最近では、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産への登録に向けて進展しており、世界中からますます注目を集めています。そんな日本の伝統的なお酒の数々。せっかく日本に来たなら買って帰りたいけれど「種類がありすぎて選び方がわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そんなお酒初心者の方に朗報!本記事では、都内のビックカメラ店舗でもお酒の取り扱い点数トップクラスの新宿東口店で、お酒販売のプロである販売スタッフの方に聞いた日本のお酒についての耳より情報をお届けします。さらに今回は、「お酒は好きだけれどあまり詳しくないのでこの機会に聞いてみたい!」とLIVE JAPAN台湾人編集者の陳さんが実際に店舗でいろいろとリサーチ!
本記事では、日本のお酒に関する基礎知識から選び方、「日本でこれを買っておけば間違いない!」というおすすめの商品まで、お酒についてのお役立ち情報が満載です。
種類豊富でお得!お酒を買うなら、ビックカメラ新宿東口店
お酒を買いたい方におすすめなのが、ビックカメラ新宿東口店。東京観光に欠かせない新宿という立地だけでなく、旅行者に嬉しい特典や買いやすさといったメリットがたくさんあるのです。
おすすめの理由①外国人観光客向けの充実したサービス&免税対応
都内にあるビックカメラ大型店のなかでも、外国人観光客向けのサービスが充実している新宿東口店。観光客ならではの特典のひとつである免税制度にももちろん対応しています。
ただしお酒を購入する際には、お酒コーナー以外の商品(他売り場の商品)と合算しての免税手続きはできません。
\その他、外国人観光客向けサービス一覧についてはこちら/
おすすめの理由②免税クーポンでさらにお得に!
免税だけでもお得ですが、このクーポンを使えばお酒もおつまみも3%オフ!よりお得に買い物が楽しめます。
おすすめの理由③広い売り場面積と豊富な商品ラインナップ
ビックカメラのなかでも新宿東口店のお酒コーナーはトップクラスの広い売り場面積を誇り、お酒の専門店レベル、それ以上に匹敵するかもしれない様々な種類を取り扱っています。
日本での人気&定番品、海外で評判の商品だけでなく、数量限定品や期間限定品など、めずらしいものもたくさんあります。
おすすめの理由④ソムリエAI「KAORIUM for Sake」で自分好みのお酒を発見
店頭に設置されているタブレットがソムリエAI「KAORIUM for Sake」。質問に答えていくだけで、自分の好みや飲む目的、シーンに合った日本酒を教えてくれるAI接客端末です。
※ KAORIUMはSCENTMATIC株式会社の登録商標です。
日本語のみならず多言語(英語、中国語(簡体字・繁体字))での使用が可能で、これまで難しかった日本酒の味や香りのニュアンス、さらにはペアリングにいいおつまみの商品まで紹介してくれます。
日本のお酒の基礎知識:そもそもどんな種類、違いがある?
日本で作られているお酒はさまざまありますが、より特徴的なもの、日本ならではのお土産にぴったりの4ジャンルを紹介します。お酒の酒類やそれぞれの違いや特徴がわかると、選ぶのがぐっと楽しくなります。
日本酒
日本のお酒の代表格と言えば、日本酒。お米を主原料に、米麹と水を加えて日本独自の製法で造られたお酒です。海外で作ることもできますが、その場合はあくまでも「SAKE」であり、国内産のお米を使って、国内で製造されたものだけが「日本酒」と呼ばれます。日本各地、その土地のお米と水を使って作られているので、産地によってそれぞれ味が異なります。他のお酒と違って、冷やしても温めてもおいしく飲める楽しみ方のバリエーションが広いのが日本酒のおもしろさです。
甘口から辛口まで味わいも幅広くあります。甘口、辛口の一つの目安となる指標が「日本酒度」で、数値が低くマイナスになると甘口、高くプラスになると辛口といわれます。
日本酒の銘柄は1万以上あるといわれ、かなり細かい区分がありますが、原料とお米の精米歩合(お米をどのくらい削るかの割合)によって、大きく純米酒、吟醸酒、本醸造酒の3つのジャンルに分けられます。
- 純米酒
原料は、米、米麹、水のみ。醸造アルコールを加えないお酒。お米ならではの甘みや旨味、コクを楽しめるのが特徴。 - 吟醸酒
原料となる米、米麹、水に、醸造アルコールを加え、低温でじっくり発酵させる製法。精米歩合60%以下の白米を使用。華やかで香りが豊か、フルーティーな味わいのものが多い。 - 本醸造酒
吟醸酒同様、米、米麹、水に、醸造アルコールを加え、かつ精米歩合が主に70%以下のもの。
香りが控えめでスッキリとキレがありさっぱりとして飲みやすく、どんな料理にもあわせやすい。
