「たいやき神田達磨」は、神田小川町に本店を構える羽根付きたいやきの名店です。都内や埼玉に数店舗を展開する神田達磨ですが、中でも上野店は行列のできる人気店。写真は2月取材時の平日の様子。開店したばかりなのでまだ行列はありませんが、通常の週末ともなれば開店と同時に長蛇の列！片手で持てて頭からかぶりつけるたいやきは、食べ歩きにピッタリなんです。

特別に焼いているところを見させてもらいましたが、こんなにたくさんのあんこが入っているのですね。自家製のあんこは、北海道十勝産の小豆を昔ながらの直火銅窯製法で練り上げ、甘さを控えた味付けにしているそうです。味は「粒あん」（税込180円）と「カスタードクリーム」（税込200円）の2種類があります。またメニューには英語が併記されていますのでご安心を。

焼き上がったら、パリパリの羽根を残して豪快に切り分けます。羽根を残しているのは、国産の小麦粉を配合した皮そのものの美味しさも味わって欲しいからとのこと。

香ばしい風味の羽根としっとりした皮、パンパンに詰まった甘さ控えめのあんこが、まさにベストマッチ。外国人の方々にはカスタードクリームも人気です。あんことカスタードクリームを一つずつ買って、食べ比べしてみては？それでもワンコインでおつりがきますよ。

海産物と乾物、お菓子などグルメがいっぱいのアメ横。そのほぼ真ん中、摩利支天徳大寺の横にあるのが「みなとや食品 本店」です。お店の外にはたくさんの海鮮丼メニューが並びますが、「みなとやのおすすめ丼」として紹介されているのがワンコインのどんぶり。「トロサーモン・マグロ丼」「マグロ・焼きハラス丼」「ネギトロ丼」「鉄火丼」など、7種類が税込500円です。メニューには英語、韓国語、中国語が併記されているので、安心してオーダーができるでしょう。

今回は「トロサーモン・マグロ丼」を注文してみたのですが、マグロとサーモンがこれだけ乗って500円!?　みなとや食品 本店が、アメ横で多くのお客さまに愛される理由がよくわかります。お店にはカウンター席とオープンテラス席があるのですが、いつもお客さまで満席。週末は着席まで少し待つかもしれませんが、その価値はあります。

みなとや食品 本店のもう一つの名物が「たこ焼き」です。4個から買うことができますが、写真は8個（税込400円）。大ぶりのタコがごろっと入って、かつお節と青のりがたっぷりかかった王道のたこ焼きです。

たこ焼きは店内でもオーダーできますが、ぜひともカメラを片手にお店の横で買うことをおすすめします。店員さんが見事な手さばきで次々とたこ焼きを仕上げる光景は、間違いなくシャッターチャンスです。ここで欲しい個数を伝えれば、その場で焼きたてを包んでくれますが、熱々のたこ焼きには要注意！ 日本人でもよく口の中をやけどするのです。

日本人は縁日（お祭り）で買うことが多いベビーカステラ。そのベビーカステラに軽い口当たりのエスプーマクリームなどをトッピングして、おしゃれな食べ歩きグルメとして提供しているのが「&all（アンドオール） 上野店」です。

ベビーカステラは単体でも販売していて、プレーンが15個入430円、40個入680円（共に税込）。人気のチョコチップとレモン＆アールグレイティーが、同じく税込みで15個入450円、40個入720円です。このパッケージでも食べ歩きを楽しめますが、今回ご紹介するのは&all 上野店のパフェメニュー。

常連さんが買いに来ることも多いこのベビーカステラが、可愛くトッピングされると……。

食べ歩きにピッタリなパフェに変身しちゃいます。こちらはオリジナルエスプーマクリーム、キャラメルソース、ナッツとシナモンをトッピングした「キャラメルナッツ」（税込500円）。

ベビーカステラにクリームを絡ませて口に入れると、シナモンの香りがふわっと広がって最初はちょっと大人の味わい。あとからキャラメルソースの甘さが追いかけてきて、そのバランスの良さがたまりません。

こちらは上野店限定の「上野パンダ」（税込500円）。オリジナルエスプーマクリームに抹茶ソース、黒みつ、それにパンダクッキーが添えられた、和と上野を存分に感じられるパフェです。

このほかにもパフェのレギュラーメニュとして、オリジナルの軽い口当たりのエスプーマクリームに濃厚なダークチョコソースをたっぷりかけた「チョコレート」（税込500円）もあります。チョコ好きさんはぜひチェックしてみてくださいね。

&allのベビーカステラは、水を一切使わずに豆乳と卵を丁寧に練った生地を焼き上げたもの。また材料にはトランス脂肪酸を使わないようにするなど、健康にも気を使った優しいカステラです。カステラを焼くのもお店で丁寧に仕上げていますが、一個だけハートの形が混ざっているのがわかりますか？パフェをシェアしながら、皆さんでハートを探すのも楽しそうですね。

&all 上野店のスタッフは全員女性で、英語が話せる人が多いのも特徴。あなたの好みを伝えれば、細やかな気遣いでおすすめメニューを教えてくれるでしょう。

アメ横を歩いていると、ふわっと香るカスタードクリームの甘い匂い。きっとそこには「ビアードパパ 上野ABAB店」があることでしょう。

ビアードパパのシュークリームは、サックリ香ばしいシュー生地、厳選された国産卵と牛乳で作ったカスタードクリーム、マダガスカル産の最高級バニラビーンズと「作りたて」にこだわった特別なシュークリームです。

ビアードパパでは、「作りたて」のシュークリームを「最高の状態」で提供することにこだわっています。そのため、直前まで冷蔵庫に入れておいたカスタードクリームを、オーダーを受けてから生地に流し込み、シュークリームを仕上げています。

一番のおすすめは「パイシュークリーム」（税込170円）。ビアードパパの定番シュークリームで、シュー皮をパイ生地で包んだ特別な製法で作られています。この製法のおかげで、カスタードクリームを中に入れて時間がたってもシュー生地はサクサクのまま。食べ歩きはもちろん、ホテルに買って帰っても作りたての食感が楽しめます（※防腐剤・安定剤・保存料などの添加物は限りなく排除されています。購入したその日のうちにはお召し上がりください）。

2番人気は「クッキーシュークリーム」（税込190円）。カスタードクリームは同じですが、パイシュークリームの生地にクッキー生地を乗せてオーブンで焼き上げてあります。パイシュークリームよりも甘い風味と、香ばしい食感が評判のシュークリームです。

他にも季節限定イベントシューが定期的に発売されていますので、詳しくは公式ホームページ (https://www.beardpapa.jp/）をご確認ください。

その他、お店のメニューには英語と中国語が併記されていますので、オーダーに困ることはないでしょう。日本発のオリジナルシュークリームをぜひ味わってください。

※記事掲載時の情報です。
※販売期間や品名の変更が生じる場合があります。

日本人にも、アメ横での食べ歩きを楽しむ人はとても増えています。ワンコイングルメを片手に、雑貨やアクセサリーのお店を見て回るのはとても楽しいひとときですが、アーケードの中には「食べ歩き禁止」の場所もあります。決められたマナーを守って、気持ちよくアメ横を楽しんでくださいね。

※本記事の情報は2020年4月時点のものです。

＜筆者プロフィール＞
株式会社ダリコーポレーション　長田 小猛
IT企業にて事業企画を担当。営業や商品開発も担当した経験を活かし、IT全般、マーケティング、営業、趣味の食べ歩きを活かしたグルメ記事などを、様々なメディアに執筆。