![【日本人すげえええ!】肉じゃがは○○の失敗作!?逆転の発想から生まれた日本の定番メニュー5選](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/00/a0000624/img/basic/a0000624_main.jpg?20170613141217&q=80)
日本の食卓でお馴染みのアノ料理、実はルーツは海外の別のメニューだった!?本場でも味わえると思っていたアノ洋食が日本でしか味わえない!?逆転の発想から生まれた「ルーツが海外、日本生まれのグルメ」を徹底調査。肉じゃが、とんかつ、エビチリ、ナポリタンなど、意外なメニューの発祥を紹介しちゃいます!
1.ビーフシチューを作ったら「肉じゃが」ができた!?
![1.ビーフシチューを作ったら「肉じゃが」ができた!?](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/00/a0000624/img/ja/a0000624_parts_57ff56cd703db.jpg?20170613141217&q=80)
日本食の定番メニュー!おふくろの味として親しまれている「肉じゃが」のルーツは、実はイギリスにありました!誕生には諸説ありますが、現在では日露戦争でバルチック艦隊を打ち破った海軍司令官・東郷平八郎に由来するという説が有力です。
1870年から1878年までイギリスに留学経験のあった東郷は、現地で食べたビーフシチューの味が忘れられず、軍艦の料理長に命じて作らせたのだとか。しかし、その料理長はデミグラスソースを知らず四苦八苦。「牛肉・にんじん・たまねぎ・じゃがいも」という食材のヒントだけを頼りに作り上げたのが、砂糖と醤油で煮込んだ肉じゃがだそうです。
結果ビーフシチューとは似ても似つかぬ料理ができ上がったわけですが、これはこれで「アリ」とされ、海軍の中で人気メニューとなり、次第に一般家庭にも浸透したのだとか。ちなみに、発祥の地は旧海軍の軍港とされていますが、そこが広島県の呉か京都府の舞鶴か、未だに判明していないそうです。
2.「とんかつ」はフレンチ発祥!天ぷらがヒントに
![2.「とんかつ」はフレンチ発祥!天ぷらがヒントに](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/00/a0000624/img/ja/a0000624_parts_57fefba6ea187.jpg?20170613141217&q=80)
「とんかつ」は、フランス料理の「コートレット」がルーツと言われています。コートレットとは、子牛や羊や豚などの骨つきの背肉のこと。この発音が日本風に訛ると「カツレツ」に。そして豚肉を使用したことで、とんかつとなりました。
もともとはポークソテーのような炒め系メニューでしたが、作るのに時間がかかりすぎると、銀座のレストラン「煉瓦亭」の創業者が明治32年に新考案。天ぷらをヒントにして、パン粉をつけて揚げる方法を思いついたのだそうです。
ちなみに、とんかつといえば付け合わせの大量の生キャベツですよね。実は、これを発案したのも煉瓦亭。キャベツには油分の消化・吸収を助けてくれる効果があるので、揚げ物と一緒に食べるのは非常に理にかなった考え方なのです。
3.「エビチリ」は中華に甘みを加えたアレンジ料理
![3.「エビチリ」は中華に甘みを加えたアレンジ料理](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/00/a0000624/img/ja/a0000624_parts_57fefbc064a36.jpg?20170613141217&q=80)
ピリッと辛い味つけの「エビチリ」って、中華料理と思っていませんでしたか? 実はエビチリは日本生まれで、中国にはエビチリという料理はありません。中国の料理人・陳建民が昭和33年に日本で中華料理店を開いた時、四川料理の「乾焼蝦仁(カンサオシャーレン)」をもとに作ったのが発祥なのです。
何しろ豆板醤の味すら、その頃の日本人はほぼ未体験。もし本場の味のまま提供していたら、あまりの辛さに悶絶転倒する客が続出したでしょう……。日本人の口に合うように、あえてケチャップや砂糖を多用したそうです。
しかし、現在広く知られているレシピは、陳建民が晩年になって完成させたもの。完成するまでは生のトマトを入れるなど迷走と試行錯誤の繰り返しだったと、陳建民の息子の陳建一が後に語っています。
4.「ナポリタン」は米軍の粗食から発想
![4.「ナポリタン」は米軍の粗食から発想](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/00/a0000624/img/ja/a0000624_parts_57fefbd0b2357.jpg?20170613141217&q=80)
「ナポリタン」は、第二次大戦後のアメリカの進駐軍が食べていた料理がルーツです。当時の進駐軍は、毎日のようにスパゲッティにトマトケチャップと塩コショウをかけただけのものばかりを食べていたそうな……。
その粗食さを見かねて、「横浜ホテルニューグランド」の第二代総料理長・入江茂忠が、新たなスパゲッティを考案。ケチャップの代わりに、トマトソースを使い、玉ねぎやピーマンなどを入れて作ってあげたのがナポリタンの発祥といわれています。
その後、石橋豊吉という料理人が開業したセンターグリルというレストランで、トマトソースの代わりにケチャップを使ったレシピを考案。これにより、現在馴染み深いナポリタンの味が完成したようです。
番外編:「ドリア」は外国人シェフが即席で考案
![番外編:「ドリア」は外国人シェフが即席で考案](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/article/detail/a/00/00/a0000624/img/ja/a0000624_parts_57fefbe83d91e.jpg?20170613141217&q=80)
実は、横浜ホテルニューグランドでは、もう一つ「ルーツが海外、日本生まれのグルメ」を考案されています。それが、某イタリアンチェーン店でも看板メニューとなっているドリア!
戦前に「横浜ホテルニューグランド」の総料理長を務めたサリー・ワイルが日本で考案したものです。ワイルは「メニュー外のいかなる料理にもご用命に応じます」として、お客さんからの要望に合わせた料理を提供していました。
そんな中とあるお客さんから「体調がよくないので、のど越しのいいメニューを作ってくれませんか?」とリクエストされ、即興で作りあげたのが「バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、ソースとチーズをかけてオーブンで焼いたもの」だったそうです。これが独立したワイルの弟子たちによって広まり、洋食の定番料理・ドリアとなったのです。
意外と多い「ルーツが海外、日本生まれのグルメ」。家庭料理の定番、肉じゃがやとんかつがまさか洋食からヒントを得ているなんて驚きですね!今回紹介した料理は、いずれも定食屋さんやファミリーレストランで注文できるものばかりなので、ルーツを知った上で食べるとより一層おいしく感じられるかも?
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住所
231-8520 神奈川県 横浜市中区山下町10番地
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最寄駅
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徒歩5分
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231-8520 神奈川県 横浜市中区山下町10番地
Written by:
![もちづき千代子](https://rimage.gnst.jp/livejapan.com/public/img/article_writer/writer_7.png?20200916085253&q=80&rw=280&rh=280)
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
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