※ 個々の銘柄によって味わいや香りに違いがあります
焼酎
焼酎は、日本の蒸留酒のひとつです。お酒そのものは、作り方によって蒸留酒と醸造酒の2つに大きく分けられ、蒸留酒は、醸造酒を加熱して蒸発したアルコール成分を集めて、再度冷やして液体に戻して作ったものです。焼酎と原料は異なりますが、ウィスキー、ジン、ブランデーなども、蒸留酒の仲間になります。焼酎の原料もさまざまで、よく知られているのは芋、麦、米でしょう。ロックでそのまま、お湯割り、水割り、ソーダ割りなど飲み方もいろいろあり、最近では製法や原料が進化して、お酒が弱い人でも飲みやすいものがたくさん出ています。
クラフトビール
生産地の気候や風土によって異なる味わいがおもしろいビール。なかでも、昨今日本国内で注目されているのがクラフトビールです。小さな醸造所でオリジナルレシピをもとに作られるビールのことで、職人が手間暇かけて作る工芸品=クラフトのようなものという意味から名づけられました。
最近では、大手メーカーも期間限定、地域限定など新しいタイプの商品をクラフトビールとして販売するなど、人気が高まっています。
クラフトジン
ジンは焼酎と同じ蒸留酒の部類ですが、原料や作り方、アルコール度数などが異なります。ジンは、小麦やトウモロコシなど主に穀物が原料で、ジュニパーベリーというスパイスを基本に、その他植物性のスパイスやハーブなどのボタニカルで香りをつけたお酒のことです。
どんなボタニカルを使うかによって、香りも味わいも全く変わるのがジンの魅力。アルコール度数は40度以上と高いですが、香りが良くいろいろなカクテルに使われています。また、ジンはオランダが発祥ですが、最近は日本ならではのボタニカルを使った和を感じるオリジナルジンがたくさん発売されています。
日本で買うべき、ビックカメラ新宿東口店おすすめのお酒と銘柄
そんな日本のお酒の基礎知識を踏まえたうえで、それぞれのおすすめ商品について、ビックカメラ新宿東口店のお酒コーナースタッフ・新藤さんに詳しく教えてもらいました。
日本酒
やはり日本のお酒の代表格と言ったら日本酒。それだけに種類も多いですが、それぞれにしっかり特徴があり奥深さがあります。
・知名度はピカイチ!新潟を代表するブランド「八海山」
日本酒の銘柄の中では、特にメジャーなひとつと言っても過言ではない、誰もが知っている八海山。「もっともよく知られているブランドのひとつで、日本のみならず外国の方もよくご存じかと思います」と新藤さん。手頃なものから高級品まで、種類が多いのも特徴です。
・贈答用のお酒の大定番!「久保田」
日本では昔から贈答用の日本酒と言えば「久保田」。「贈り物やお土産としては、まず間違いのない銘柄、定番のひとつですね」迷ったら久保田を選べばOK!お酒好きには確実に喜んでもらえるはずです。
・国内外のコンテストを数々受賞!「我山」「山荘」
「我山」「山荘」は、日本国内の鑑評会だけでなく香港「Oriental Sake Awards」 ・イタリア「MILANO 酒 CHALLENGE 」・フランス「Kura Master 」・イギリス「インターナショナルワインチャレンジ」・アメリカ「全米日本酒歓評会」でも受賞するなど国内外からの評価が高い酒蔵です。
その中でも「我山」はフランスで行われた日本酒の品評会「kura Master」では2021年に金賞を取るなど、海外からの評価も高い一品です。「クセが少なく、こちらも万人受けする日本酒です。日本酒らしい甘みがしっかりあって雑味が少ないですよ」
・海外で根強い人気の「獺祭」
特に海外からの人気&知名度抜群な日本酒が山口県の「獺祭」。「基本的に日本酒は、魚介を中心に和食と相性がよいのですが、獺祭はフルーティーな味わいで甘いものとも合うんですよ。こちらも外国の方がお土産に多く買って行かれます」
味わいや気分によってより細かく選んでみたいという時は、ぜひこちらのソムリエAI「KAORIUMfor Sake」を使ってみてはどうでしょう。自分好みのおすすめのお酒だけでなく、そのお酒に合うおつまみメニューもあわせて教えてくれます。
しかも店舗での取り扱い商品と連動しているので、表示される商品は在庫があればすべて店内で購入可(※在庫状況については、販売スタッフの方へご確認ください)。「これは本当に便利!言語も選べて、実際の商品が写真で出てくるのでとてもわかりやすいです!」と陳さん。
焼酎
普段あまり飲まないけれどこれを機に焼酎が欲しいという方には、米焼酎や麦焼酎がおすすめ。
「焼酎はコアなお酒好きの人が飲むイメージかもしれませんが、実はそうでもありません。日本酒を蒸留したのが米焼酎で、麦焼酎は麦が原料なので製法は違えどウィスキーと同じ。ソーダ割などにすれば、ハイボールのように楽しめます」
