ドローンは、今まで難しかった、まるで自分が鳥になったかのような視点での撮影ができること、そして小型化・低価格化も実現してきていることから、ここ数年日本で一気に普及が進んでいます。
しかし、過去何度かドローンに関する事件が報じられているように、使用するには正しい知識・危険性を認識しておく必要があります。2019年も、幸い事件にはなりませんでしたが、ドローンの飛行禁止エリアである渋谷駅前のスクランブル交差点付近で訪日外国人がドローンを飛行していて通報&注意を受けたことがありました。
総務省は2015年4月28日に「小型無人機『ドローン』による撮影映像等のインターネット上での取扱に係る注意喚起」を発表していますが、あらためてここでドローン撮影時の注意点を見ておきましょう。
プライバシーには細心の注意をはらうべき!
ドローンを使用すると、今までにないアングルで素敵な映像・動画を撮影できますが、そのために、映ってはいけないものが移ってしまう可能性があります。特に注意したいのは、プライバシーの問題です。ドローンを使って撮影した映像・画像に映った人の同意を得ずにインターネット上に公開してしまうと、プライバシー及び肖像権を侵害してしまうおそれがあるのです。
ただ、撮影の際に、被撮影者の同意をとることが難しい場合があります。そのような場合はどのようにしたら良いのでしょうか。総務省の注意喚起によると、人の顔や車のナンバープレートなど、プライバシーの侵害の可能性があるものに対しては“ぼかし”を入れるなどの配慮が必要ということです。
つい、うっかりではすまされない! ラッキースケベ映像の公開は超危険
スケベな男性の中には、ドローンの登場により、エッチな映像・画像の撮影チャンスができるのではと思った人もいるかもしれません……。しかし、そんなことは当然ながらご法度。
浴場、更衣場や便所など、人が衣服を着ていないときがある場所を撮影した場合、刑事上、軽犯罪法の対象となるおそれがあるのです。確信犯はもちろんのこと、ついついうっかり……という人も犯罪になってしまうので注意を払うべきです。
公開前に、映像に映ってはいけないものがないか入念にチェックすることが大切
ドローンは、自分の視界で見られないアングルで撮影しますので、気をつけているつもりでも、いろいろなものが映ってしまうことがあります。インターネットで公開する場合は、公開前に入念にチェックをして、必要があればぼかしをいれる、カットするなどの加工をしましょう。
総務省の注意喚起は、あらためてよく読んでおくとよいでしょう。正しい使い方をして、有意義なドローンライフを楽しんでください!
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