黒部の清水の里に佇む旅館、生地温泉たなかや。 上杉謙信が脚気のため歩けなくなったとき、新治神社の神のお告げにより生地に湧く霊泉で病を治したと言われています。 当館はその霊泉を源泉とし、明治四十四年より湯治宿としてここ黒部の海沿いにある生地で小さな旅館を営んで参りました。 代々大切に育てている約五千坪の庭園は旅館をぐるりと囲み美しい水が育んだ富山・黒部ならではの旬の味覚を心ゆくまで愉しみ、百十年の歴史に思いを馳せながら温泉を愉しむ。 飾り気のない、静かで小さい旅館ではございますが、心ばかりのおもてなしで皆様をお待ち申し上げております。