ときどき、分厚いジャケットを着ている人が周りにいますが、変だなあと思います」(オーストラリア人男性)
外国人が冬でも薄着で過ごせる理由の一つに「生まれ育った母国が日本よりも寒い」ということがあります。オーストラリアと聞くと暖かい国のイメージを持つ人が多いと思いますが、実際は、冬になると東京よりも冷え込む州もあるのです。そのため、日本の冬を寒いと感じず、薄着で過ごせているのかもしれませんね。
自動販売機がどこにでもある! うどんや味噌汁も売っている!?
「日本の自動販売機は素晴らしいね、毎日使っているよ! どこにでもあるのがいいね。前に群馬に行ったとき、うどんの自動販売機があったのには驚いたよ!」
日本人からしたら、自動販売機がどこにでもあるのは当たり前だと思いますよね。しかし、世界でも日本ほど自動販売機が至るところにある国は珍しいのではないでしょうか。
おにぎりってこんなにおいしいの!? 感動したよ!
日本とは異なる食文化を持つオーストラリア男性にとって、もっとも好きな日本食は「おにぎり」でした。その理由は?
「オーストラリアで和食は食べていたし、寿司屋さんもあったけど、日本で初めておにぎりを食べたときの感動は忘れられないよ。一番好きな具はしゃけ!甘みと塩気のバランスが絶妙」
寿司や天ぷらの影に隠れていますが、おにぎりも日本を代表する立派な和食。このおいしさに気づいてくれて、ありがとう!
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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