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体調が悪い時、おかゆを食べる人は多いと思います。古来よりおかゆには「寿命を延ばす」「肌ツヤを良くする」「胃に優しく身体を楽にする」といった十の効能からなる“十徳”があると信じられてきたからだそう。
では、海外では具合が悪いときにどんな食事を取るのでしょうか。過去に公開した記事の中から、外国人の方々に聞いた「子どもの頃、風邪の時に食べた料理」や「おふくろの味」をまとめて紹介します。
欧米圏では「チキンスープ」が定番
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欧米圏では、風邪を引いた時に「スープ」を飲んでいた人が多いようです。中でも「チキンスープ」はアメリカ人の代表的な“おふくろの味”とされており、家庭によって具材や味付けが全く違うのだとか。もちろん、欧米圏以外でもチキンスープを食べていた国が多かったです。
「鶏肉とトマトを煮込んだチキンスープを作ってもらっていた。少し酸味があって、食欲がない時でもパクパク食べられたよ」(アメリカ/男性/20代)
「ショートパスタとチキンが入った温かいスープを作ってもらいました。あとはパエリアですね。食用ウサギの肉が入ったパエリアは風邪の時によく食べていました。とても美味しいんですよ!」(スペイン/女性/20代)
「刻んだ生姜を入れたチキンブイヨンのスープ。うちは鶏肉じゃなくて、鴨肉が入ったスープだったな」(タイ/男性/10代)
どれも肉や野菜が入った“食べるスープ”。海外では、風邪を引いた時だけでなく、風邪予防にチキンスープを取り入れる習慣があるようです。日本でも風邪を引いたら「たまご酒」を飲めといわれますが、それと同じ立ち位置になるのがチキンスープなのでしょう。
母親の「手作りジュース」を飲んでいた人も
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このほか、手作りの「ジュース」を飲んで風邪を治そうとしていた人も。
「母親手作りの『モルス』を飲んでいたよ。ブルーベリーやラズベリーを鍋で煮詰めたジュースなんだけど、甘さ控えめで美味しいんだ。スーパーで売っているモルスは甘すぎるから……」(ロシア/男性/10代)
「梨と蜂蜜で作ったホットジュース。少しとろみがあって、甘くて美味しかった」(韓国/男性/20代)
「水にたっぷりの砂糖を溶かして煮詰めた飲み物。スポーツドリンクに近いものだと思います。あの頃は、スポーツドリンクなんてお店に売ってないかったもので」(イギリス/男性/70代)
ロシアでは、食事の際に「モルス」というベリーを使ったジュースを頻繁に飲むそうです。美味しいだけでなく、ビタミンや糖分の補給に一役買う、栄養価の高い飲料なのだとか。
また、今では風邪を引いた時にスポーツドリンクを飲む人も多いようですが、70代のイギリス人が子どもの頃に飲んでいたのは温かい砂糖水。スポーツドリンクがお店に売っていなかった頃は、砂糖水で糖分補給をする民間療法があったのかもしれませんね。
メキシコではサルサもトルティーヤも手作り
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おふくろの味つながりで、体調が悪いときに限りませんが、こんな意見もありました。
「母が作ってくれた辛いサルサソースでひき肉とオニオンを味つけして、トルティーヤにのせてかぶりつくのが大好きでした!トルティーヤは日本で買うと高いけど、メキシコではそれも手作り。チーズをのせるとさらにおいしいです!」(メキシコ/20代/男性)
サルサもトルティーヤもすべて手作り。これは家庭によってかなり味の違いがありそうですね。
パンを用意する姿に、母の愛情が滲む
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ドイツ人の女性は、夕食の定番の流れを説明してくれました。
「ドイツはパンの種類がとにかく豊富だから、母がいろんなパンをテーブルに並べてくれるの。各々が好きなものを選んで、付け合せのポテトサラダと一緒に食べるんです。そして、夕食の〆はアイスクリーム!この一連の流れが、おふくろの味ね」(ドイツ/20代/女性)
ドイツは世界屈指のパン大国。一説には、1500種類ものパンが存在しているんだとか。子どもたちを喜ばせるために、なるべくいろんな種類のパンを用意しようとするお母さんの姿に愛情を感じるエピソードですね。
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