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2019年「今年の一皿®」はタピオカ! ブームを超えて社会現象に|ぐるなび総研

2019年「今年の一皿®」はタピオカ! ブームを超えて社会現象に|ぐるなび総研

公開日: 2019/12/06

日本の年末の風物詩といえば「ユーキャン新語・流行語大賞」の発表に、各テレビ局の特番、そして「今年の一皿」です。2019年の世相を反映した食は「タピオカ」が選ばれました!

「今年の一皿」とは?

「今年の一皿」とは?

「今年の一皿」は、優れた日本の食文化を人々の共通遺産として記録に残し、保護・継承するためにその年の世相を反映し象徴する食として、LIVE JAPANを運営するぐるなびと同じ「ぐるなびグループ」のぐるなび総研が毎年年末に発表しているもの。2014年にスタートし、今年で6年目を迎えました。

飲食店情報サイト「ぐるなび」が保有するビッグデータから、検索数や上昇率といった一定条件を満たした40ワードを抽出し、ぐるなび会員を対象としたアンケートやメディア関係者の審査によってノミネートワードを選定(※)。ノミネートワードの中から、「その年に流行または話題になったこと」「その年の社会の動きと関係が深く、世相を反映していること」「食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があること」の3条件を満たしたものが「今年の一皿」に選ばれます。
※ 2019年は1796万人(2019年10月1日時点)のぐるなび会員、計83社 130媒体 173人のメディア関係者が選定

2019年のノミネートは「スパイスカレー」「タピオカ」「チーズグルメ」「発酵食メニュー」

2019年のノミネートは「スパイスカレー」「タピオカ」「チーズグルメ」「発酵食メニュー」

2019年のノミネートワードは「スパイスカレー」「タピオカ」「チーズグルメ」「発酵食メニュー」の4つ。選定理由は以下の通りです。

・スパイスカレー
近年のスパイスブームの中でも、2019年は特にスパイスカレーが際立ちました。日本でも多種多様なスパイスを入手しやすくなったことから、これまでのカレー専門店に留まらず、カフェなどでもおしゃれな見た目のスパイスカレーを提供しています。

・タピオカ
地域や年代を問わず日本中を席巻。「タピる」「タピ活」などの造語もでき、ブームを超えて社会現象化しています。特に若年層の支持を受け、SNS上の発信力が支えにもなり幅広い層への広がりも見せました。専門店以外でも味わえたり、自分好みにカスタマイズできたり多様性に富んだ楽しみ方が広がりました。

・チーズグルメ
2019年は日本人のチーズ消費量が過去最高を記録。チーズの輸入量も年々増加し、小規模な国産ナチュラルチーズの生産者も着実に増加しています。2006年には106カ所だった日本国内のチーズ工房が2018年には319カ所と約3倍に増えています。

・発酵食メニュー
納豆の市場規模が過去最高を記録し、国内では発酵食品を使った飲食店やカフェが増加しています。また健康志向の高まりや海外でも注目も拡大。観光庁「訪日外国人の消費動向 2018年」によると日本食は訪日外国人が楽しみにしていることの第1位で、世界で認められたことも伝統的な食文化を見直すきっかけとなりました。

この中から「今年の一皿」に選ばれたのは……?

令和元年「今年の一皿」は「タピオカ」

令和元年「今年の一皿」は「タピオカ」

栄えある2019年「今年の一皿」は「タピオカ」!

ブームを超えて社会現象化したことや、専門店に限らずさまざまな飲食店で提供されるようになり消費者の楽しみが増えたこと。一部でマナー不足によりゴミ問題が取り沙汰されることもありましたが、転じて若者を中心にゴミ拾いを自主的に行うなど環境問題への意識を持つきっかけになったこと。

さらにタピオカの原料であるキャッサバ芋はグルテンを含まないためグルテンフリー食材としての活用や、丸い粒のタピオカパール以外にもさまざまな形で日本の食文化に取り入れられる可能性がある点が評価されました。

左から奈緒さん、華蓮さん

記者発表会には年間700店舗・1000杯以上、最大で1日24杯のタピオカミルクティーを飲み歩いたこともあるタピオカ愛好家(たぴりすと。)の奈緒さん、華蓮さん、論文『日本におけるタピオカ』の著者でフリーライター/同志社女子大学非常勤講師の長友 麻希子さん、WEBマガジン「メガブラジル」の麻生 雅人編集長が登場しました。

奈緒さん、華蓮さんは「タピオカは一過性のブームといわれることもありましたが、このように社会現象化し、受賞したことをうれしく思います。今は若者がSNSを通じてアクションを起こせる時代。ゴミ問題など一部ネガティブな印象を払拭できるよう社会問題にも積極的に取り組んでいきたいです」とコメント。

長友さんは「私がタピオカを調べ始めたのは約20年前。今日は20年越しのタピオカ祭りに参加している気分です」と喜びを明かしました。

準大賞は「発酵食メニュー」

準大賞は「発酵食メニュー」

準大賞に選ばれたのは「発酵食メニュー」。

2019年は納豆の市場規模が過去最大となり、発酵食品を扱う飲食店、カフェが増えました。発酵食品は古来より日本食には欠かせないものでしたが、納豆などの食品単体だけでなく、食品全体で上手に取り入れるスタイルが今年の特徴でした。減塩や健康増進の効果も期待できる点も評価ポイントとなりました。

歴代の「今年の一皿」

ちなみに、過去の「今年の一皿」はこちらです。

●2014年「ジビエ料理」

第1回の2014年は、農林水産省が6次産業化を推進する一環として力を入れた「ジビエ料理」。新たな日本の食文化の誕生として選ばれました。

●2015年「おにぎらず」

第2回の2015年は、日本に古くから伝わるおにぎりを「にぎらずにできる」という発想が人気を呼んだ「おにぎらず」。

●2016年「パクチー料理」

第3回の2016年は、パクチー愛好家を指す「パクチスト」という造語も生まれた「パクチー料理」。

●2017年「鶏むね肉料理」

第4回の2017年は、「鶏むね肉料理」。高齢化や健康志向の高まりから、糖質・脂質の過剰摂取を控えてたんぱく質を適正に摂取しようとする人々が増え、高たんぱく・低脂質な食材として注目を集めた「むね肉」の料理が選ばれました。

●2018年「鯖(さば)」

第5回の2018年は、「鯖(さば)」。2018年は多くの災害に見舞われた一年であり、防災意識の高まりから、缶詰や乾物、フリーズドライなど「非常食」を備蓄することの重要性にも気づかされた点などが選定ポイントとなりました。

日本の世相を反映し象徴する「今年の一皿」、改めて味わってみてはいかがでしょうか。

Written by:

上口翔子

上口翔子

LIVE JAPAN編集部 日本語東京エリアの編集担当。IT系Webメディアの編集記者や地元の富士山エリアで事業を展開する企業の広報宣伝業務を経て、2016年ぐるなび入社。趣味は富士山の撮影と「ぬい撮り」。

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