・手軽で飲みやすい麦焼酎「いいちこ」、「二階堂」
「二階堂」や「いいちこ」は、昔から定番の商品で、日本の家庭や居酒屋などでもよく飲まれています。
・長く親しまれている芋焼酎「黒霧島」「赤霧島」
根強いファンがいるのは芋焼酎。他の焼酎にはない、芋ならではの独特の香りや甘みが楽しめるのが芋焼酎の魅力です。特に、有名なのは宮崎県・霧島酒造の黒霧島や赤霧島です。
・飲みやすさ抜群!ライチが香る新しい芋焼酎「DAIYAME」
「芋焼酎はどうしても芋ならではのクセがあって好き嫌いが分かれるのですが、最近はこれまでになかった新しい味わいのものも出てきています。特にDAIYAMEは、芋の臭みがなくライチのような香りで、焼酎とは思えないほどの飲みやすさだと評判です」こちらは新しいタイプの焼酎。
・芋×お茶の新たな味わい!「知覧Tea酎」
さらに、ほうじ茶や緑茶といったお茶を原料にしたその名も「知覧Tea酎」といった日本らしいユニークなものも出ています。
クラフトビール
最近はクラフトビールの種類がどんどん増えており、ビックカメラ新宿東口店でも常時30~50種類取り扱っています(時期により変動)。
・クラフトビール人気に火をつけた代表格「よなよなエール」
日本のクラフトビールをメジャーにしたパイオニアとも言えるのが、よなよなエール。かわいらしく温かみのある特徴的なパッケージデザインも人気を後押ししています。
「日本でもっとも親しまれているのはピルスナー系で、喉ごしがスッキリとしていて飲みやすい種類ですが、最近のクラフトビールでは苦みやホップの香りがしっかりしているペールエール系も増えています。」
「クラフトビールはもともと小さな醸造所で作られるビールのことだったのですが、最近は大手メーカーも発売してきているのでさらにバリエーションが広がっていますね。当店では、季節ごとの新商品や期間限定品、その地域に行かないとなかなか買えない地域限定品などレアなものも一部扱っています」
世界各国にビールはありますが、その味わいはさまざま。「パッケージにそれぞれ特徴があってかわいいですよね!何よりビールはそのまま飲める手軽さが最高!季節限定ものはなかなか手に入らないので、お土産として魅力的です」と陳さん。
クラフトジン
ジンといえば、カクテルのベースとして知られていますが、実はソーダ割りなどシンプルにそのまま飲んでも美味しく楽しめるお酒です。特にプレミアムジンと呼ばれる、日本の特産物を使った高品質なジンは、その香りと味わいが際立っておりおすすめのジャンルです。
・ジャパニーズクラフトジンといえば「季の美 京都ドライジン」
ジャパニーズクラフトジンという新たなジャンルを築いたと言っても過言ではないのが京都発の「季の美 京都ドライジン」。柚子や山椒、檜など11種類のボタニカルを使った、「これぞ日本の原料」といった特徴的な素材をふんだんに使いながら、どれも主張しすぎずバランスに長けている味わいです。
世界三大酒類コンペティションの一つである「International Spirits Challenge 2024」で、ダブルゴールド(最高金賞)を受賞した「ohoro GIN(スタンダード)」や、
ゆずのさわやかさが光る「漣(Ren)」も初めてジャパニーズジンを飲む、これからいろいろ飲み始めたいという人にいいでしょう。
めずらしいお酒から定番のお菓子まで、まとめて買えるのがビックカメラ!
今回、お酒の酒類や商品の特徴を聞いて、いろいろと飲んでみたくなったという陳さん。
「意外と知らない事ばかりで、特にAIがセレクトしてくれるソムリエAI『KAORIUM for Sake』はすごくおもしろかったです!これはぜひみなさんに使ってほしい!すでに聞いたことがある有名な銘柄も良いですが、せっかく日本に来たのであれば、ここでしか手に入らないものや日本らしい原料のめずらしいもの、期間限定のもの、さらにそのお酒にあった日本らしいおつまみを買って帰るのがおすすめですよ」
ビックカメラ新宿東口店のお酒コーナーでは、日本ならではのおつまみはもちろん、日本のお土産として人気のお菓子類も一緒に購入できるのでとても便利です!どれが人気かひと目でわかって選びやすいのもいいところです。そんな品揃え豊富、選びやすさ抜群のビックカメラ新宿東口店で、日本ならではのお酒類をお得に手に入れて、旅の思い出をさらに彩ってください。
※ 酒類販売免許 (株)ビック酒販
取材協力:ビックカメラ新宿東口店
旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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