渋谷区は2020年1月27日、区内3カ所でGoogleアシスタントのリアルタイム音声通訳機能などを活用した観光案内サービスの試験運用を開始しました。日本語が分からない外国人でも、専用端末を介して渋谷区のおすすめ観光情報や交通案内などを聞くことができます。
リアルタイム通訳で外国人の「今知りたいこと」に回答
今回試験運用を開始した場所は、(1)渋谷マークシティ内の観光案内所「クリエーションスクエアしぶや」、(2)渋谷駅ハチ公前広場にある「青ガエル観光案内所」、(3)2019年12月にオープンした「渋谷フクラス」 1階の観光支援施設「shibuya-san tourist information & art center(以下、「shibuya-san」)の3カ所。いずれも有人の観光案内所です。
Google アシスタントを搭載したタッチディスプレイ付きスマートスピーカー「Google Nest Hub」を、Google協力のもと設置。最大27言語のリアルタイム通訳が可能なビジネス向けの通訳モード機能によって、外国人が知りたいことや疑問に、スピーディーに回答していくそうです。
渋谷区では今回設置した3カ所のスタッフや観光客からの定期的なフィードバックを収集しつつ、2020年夏には外国人観光客の多い店舗などにも設置を検討しています。
Googleマップと二次元バーコードでおすすめ場所やルートを案内
さらに渋谷区では今後、観光案内所などでよく聞かれる質問への回答(渋谷区内のおすすめスポット、近くのレストランなど)を二次元バーコード化して掲出する取り組みも実施します。2019年のラグビーW杯や10月のハロウィン期間中に実施した取り組みを拡大したもので、これまでも区内各所にポスターやステッカーなどを掲出し、二次元バーコードの読み取りでテーマに沿った案内をしてきました。
直近では第一段階として、作成したリストの二次元バーコードとURLを渋谷区ホームページ内で活用し、渋谷モヤイ像前とスクランブル交差点の喫煙所にポスターを設置する予定としています。
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