東京の台所といわれる築地市場。世界中の海産物が集まる巨大市場だ。1日中活気に溢れている築地だが、狙い目は早朝。魚のスペシャリストが選ぶ新鮮な魚介を寿司や海鮮丼で食べることができる。おなかを満たしたあとは散策を。プロ向けの調理道具や、和食の食材を見て回るのも面白い。

東京都内における代表的な寺院のひとつ、築地本願寺。古代インド様式の建築物で、従来の寺のイメージを覆す個性的な建物だ。内部は息を呑む荘厳な本堂や、祀られている「阿弥陀如来」は一見の価値がある。

高級ブランド店や老舗百貨店などが軒を連ねる銀座。ショッピングストリートとして有名だが、グルメを満足させる寿司や天ぷらなど一流の和食店も集まっている。まずは銀座のシンボルとして有名な銀座4丁目交差点の一角にある高級百貨店「和光」を目指そう。

銀座をくまなく散策するために活用したいのが観光案内所だ。英語で対応できるスタッフも常駐している。探しているものをどこで手に入れられるか、おすすめの飲食店など丁寧にガイドしてくれる心強い味方だ。多言語に対応したパンフレットも配布している。

銀座は、食通を満足させる和食店が軒を連ねる。そんな美味しい店でも、リーズナブルに楽しめるのがランチタイムだ。新鮮な魚介類をふんだんに使った寿司はもちろん、揚げたての天ぷらやすき焼きなどを手頃な価格で味わうことができる。

日本の中心駅である東京駅。赤レンガ造りの駅舎は東京駅のシンボルだ。1914年に駅が建設された当時の姿に再建されたばかり。JRの5つの新幹線と11の在来線、地下鉄丸ノ内線が乗り入れる。周辺には近代的な丸の内ビルディング、丸の内オアゾなどの商業施設が並び、過去と未来が交差するような光景だ。

東京駅から徒歩圏内にある皇居は、天皇が暮らす場所だ。皇居へ来たら堀の外を一周する約5キロメートルのコースを歩きたい。ここは天皇が京都から移る前は将軍が暮らした「江戸城」でもある。江戸の面影を残す大手門や、大番所・中之門跡、中雀門跡などのスポットを間近に観ることができる。

一周歩くだけでも十分に楽しめる皇居だが、時間があるなら内部を見学できる「皇居東御苑」や「皇居外苑地区」の「皇居参観」に参加してみよう。参観には事前予約が必要なので、電話やwebサイトで申し込みを。

上野と浅草は江戸文化を堪能できる人気の観光エリアだ。浅草には都内最古の寺「浅草寺」をはじめ、おみやげに大人気の食品サンプルが買える「かっぱ橋」など見どころも多い。また、上野も寺院が点在するほか下町の商店街が続く「アメ横」も立ち寄りたいスポットだ。

日本のレストランでは、提供するメニューと同じ物をサンプルとしてショーケースに並べることが多い。サンプルは蝋を使い、本物そっくりに職人が1つずつ手作りしている。最近では日本土産として人気が高く、浅草の「かっぱ橋」で手に入れることができる。

東京の新ランドマーク「東京スカイツリー(R)」は世界で一番高い自立式電波塔だ。地上350メートルの景色が楽しめる天望デッキや、地上450メートルの天望回廊で見る東京の夜景は絶景！　ガラス張りの回廊を歩いて最高到達点（451.2メートル）まで歩けば、空中を散歩をしているような気分になる。
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