夏といえば、花火にお祭りとさまざまなイベントが開催されますが、忘れてはならないのが「夏フェス」です。コロナ禍で中止が続いていましたが、2022年この夏には「FUJI ROCK FESTIVAL '22」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」などが開催を予定しています。
実はコロナ前は、日本に住む外国人だけでなく外国人観光客も、日本の夏フェスに参加する人たちが増えてきていたそう。皆さん、どんな魅力を感じて参加しているのでしょう? 夏フェス参加経験のある日本在住の外国人に、日本の夏フェスで驚いたことを聞いてみました。(以下はアンケートに応じてくださった方の個人的な意見です)
みんなおしゃれ!夏フェスファッションに衝撃
夏フェスで外国人が衝撃を受けたのは、日本人のおしゃれなファッション。
「イギリスも『グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)』という大きな野外フェスがあるけれど、基本的にみんな地味なTシャツにジーンズか短パン。おしゃれより快適性を重視しています。それに比べて、日本人はカラフルな洋服やメイクの人が多い。日本の夏フェスは音楽と一緒にファッションも楽しむ場所なんだと思いました」(イギリス/20代/女性)
「夏フェスにいる子たちはみんな可愛くてびっくり!男の人もファッションにこだわっている感じがする」(ベルギー/20代/女性)
海外ではアメリカの「コーチェラ・フェスティバル」もフェスファッションが話題になっていますが、日本でも女性誌で「夏フェスファッション」特集が組まれるように、ファッションとともに夏フェスを満喫する人が多いんですよね。
郊外で開催するのが多いのはどうして?
「僕の出身地である香港でも夏フェスはありますが、都市の中心部で行います。日本の夏フェス会場は東京から離れた場所がほとんどで、外国人にとって行くのは結構大変です。交通の便がよくて外国語が通じやすい都市部で行うフェスが増えればいいのに」(香港/20代/男性)
「いくつものバスや電車を乗り継いで行くのは不安でした」(スペイン/10代/女性)
都市型と郊外型に分かれる日本の夏フェス。「FUJI ROCK FESTIVAL」は新潟県湯沢町の苗場スキー場、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」は茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園と、「都心から近い」といえる場所ではありません(2022年からは千葉市蘇我スポーツ公園に変更)。
しかし、自然と音楽と一体になれる郊外型フェスは、一度行けば病みつきになるはず。アクセスは良くありませんが、多くの外国人の方にぜひ体験してもらいたいですね。
なんでこんな人達が集まるの!? 出演アーティストが半端なさすぎ!
音楽好きの外国人からは、こんな意見がありました。
「日本の夏フェス、特にサマソニ(サマーソニック)は、ヘッドライナーが豪華だし、なにより往年の有名アーティストもたくさんブッキングしているのがすごい。2010年は特に印象的で、JAY-ZにNAS、オフスプリング(THE OFFSPRING)、さらにTAHITI 80、極めつけはスティーヴィー・ワンダー。なんでこんなブッキング実現しちゃうの!? ってショックだったよ(笑)」
FUJI ROCKも「最強のラインナップ」と海外メディアに評されたこともあり、ブッキングの豪華さと幅広さは世界随一。どの層の音楽ファンが行ってもテンションが上がるに違いありません。
本格的な「フェス飯」が気合入りすぎ!
最後に、外国人のフェス好きの間でも驚かれているのがフェスのグルメについて。「フェス飯」として日本でも話題になっていますが、どんな反応をされているのでしょう?
「夏フェスなのに、屋台の数がめちゃくちゃ多くてびっくり。ご当地グルメもたくさんあって、どれを食べようか迷っちゃった」(イギリス/30代/女性)
「メインアクトが始まっているのに、フードコートがいつ行っても行列。日本人って本当に食べることが好きなんだと思った(笑)」(オーストラリア/20代/男性)
日本人の食へのこだわりは、夏フェスでも発揮されているよう。実は毎年大盛況となっているグルメフェス「まんパク」は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」から派生して誕生したもの。夏フェスが新たなグルメブームも作っているんです。
ファッションやグルメなど、音楽だけではない楽しみやサービスが充実している日本の夏フェス。単なる音楽ライブの域を超え、夏を象徴するイベントに発展し、外国人たちも魅了しているのは納得です。また自由に訪日できる環境になったら、ぜひ多くの外国人の方にも楽しんでもらえたらと思います。
※ 本記事は2019年公開記事を更新したものです。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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