おすすめ展覧会＆美術展５選

更新日: 2017/05/31

日本の伝統的な絵画の日本画や日本で興隆を極めた絵巻、そして個性的な作品で見る人を魅了する日本の画家たち…。3月も見ごたえのある美術展＆展覧会が勢揃い！

日本画の教科書　東京編

2017年2月16日（木）～4月16日（日）
　開館50周年を記念して行われる展覧会。前回の京都編に続く第２弾「日本画の教科書東京編 ―大観、春草から土牛、魁夷へ―」では、横山大観、菱田春草、川合玉堂、東山魁夷など近代日本画壇を牽引した画家たちの名品約50点が一堂に会す。近代日本美術史を語るうえで欠かせない、まさに「日本画の教科書」ともいうべき名画が揃う。

料金）観覧1200円、時間）10：00～17：00、休）月曜（祝日の場合は翌日）

山種美術館
- 住所 3－12－36　Hiro,Shibuya-ku,Tokyo,150-0012,Japan

これぞ暁斎！世界が認めたその画力

2017年2月23日（木）～4月16日（日）
幕末から明治時代を生きた絵師・河鍋暁斎。仏画から戯画まで幅広い画題を時に緻密で繊細に、時に大胆かつユーモアたっぷりに圧倒的な画力で描きあげている。「ゴールドマンコレクション　これぞ暁斎！世界が認めたその画力」では彼の多岐にわたる作品の全体像を展覧するもの。出品作はすべてイギリス在住のイスラエル・ゴールドマン氏のコレクションから厳選しているので、普段国内では出合うことができない作品を鑑賞できる貴重な機会でもある。

料金）入館1400円、時間）10:00～19:00（金・土曜～21:00）※入館は閉館の30分前、休）無休

Bunkamura ザ・ミュージアム
- 住所 2-24-1 Dogenzaka, Shibuya-ku, Tokyo ,150-8507

高麗仏画－香りたつ装飾美

2017年3月4日（土）〜3月31日（金）
朝鮮半島全域を最初に統一した王朝・高麗（918～1392）。国家の安寧や除災を仏教に祈願した高麗王朝では、類まれな仏教文化が花開いた。本展は11～14世紀の高麗仏画の名品が集結する展覧会で、東京での開催は初めて。威厳に満ちた阿弥陀如来像や優美な水月観音など26件に、精緻な装飾経や仏具の優品を加えた38件の絵画・工芸作品を展示し、日本の仏教絵画とは趣の異なる静粛な美の世界を紹介する。

料金）入館1300円、時間）10:00～17:00
※入館は閉館の30分前
休）月曜（3/20は開館、3/21は閉館）

根津美術館
- 住所 6-5-1, Minamiaoyama, Minato-ku, Tokyo, 107-0062, Japan

絵巻マニア列伝

"重要文化財　病草紙断簡　不眠の女一幅　平安時代　12世紀　サントリー美術館 "

2017年3月29日（水）～5月14日(日）
文学と美術を融合させた絵巻は、日本で隆盛をみた芸術様式。本来、絵巻は実際に手にとって見るもので、掌中で展開する絵物語に中世以来、多くの日本人は魅了されてきた。そして各時代に熱烈な愛好家を生み出してきた。六本木開館10周年記念展「絵巻マニア列伝」では、後白河院や花園院、そして足利歴代将軍など、“絵巻マニア”ともよべる愛好者に注目し、鑑賞記録をたどりながら絵巻享受の様相を探る。有力パトロンでもあった絵巻マニアたちの姿を追うことで、知られざる絵巻制作の実態と背景に迫る。

料金）入館1300円、時間）10:00～18:00（金・土曜、5/2～4～20:00）※入館は閉館の30分前、休）火曜（5/２開館）

サントリー美術館
- 住所 Tokyo Midtown Galleria 3F,9-7-4 Akasaka, Minato-ku, Tokyo 107-8643,Japan

特別展「雪村－奇想の誕生－」

2017年3月28日（火）～5月21日（日）
戦国時代に常陸国（現在の茨城県常陸大宮市）で武家の一家に生まれ、幼くして出家し画家を志した雪村（せっそん）。彼が描く人物画や山水画にはドラマチックで独創的なものが多く、際立った個性を放っている。本展は海外からの里帰り作品を含め、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件で構成される大規模な回顧展。人物画や山水画だけにとどまらず、花鳥画、静物画など、どれをとってもユニークな雪村芸術の真髄に迫る。

料金）1600円
時間）10:00～17:00（金・土曜、5/2～4～20:00）※入館は16:30
休）月曜（5/1開館）