200年以上愛され続ける「駒形どぜう」

浅草駅から隅田川沿いを走る江戸通りを蔵前駅方面に直進すると、5分ほどで右手に見えてくる江戸の風情あふれるお店、それが「駒形どぜう」だ。店内で、ネギがたっぷり乗せられたどぜうなべがいただける。

独自の下ごしらえをしたどじょうはカルシウム、鉄分、コラーゲンが豊富で、ヘルシーな江戸の庶民の味だ。今や、世界が注目する和食のひとつと言える。

1階は、創業当時の様子をそのままに残した「入れ込み座敷」。畳の上に並ぶ「かな板」が、鍋を置くためのテーブルになっている。また、中庭を眺めて、江戸の風情をゆっくり楽しむこともできる。
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駒形どぜう
- 住所 1-7-12, Komagata, Taito-ku, Tokyo, 111-0043
歴史に名を残す料亭「桜なべ中江」

1905年、吉原大門にて開業した「桜なべ中江」。桜鍋とは、馬肉(桜肉)を使った鍋料理のこと。明治の頃、遊ぶお金を調達するために、吉原の客たちが近くの商家に売っていった馬を使って始めた料理だという由来がある。その日に稼いだお金はその日のうちに使ってしまう、気前がよい江戸っ子らしいエピソードだ。

当時の面影はすでにないが、築90年の風情ある大正建築は国の有形文化財にも指定されており、店内には日本の小説家である武者小路実篤の書をはじめ、歴史を感じさせる品々が展示されている。

馬肉は低カロリー・低脂肪というだけでなく、肌の潤いを守るコラーゲンも豊富に含まれている。そのためか、代々の女将は「肌がキレイで年を取らない」と評判なのだそう! 美しさの秘密をぜひ味わってみて。
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桜なべ 中江
- 住所 1-9-2, Nihonzutsumi, Taito-ku, Tokyo, 111-0021
江戸っ子が愛する「かんだやぶそば」

粋な江戸っ子たちに愛されてきたグルメと言えば「そば」。食通で知られる作家の池波正太郎もよく通った「かんだやぶそば」は、その代表格だ。「やぶそば」は更科蕎麦、砂場蕎麦と並び「江戸三大蕎麦」と称されており、食欲をそそる辛口のそばつゆが特徴。そば通を気取るなら、鴨そばからそばを抜いて具材だけ食べる「鴨ぬき」などのメニューにもチャレンジしてみたい。

神田にある店舗は改装を経ているものの、店内に響く女将さんの声に「これぞやぶそば!」とうれしくなる古くからの常連客は多い。変わらない美味しさとおもてなしこそが、長く愛されつづける理由だろう。
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かんだやぶそば
- 住所 2-10, Kandaawajicho, Chiyoda-ku, Tokyo, 101-0063
優しい味を堪能「浅草むぎとろ」

1929年の創業以来、隅田川と駒形堂を望む浅草でむぎとろ料理を提供しつづけている「浅草むぎとろ」。むぎとろとは、ほかほかの麦のごはんに秘伝のだし汁で溶いたとろろ芋をたっぷりかけて食べる料理のこと。粘りが強く甘みもある国産の大和芋を100%使用。食物繊維が豊富でヘルシーかつ満腹感もあり、女性にうれしいメニューだ。

観光客の多い土地柄ゆえ、店先にはおみやげも。沖縄産黒糖と大和芋を使った「とろりんとう」は、ふんわり食感とまろやかな風味が癖になる一品だ。
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浅草むぎとろ
- 住所 2-2-4, Kaminarimon, Taito-ku, Tokyo, 111-0034
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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