ここ数年のキャンプブームで拡大しているアウトドア用品市場。数年前には、ベランダ×グラマラス×キャンピングを掛け合わせたベランピング(Veramping)なる造語も生まれたほど。さらに昨年から今年はコロナ禍での外出制限や密回避で、アウトドアの新形態としてあらためて注目されています!
そこで活躍してくれるのが、100円ショップの秀逸なキャンプ&アウトドア用品の数々!外国人も注目する日本の100円ショップで、本当に使える便利なグッズ選りすぐりの5点を紹介します。
お家でキャンプがコロナ禍で注目!100円ショップでも新商品が続々!
せめてお家時間をもっと充実させたい!出かけられない分、気分だけでも非日常を楽しみたいという人たちが増え、始める人が続出しているベランピング。ちょっと豪華でリッチなキャンプを、自宅のベランダで楽しむスタイルのことです。身近なアイテムで手軽にできて、子どもも大人も、一人でも安心して楽しめるところが魅力です。
インスタでも「#ベランピング」の投稿は5.7万件以上(記事執筆時)。「#ソロキャンプ」「#家キャンプ」「#お家キャンプ」といったキーワードも続々投稿されています。また、ブロクでもベランピングの始め方を紹介する記事もよく見られるようになりました。
▼DIYの素敵な自宅空間がインスタで話題の「kens」さん
DIYでベランダがおしゃれなベランピング空間に!
100円ショップでもキャンプ・アウトドア用品の人気は毎年上昇傾向。最近では100円以上の本格的&アイデア商品のラインナップが増えています。専門店よりも価格は安く、手軽、初心者向け、便利なアイテムが豊富で、もはや「100円ショップブランド」が確立されているといってもいいほどです。
そんな数ある中から、キャンパーおすすめ&実際に使って便利だった商品を紹介していきます!
おしゃれ&高性能!/ダイソー:調光ランタン BIG(550円)
アウトドアで欠かせないものといえば、ランタン。おしゃれな見た目で置いておくだけでも一気にアウトドア感がアップするこちらは550円ですが、とてもそのお値段には見えません。明かりの色が選べる調光機能もついた本格的な商品です。
持ってみると重さは想像以上に軽め!ハンドルも大きく長めなので、どこにでも掛けられます。底部分に単三電池3本を入れて使います(電池は別売り)。
使い方はいたってシンプル。ON-OFFのつまみをカチっと回すと、回すごとにランプの色が切り替わる仕様です。
切り替えると、炎を思わせる温かみのあるオレンジ色の炎点灯に変わりました。ゆらゆらと光が揺らぎます。夜にベランダでぼんやりと光を眺めているだけでリラックスできそうです。静かにゆったり、ソロキャンプ気分も味わえますね。
明るい白色の白点灯と比較すると、このような違いです。明るさも十分あるので、しっかり手元を照らしてくれます。
アウトドアやベランダでももちろん、室内のベッドサイドに置いて普段はナイトライトとしても使うのもおすすめです。
どこにでもかけられて使い方は無限大!/セリア:フッククリップ(108円)
ちょっと物を掛けたいとき、すぐさま作ることができる便利アイテムがフッククリップ。こちらは100円商品です。こちらと同等の商品が、某有名キャンプブランドだと5倍以上の価格で販売されています。
クリップはかなり強力でしっかり挟めます。また、内側にスポンジの緩衝材もついているので滑りにくく、傷もつきにくい作りです。
屋外だと、カバン、帽子、濡れているものなど、意外と地面にそのまま置きたくないものってありますよね。そんな時に活躍してくれます。
S字フックだと縦方向のパイプには使えませんが、これならどこでも挟むだけでフックが誕生です。耐荷重量は500g。
ゴミ袋を掛けたり、ランタンをつるしたり、シェード風に布を結んでみたりと使い道はさまざま。室内でも、デスク周りのコードやカパン掛けに使うなど、アイデア次第で何かと使い道が広がります。
アウトドア調理ではマスト!/キャンドウ:折りたたみ式アルミ風防板8枚(330円)
アウトドア調理には欠かせないのが防風板。中には「これが必須アイテム?」と思う方もいるかもしれませんがアウトドアでは必需品です。
