
箸は日本の食文化において最も欠かせない道具の一つ。日本人はご飯から肉料理、麺類、サラダまであらゆる料理を箸を使って食べる。また日本には複雑な礼儀作法が多々あることで知られているが、食事についても同様で、箸の使い方には特有のマナーがある。それでは5つのポイントを押さえて、箸の正しいマナーを覚えよう。
箸をおもちゃにしないこと

箸は、小さなドラムスティックのような形をしているため、食事を待つ間など、思わずドラムを叩く真似などをして遊びたくなるかもしれない。しかし箸で遊ぶのはマナー違反。スプーンを飛行機のようにして口に運ぶのと似たようなものだ。日本では幼少期から箸のマナーを厳しくしつけられることが多く、子どもでさえもこうした”箸遊び”はほとんどしない。
箸から箸へ料理を渡すのは絶対にNG!

誰かと料理をシェアしたいとき、自分の箸から相手の箸へ直接渡せば効率的だが、この行為は箸のマナーとして、最大のタブー。日本では葬儀で故人の骨を拾うときにこれと同じ動作をするので、縁起の悪い行為とされている。

料理を分ける際には、相手が自分の箸でつまめるように取り皿に取り分けるのがベストだ。
箸と箸をこすり合わせないこと

「割り箸」を使う際、割った部分にできたささくれのような木屑を取るために箸と箸をこすり合わせる人もいる。食事と一緒に木屑を飲み込んだら危険なため、一見理にかなった行為のようだが、これもあまり行儀がいいものではない。割り箸をこするということは、このレストランは質の悪い箸を提供しているとアピールするようなものなので、なるべく避けるのが望ましい。
ご飯に箸を突き刺さすのは絶対にNG!

茶碗によそったご飯に箸を立てるのは、日本人が最も不快に感じる箸のタブーの一つ。外国人にとっては、食事中の箸の置き場としてご飯に突き刺しておくのが最適と思うかもしれない。しかし日本では、葬儀の際に箸を垂直に刺したご飯を故人にお供えする風習があるため、普段の食事では絶対にこの行為は避けなければいけない。食事中や食後に箸を置きたいときは、箸置きに置くこと。箸置きがなかったら、皿か茶碗に箸を平行にして置こう。
箸と箸を交差させないこと

箸を交差するのもマナー違反。これは元来中国で死を意味すると言われていることに由来するとされ、日本では死そのものへは連想されないが、箸を交差させることそのものが行儀がよくないため、マナー違反。手で持つときもテーブルに置くときもできるだけ箸は平行にすることを心がけよう。
箸の使い方をマスターしよう

日本独自の伝統や習慣の中には、外国人にはあまり知られていないものも多い。また世界中誰もが同じ文化の中で生きてきたわけではないことは、日本人も十分に理解している。だから例えマナー違反をしたとしても、日本の習慣をよく知らない外国人として許容されることが多い。とは言え、相手の国の文化を理解し尊重することが、その国の人たちに良い印象を与えることは間違いない。
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