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好きな日本のコンビニは? 外国人の好みが国別で分かれて興味深い

好きな日本のコンビニは? 外国人の好みが国別で分かれて興味深い

更新日: 2020/10/13

食べ物や飲み物から日用品まで、さまざまな商品が購入できる日本のコンビニ。訪日外国人の中では観光スポット化するほど興味を持っている人が多いよう。数あるコンビニの中でも、外国人に人気のコンビニやメニューは何なのでしょうか?

日本好きが集まるコミュニティーサイト「FUN! JAPAN」の調査およびLIVE JAPANが行ったインタビュー内容を基に、日本のコンビニに対する外国人の声を見ていきましょう。

日本にあるコンビニの認知度は?

FUN! JAPANを運営するFun Japan Communicationsが台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インドのアジア7カ国に対して行った調査(※)によると、各国でのコンビニの認知度は以下の通りでした。
(※)調査時期:2019年11月22日~12月23日、サンプル数:2453)

訪日人数が多い台湾と香港では、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンと続き、ミニストップやNewDaysも他国より認知度が高い傾向がありました。他国では海外展開に積極的なセブン-イレブン、ファミリーマートの認知度が高く、ローソンは国によってばらつきがあります。特にベトナムでは、ミニストップの認知度がセブン-イレブン、ファミリーマートに次いで3位と特徴的でした。

セブン-イレブンは台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムを含む世界各国に広く展開しています。ただしアジア圏ではエリアライセンシーという、出資関係のない名前貸しの形態がメインで、ロイヤリティ収入型を取っているそうです。

日本で行ったことがあるコンビニは?

訪日中に行ったことがあるコンビニについては、先ほどの認知度とほぼ同じ傾向が見えました。

台湾と香港はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンと続き、ミニストップやNewDaysも他の国より「行ったことがある」と答えた人の数が多い傾向に。他国ではセブン-イレブン、ファミリーマートが多く、ローソンは国によってばらつきがありました。

日本でわざわざコンビニに行く理由は?

日本でわざわざコンビニに行く理由は?

外国人が日本でコンビニに行く目的は、お弁当やパン、スナックやアイスといった食べ物や、飲み物を買いに行くことが上位。化粧品など生活用品の購入率も高い傾向にありました。

特徴的なのは、これらすべて、その場で自分が必要としているものだけでなく、お土産用としても購入している点です。日本限定のお菓子、日本限定のパッケージのもの、日本製品の化粧品、キャラクターものなど、コンビニは日本土産となるものが安価に揃っている場所として人気のようです。ちなみにインドは事務用品と回答した人も多く、ビジネス目的の訪日が多いからと考えられます。

一番好きなコンビニってどこ? 理由は?

利用したことのあるコンビニに限定して「一番好きなコンビニ」を1つだけ選んでもらったところ、国によってかなりばらつきが出る興味深い結果となりました。

・香港ではファミリーマートが一番人気
ファミリーマートは香港に出店していませんが、人気旅行先の台湾、韓国、タイには出店していることもあり、香港人にとって馴染みのあるコンビニです。また「ファミチキ」が異様な人気で、他のコンビニにもフライドチキンはあるものの、「日本のコンビニフード」といえば「ファミチキ」と名前が挙がるほどだそう。

・タイではセブン-イレブンが一番人気
タイでは日本のコンビニでセブン-イレブンの店舗数が最も多く、認知度が高い結果となりました。特に「セブン-イレブンプレミアムのスイーツは美味しい」と、日本旅行好きのタイ人の間では話題になっているそうです。セブン銀行のATMはタイで発行されたキャッシュカードやクレジットカードも使えるだけでなく、タイ語にも対応しているので、安心して使えるようです。

・マレーシアではファミリーマートが一番人気
マレーシアでは、ファミリーマートが”日本のコンビニ”の象徴。サービスや食べ物のクオリティは、他のコンビニに比べて良い印象を持っているそうです。「お弁当が美味しい」「おでんやおにぎりの先駆者(他のコンビニもファミリーマートを真似して売り始めた)」「トレンドを押さえている」などの生の声も上がっていました。

・インドネシアではセブン-イレブン一番人気
かつてインドネシア現地にもあったセブン-イレブン。現地からは2017年に撤退してしまいましたが、日本旅行中にセブン-イレブンを見つけると、親近感から立ち寄るようです。また、ATMは追加料金がかからない点が良いようです。ちなみにインドネシア現地では、ローソンとファミリーマートが展開していて、今後も伸びていくといわれているそうです。

・ベトナムではファミリーマートが一番人気
日本のコンビニの中で一番早くベトナムに出店したファミリーマートが、認知度が高い結果となりました。「日本の」コンビニであることをアピールするためか、ドラえもんとのコラボ商品を多く発売することで、若者に人気があるようです。ミニストップはベトナムへの事業拡大に成功しているイオン系列のコンビニなので、今回の調査結果では一番人気にならなかったものの、知名度は高いようです。

コンビニグルメはどれが好き?

コンビニグルメはどれが好き?

LIVE JAPANが過去に行ったインタビューでは、外国人が日本のコンビニで好きなもの1位は、日本ならではの食べ物・おにぎりでした。ちょっとお腹が空いた時に食べやすい、値段がお手頃、腹持ちが良い、おいしいなどが人気の理由だそうです。

2位は温かいものが手軽に食べられる「ホットスナック」。コンビニに行くとついつい買っていまうという理由から、コンビニのセルフコーヒーも人気が高い傾向にありました。

コンビニ「レジ横フード」で好きなのは?

コンビニ「レジ横フード」で好きなのは?

コンビニグルメの中でも人気が高い「レジ横フード」。日本人には身近なホットスナックですが、外国人に人気が高いのはチキン系。からあげやフライドチキンなど、チキン系メニュー全般は大人気でした。「こんなに手軽に、おいしいチキンが食べられるのはうれしい!」といった意見もあり、地方や時期ごとに限定商品があるなど種類が豊富なので、飽きることがないようです。こんなにいろいろな味があるのは日本ならではで、珍しいのかもしれません。

ちなみに人気No.2はフランクフルト。やはり外国の方には、お肉系メニューが人気のようです。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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