外は思う以上に風があり、固形燃料を使っていても、ちょっとした風ですぐに消えてしまいます。さらに、火が大きく広がりすぎて別のものに燃え移ってしまう危険もあるので、安全面の対策としても重要です。
防風板には100円の商品もありますが、材料が不燃材でなかったり、軽くて安定感がなかったりと、やはりすこし使いづらいところも。これならアルミで丈夫で繰り返し使うこともでき、板もしっかり自立してくれます。
こんな風に、火元を囲んで使います。フックを掛ければ、円の形になってしっかり一周回ります。
実際にセットしてみるとこのような感じです。しっかり風を除けてくれるので、火に影響せずノンストレスです。
ただし、自宅や施設、海や川など、場所によって火の使用が禁止されているとこもあるので、必ず事前に確認してから使うようにしてください。
直火OK!カップにも器にも使える万能カップ/キャンドゥ:ステンレスシェラカップ(550円)
キャンプの雰囲気が味わえる食器類といえばシェラカップ。100円商品もありますが、直火がNGでプラスチック製です。見た目のかわいさはありますが、実用性を考えると、明らかにこちらのステンレス製に軍配が上がります。
口が大きく、カップとしても食器としても使えます。手持ちのフック部分も長く、持ちやすい。洗った後もぶら下げて乾燥させておけます。
内側にはしっかりメモリ付。即席ラーメンやご飯の計量など、やはり調理の際にあると重宝する機能です。キャンプ用品専門店では2倍以上のお値段、まったく引けを取りません。
実際に火にかけて使ってみました。ちなみに、固形燃料も五徳もすべて100円ショップ商品です。
ステンレスは熱伝導が高いので、カップ1杯分ならあっという間にプツプツと沸いてきました。山のキャンプや冬場のベランピングでちょっと温かいものが欲しい…そんな時に絶対にほしい一品。もちろん、夏でもステンレスの質感がひんやりしているので、ちょっと涼しげな気分になれるはずです。
このクオリティで550円!/キャンドゥ:コンパクトテーブル(550円)
最後はこちらのコンパクトテーブル。これぞアウトドアスタイルに欠かせないメインアイテムですが、まさかの550円で購入できてしまいます。専門店やアウトドアブランドであれば5倍以上、まさにコスパ最強のアイテム。
畳むとヨガマットサイズ程度の大きさでかさばらず、収納袋付きで持ち運びやすさも〇。重量は約950gで1kg以下、女性でもラクに持てる重さです。耐荷重は10kgまでとなっています。
対角線上に2か所、ドリンクホルダーネットがついています。
ペットボトルもすっぽりはまって安定感はバッチリです。テーブル部分は布ですが、お皿など置いても不安定さはゼロ、たいていのものは固いテーブルと同じように使えます。
使う時は対角線上に開き、折りたたむ際はその逆に。テーブル部分も自然に折りたたまれていくので特別なコツはいりません。キャンプ初心者、アウトドアはベランピングやピクニック程度という人なら、これで十分です。
■かゆいところに手が届く!これぞ日本のクオリティ
「こんなものがあったら便利!」「まさにこういうものが欲しかった」というちょっとしたギモンやニーズをくみ取ってくれるのが日本の100円ショップ。海外ではとても100円では手に入らないどころか、そもそも売っていないアイデア商品も数多くあります。
100円ショップは商品ローテーションが早く、店舗やタイミングによって商品の在庫、取り扱い状況は逐一変わっています。特に大型のキャンプ&アウトドア用品は、人気で品薄なところも。
気になったら迷わず買って、快適ベランピング生活を楽しんでみてください。
※ 記事内で紹介している商品、価格などは2021年6月撮影時のものです。最新の情報は公式サイト、店舗などでご確認ください。
旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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