「ワークライフバランス」「働き方改革」といった言葉をよく耳にするようになった昨今。日本とは働き方が異なる外国人が、日本で働いてみるとどのような違いを感じるのでしょうか?
今回は過去に公開した記事の中から、アメリカと日本の両国で社会人経験がある男性が感じた「日本企業で働いてショックを受けたこと」をまとめて紹介します。(以下は回答者の個人的な意見です)
経験やスキルを重視した質問が少ないという印象がある
「アメリカの面接でチェックするのは、極端にいえば『能力』だけ。仕事ができるのかどうか、その一点に限られているんだ。だから、応募者がどのような経験をしてきてどのようなスキルを身に付けているのかが重要です。日本でも経験やスキルを気にしているんだろうけど、詳細に聞いてこない面接もいくつかありましたね」
アメリカ人は特に、キャリアについて明確なビジョンをもって経験を積んでいくのだそうです。そのために転職をくり返すこともあるほど。日本では会社に入ってから教育を受けてスキルを高めていくというやり方もまだまだ根強いので、アメリカ人には違和感があるのかもしれませんね。
交通費が会社持ち!通勤手当が出るのが素晴らしい!
「日本は通勤のための交通費を会社が払ってくれるよね!あれは本当に素晴らしいしうれしいよ。アメリカの場合は、自己負担が当たり前。アメリカの場合は車通勤が基本だから難しいのかもしれないけど、ガソリン代とか払ってくれたらいいのになぁ。東京は電車の路線がたくさんあって便利だし、定期もいろんなところで途中下車できていいよね」
日本では当たり前の通勤手当。アメリカでは基本、自己負担のためすごくうらやましいとのこと。日本でも車通勤の地域は多いですが、通勤手当は支給されます。日本の会社はこういったところにもフォローが手厚いというのはありがたいと思わないといけないのかもしれませんね!
ビジネスなのに人間関係で悩んでいる
「ビジネスの仲間は友達じゃないからね。同僚や上司と気が合うかどうかなんて気にする必要はまったくないよ。日本人は仕事の内容そのものよりも、人間関係について悩んでいる人が多い気がする。仕事をしていれば、いろいろな人と接するのはあたり前。性格が違うとか気が合わないとか、どうでもいいじゃない!」
たしかに、日本人は職場の人間関係に敏感です。企業・官庁・各種法人に勤務する正社員5,000人以上を対象にした株式会社マネジメントベースの調査では、仕事上のストレスの原因で最も影響が強かったのは「人間関係」と発表しています。
「アメリカ人は、基本的にどんな人とも合わせることができるんだ。宗教とか人種が違う人たちが集まったなかで育ったからだと思う。まあ、それ以前にそもそも会社でプライベートな話をしないから仲良くなりようがないけどね(笑)」
アフターファイブの飲み会、面倒な時もあるけど、ちょっとうらやましい?!
「日本人って、仕事帰りに飲みに行くみたいな習慣があるでしょ?お酒の席だとみんなすごくオープンになって、性格が変わったような人もいるよね。あそこまでチェンジできるのはちょっとうらやましいかも。あと会社で決められた飲み会、あれは正直面倒くさいときもあるかな。でも、会社の仲間みたいな気持ちも出てくるし仲良くなれるし、そういう機会があるのはいいと思うよ」
アフターファイブに同僚と飲み屋街に繰り出すというのは、日本のサラリーマンの典型的なスタイル。忘年会や新年会など、会社が主催する飲み会といったものもよく開催されます。
アメリカではそういった飲み方はせず、たとえ会社が主催していても出席は自由だそう。通勤で運転が必要なため仕事帰りは飲めないという物理的な問題もあるようですが、さすが自由の国アメリカです。付き合わなければならない面倒な気持ちもありつつ、そんな日本的な飲み会でハメを外している日本人をみると、ちょっとうらやましくも感じるそうです。ぜひ同じように自分を解放してみてもらいたいものです。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
-
花魁と花火の競演!2024年10月19日(土)・26日(土)、11月9日(土)・16日(土) 江戸ワンダーランド日光江戸村「Edo Wonder Night」開催!
-
江戸時代から続く東京の銭湯文化を、外国人ネイティブが体験。古き良き昔ながらの銭湯と、現代風にリニューアルされた最新の銭湯を徹底レポート
by: 加藤 洋平
-
富士山・河口湖の自然を満喫するならグランピングがおすすめ!「HOSHIFULL DOME FUJI」で宿泊体験
by: 島田みゆ
-
日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録決定!
by: LIVE JAPAN編集部
-
河口湖で食べるべきほうとう3選!富士山麓の絶品名店を食べ比べ
by: 島田みゆ
-
日本最大の琵琶湖に、とろける近江牛。 滋賀県の魅力をまるごと堪能できる「ここ滋賀」ガイド