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無料で楽しめる!都内周辺の潮干狩りスポット

無料で楽しめる!都内周辺の潮干狩りスポット

更新日: 2017/09/14

暖かい日差しが降り注ぎ、初夏を迎える頃。“潮干狩り”は、子どもから大人まで誰でも気軽に遊べて、旬の味覚まで味わえるこの時期にぴったりな定番レジャーだ。今回は、都内近郊の無料潮干狩りスポットを、基礎知識とともにご紹介。

横浜で天然アサリが取れる!「海の公園」

横浜で天然アサリが取れる!「海の公園」

「海の公園」は、横浜市内で唯一海水浴場のある公園。約1kmの人工砂浜があり、無料で潮干狩りが楽しめる。
関東を代表する大人気スポットのため混雑は必至だが、トイレや足洗い場などの施設も充実しているので、安心して遊びに行けるだろう。
浜辺には、東京湾から流れ込んだ天然のアサリ、シオフキといった貝類やカニなどたくさんの生き物が生息している。
狙い目は干潮時刻の前後2時間くらい。人気スポットでは、すでに掘られている可能性も高いので、貝がいないと思ったらこまめに移動することがポイントだ。入場も採った貝類の持ち帰りも無料だが、持ち帰りは2kgまでとなっている。
園内には他にも、サッカーなどが楽しめる芝生グラウンドや、手ぶらでも楽しめるバーベキュー場(予約制・有料)などがある。豊かな自然の中で、1日中アウトドアレジャーを大満喫したい方にぴったりのスポットだ。

潮干狩りができる期間:3月〜9月中旬ごろ
採れる貝の種類:アサリ、シオフキ、カガミガイ、マテガイ

  • Umi no Koen (Marine Park)
    • 住所 〒236-0013 神奈川県横浜市金沢区 海の公園10

買い物ついでに潮干狩り!「お台場海浜公園」

買い物ついでに潮干狩り!「お台場海浜公園」

東京を代表する観光地「お台場海浜公園」でも、実は潮干狩りが無料で楽しめる。
同施設では、潮干狩り用に稚貝をまいたりしていないので、レインボーブリッジを眺めながら、磯遊びのひとつとして貝探しを楽しむといいだろう。伊豆諸島にある神津島から砂を運んだという人工の砂浜は、約800メートルに渡り、都内とは思えない穏やかな空間となっている。
アサリやシオフキ、バカガイなど、意外にも豊富な種類の貝が生息しているので、運が良ければ貝に出会えるかも。
ショッピングエリアやレストランにも近いので、観光ついでにふらりと潮干狩り気分を味わいたい人には絶好のスポットだ。

潮干狩りができる期間:3月〜9月中旬ごろ
採れる貝の種類:アサリ、シオフキ、バカガイ、マテガイ

天然潮干狩りの名所!「葛西臨海公園」

天然潮干狩りの名所!「葛西臨海公園」

東なぎさと西なぎさ、2つの人工干潟からなる「葛西海浜公園」は、野鳥や貝の自然保護区となっている。日本渚百選にも選ばれており、四季を通して美しい景色を望むことができる人気のスポットだ。
海水浴場やバーベキュー場のある西なぎさは、天然の潮干狩り場としても有名。潮干狩り専用の浜ではないため大量には採れないが、シオフキやバカガイ、マテガイなどが生息している。
大きな魚が入ってこない干潟なので、アユやハゼなどの魚の子どもが泳ぐ姿を見ることができる。また、コメツキガニやケフサイソガニ、オサガニなどのかわいいカニが歩くなど、様々な生き物が観察できるため、子どもとの磯遊びにも最適な場所だ。

潮干狩りができる期間:3月〜9月中旬ごろ
採れる貝の種類:シオフキ、バカガイ、マテガイ

しっかりチェック! 潮干狩りグッズと服装

しっかりチェック! 潮干狩りグッズと服装

今回ご紹介したのはいずれも無料スポット。道具の貸し出し等を行っていないので、道具の持参は必須。少なくともバケツ・カゴ・軍手・熊手は持っていこう。無料スポットに限らず、大きな貝採り器具は禁止されているところが多いので、熊手は15cm以内の小ぶりなものがオススメだ。
曇っていても思った以上に強いのが陽射し。頭と首もとへの直射日光は避け、帽子やタオルで保護しよう。貝の破片で怪我しやすい足元は、長靴よりも水はけの良いウォーターシューズがオススメ。古くなった靴下を重ねばきするだけでも、案外動きやすく快適だ。
また、採った貝や濡れた道具を持ち帰るのに活躍するのが新聞紙。さらにビニール袋も数枚用意しておくといいだろう。

潮干狩りの基礎知識

潮干狩りの基礎知識

潮干狩りができるのは、潮が引く干潮の時間帯のみ。着いたら上げ潮だったなんてことのないように、干潮時間の約2時間前には現地にいよう。干潮時間は、海上保安庁のサイトなどで確認できるのでチェックしてみて。
潮干狩りの大定番アサリは、中洲や砂浜の瀬などの傾斜地に集まっている。干潮で浅くなった砂浜をよく見て、“アサリの目”と呼ばれる二つ並んだ小さい穴を探してみよう。コツは、広く浅く掘ること。いないところをいつまでも掘り進めずに、移動しながらアサリたちが集う場所を探し当てよう。
アサリの他、マテガイにも注目してみてほしい。竹のような節状の貝で、砂の表面近くにいるアサリよりも深く、30cm〜50cmくらいのところに生息している。マテガイの採り方はとてもユニークでなんとも愛らしく、子どもも夢中になる楽しさだ。シャベルなどで砂をざっくりと削ると、1cmくらいの穴が現れる。そこに塩をふりかけるとひょっこりっと顔を出すので、その瞬間を逃さずキャッチしよう。

潮干狩りのマナー

潮干狩りのマナー

潮干狩りへ出かける前に知っておきたいのが、潮干狩りができるエリアとできないエリアがあるということ。今回紹介した無料のスポットの中にも、禁止区域が設定されているところもあるので前もって確認しておこう。
また、場所によって使用しても良い道具の大きさや、採れた貝を持ち帰れる量も決まっている。いずれの場所も、2cm以下の稚貝は採取しないのがマナー。そのほか、ゴミを持ち帰るなど、ルールとマナーをしっかりと守って、みんなが楽しい潮干狩りにしてほしい。

ライター:君島有紀

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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