コスプレは今や世界へ!
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コスチューム文化の歴史は長い。具体的にいつ始まったのかを明確にできないが、衣装を着る文化はアメリカではハロウィーン、日本では江戸時代の芸者、歌舞伎や能などもある意味「コスプレ文化」のひとつといえるだろう。
日本では、ここ数年、ハロウィーンの盛り上がりがすさまじい。渋谷駅ではさまざまな衣装に身を包んだ若者が練り歩き、大騒ぎ!一方、本国・アメリカはというと子供たちが魔女や悪魔に変装をし、「お菓子をくれないといたづらするぞ」と言いながら、近所を回ってお菓子をもらう。
コスプレは、国を超え、時代を超えて、形を変えていくものなのだろう。
アメリカのコスプレ事情
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コスプレとは「コスチュームとロールプレイ」から来る和製英語であることを知ったのは私が高校生のときだった。アメリカではアニメイベントなどでコスプレイヤーを見かける。 日本も、アニメイベントやコスプレイベント、「世界コスプレサミット」などが開催され、世界中からさまざまな人が参加しコスチュームを披露しあっている。
初めてのコスプレ体験
私が最初にコスプレに挑戦したのは、アメリカでのアニメイベントだ。そのとき、私はなんと、自分でコスチュームを作って参加した。記念すべき一作目は「ロックマン」。裁縫が苦手な私は「クラフト素材」を使って仕上げた。当然クオリティは低く自ら作ったコスチュームを着て参加することは正直恥ずかしかったが、私のクリエイティブなコスチュームを評価してくれる人もいた。
その後も、「鋼の錬金術師」、「コードギアス」などのアニメのキャラクターや、ゲームのキャラクターであるポケモンなどのコスチュームを作った。
手が器用でない人の多くは、コスチューム衣装一式を購入することもでき、コスプレは「特別なもの」ではなく、誰もが気軽にできるようになっている。
コスプレコミュニティについて
コスプレのコミュ二ティはとても広く奥深い。コスプレーヤーは名刺を用意し自身のウェブサイト上に、コスチュームを紹介し、互いにシェアしあっている。初心者はコミュ二ティを通じてコスプレのコツや技を学ぶことができる。
日本でのコスプレ体験について
私は来日後、なかなかコスプレのコミュ二ティに入っていけなかったのだ。今までウィッグやカラーコンタクトを使う技術を習得してきたとはいえ、日本のコスプレのテクニックは非常に高く、私のコスプレ技術は到底及ばなかった。また、言語の壁があり、友達が誘ってくれるまでは日本でコスプレをしようとは思わなかったのも事実である。
コスプレは大袈裟かもしれないが、一種の「夢」を具現化したものともいえる。コスプレーヤーは、世の中には実在しない、大好きなアニメのキャラクターに扮することで、そのキャラクターを如何に好きかを表現しているように思う。
もう一つ、言えるのはコスプレは「自己表現」の一つであるということだ。日本では「個」より「公」を尊重する傾向があり、シャイで個性を表現することを苦手とする人が多い。日本でコスプレが誕生し進化を遂げているのは、こういった日本人の気質や社会が深く結びついているからであるようにも思う。
誰もが挑戦できるコスプレ
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コスプレは、誰がかっこいい、とか誰が上手とか「競い合う」ものではなく、どのくらいそのキャラクターが好きかを伝えるものでもある。最近では、コスプレスタジオ、カラオケボックス、プリクラなどでもコスプレができるようになった。また、アニメのイベントなどでは、レンタルできるブースがあり、準備をしないまま手ぶらでコスプレに挑戦できる。
折角日本に来たのなら、コスプレの聖地・日本で、コスプレを挑戦してみてほしい。
アメリカから日本に来て6年、動画ブログやイラスト、アニメーション制作が得意です。日本のサブカルチャーも大好きで、アニメ、漫画、ゲームなどに興味津々。
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