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高尾山で紅葉や初日の出を見るならココ! 見頃やおすすめスポット、混雑状況まとめ

高尾山で紅葉や初日の出を見るならココ! 見頃やおすすめスポット、混雑状況まとめ

更新日: 2020/10/02

年間登山者数が世界一といわれる「高尾山」は、ミシュランの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高評価の三ツ星を獲得した日本が誇るハイキングスポットの名所です。2020年6月19日には、東京都では唯一かつ初となる「日本遺産」に認定されました(※)。

東京都内にありながら自然が豊かで、季節ごとに様々な楽しみ方ができるのが特徴。今回は日本屈指のパワースポットである高尾山の魅力を、春夏秋冬それぞれ紹介します。

(※)「日本遺産」は、地域の歴史的な魅力や特色を紡いだ「ストーリー」を文化庁が認定する制度。八王子市が申請した「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語〜」が2020年6月19日に都内で初めて認定されました

【春】赤と白のコントラストが山を彩る「木下沢梅林」

写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会
写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会

冬の終わりから春にかけて見頃を迎えるのが、約1400本もの紅梅・白梅の木が一面に咲き誇る「木下沢(こげさわ)梅林」です。例年3月に一般公開され、この時季は梅の花を間近に見ながらトレッキングを楽しめます。

同時季には「高尾梅郷梅まつり」も開催され、お花見をしながら露天でお買い物をしたり、琴の演奏を楽しんだりできます。「高尾梅郷梅まつり」は高尾山エリアにある4つの梅林で開催され、スタンプラリーも行われるなど、1日中お花見を満喫できるイベントとなっています。

特別開放期間(3月上旬~下旬)以外は、樹木保護と整備のために園内に入ることができないので、公式HPをチェックしてから訪れることをおすすめします。

【春】歴史ある寺院に桜が映える「高尾山薬王院」

【春】歴史ある寺院に桜が映える「高尾山薬王院」

約1200年以上の歴史を持つ「高尾山薬王院(やくおういん)」は、高尾山観光では外すことのできない必見スポット。ケーブルカーやエコーリフトを利用して行ける高尾山駅から徒歩20分の場所にあり、立派な本社や高尾山の守護神である“天狗”の巨大な面「鼻高天狗」が見ものです。

春は桜の名所としても賑わい、本堂にあがる階段で見られるシダレザクラは、仁王門とセットで撮影できる人気のフォトスポット。境内に入ると八重桜・カンヒ桜・山桜なども咲いており、美しい寺院を回りながらお花見を楽しめます。

そのほか、山頂の奥にある「一丁平」では、ソメイヨシノなどをはじめとした約1000本の桜の木が咲き誇るなど、高尾山は桜の名所が数多くあります。高尾山は標高によって桜の開花時期が変わるので、4月上旬~下旬まで比較的長期間お花見が楽しめます。

【夏】開運のご利益があるパワースポット「たこ杉」

写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会
写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会

樹齢450年、高さ37メートルの巨大杉である「たこ杉」は、開運のご利益があるパワースポットです。ぐにゃりと曲がった木の根が特徴で、横にあるたこの像「ひっぱりだこ」は頭をなでると開運のご利益があるといわれています。

「その昔、参道の工事をしていた時に邪魔となっていた巨大杉があった。工事を進めるために切り倒そうとしたら、自ら根を曲げて道を開けた」という言い伝えがあり、その際に曲がった根がたこの足に見えたことから、「たこ杉」と呼ばれるようになったそうです。幹にしめ縄が飾られている高尾山の「神木」で、八王子市の天然記念物にも指定されています。

【夏】絶景を眺めながら乾杯「高尾山ビアマウント」

【夏】絶景を眺めながら乾杯「高尾山ビアマウント」

標高488メートルの展望台で、高尾山自然と東京のまちを眺めながらお酒を楽しめるのが「高尾山ビアマウント」です。6月15日~10月15日の期間限定でオープンするビアガーデンで、夜は都心の夜景も楽しめます。真夏時期の週末は順番待ちになるほどの人気スポットのため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

ビアガーデンは2時間制の食べ飲み放題方式。予算オーバーを気にせず楽しめるのがうれしいポイントです。ドリンクは大手4社の生ビールのほか、カクテルやサワー、焼酎や日本酒などお酒好きも満足のラインナップとなっています。また、ビュッフェ形式の料理は、和食洋食中華料理を常時30種類用意しているなど、バリエーション豊富で飽きずに食事が楽しめます。

  • 高尾山ビアマウント
    • 住所 193-0844 東京都八王子市高尾町2181
    • 最寄駅 京王「高尾山口」駅から徒歩5分。清滝駅からケーブルカーに乗り6分。ケーブルカー高尾山駅から歩いてすぐ
    • 電話 042-665-9943
    • 料金:男性3,800円 、女性3,600円 、シニア男性(65歳以上)3,500円 、シニア女性 (65歳以上)3,300円 、高校生3,300円 、中学生2,500円 、小学生1,500円 、幼児 (3歳以上小学生未満)500円 ※すべて税込

【秋】山全体が鮮やかに色づく「紅葉」

写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会
写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会

11月中旬~12月上旬の高尾山は、麓から山頂にいたるまで紅葉で色づき、1年で最も多くの登山客で賑わいます。高尾山薬王院を観光しながら一緒に紅葉を楽しんだり、ケーブルカーでゆったりと流れる景色を楽しんだりするのもおすすめです。

山頂からは大パノラマの紅葉を眺めることができ、近くには富士山が見える展望台もあります。例年11月は約1カ月間「高尾山もみじまつり」が開催され、期間中の土日・祝日はよさこい踊りやコンサートなど様々なイベントが行われます。

高尾山口駅」周辺では鮮やかな黄色のイチョウ、「高尾山薬王院」周辺では赤く色づくイロハモミジなど、標高によって紅葉の色づきや木々の種類も変わるのもポイントです。ケーブルカーやリフトで、座りながら流れる紅葉の景色を楽しむのもおすすめです。

【冬】新年を高尾山で迎える「山頂の初日の出」

写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会
写真提供(公社)八王子観光コンベンション協会

ケーブルカーやリフトを使ってショートカットすれば、簡単に山頂に行ける高尾山。元旦の朝は初日の出を見るために、多くの人たちで賑わいます。山頂では、ビル群や家屋など視界を遮るものがないので、広い空に浮かび上がるダイナミックな初日の出を楽しむことができます。

混雑が激しい場合は山頂に入場規制がかかるため、元旦前日から山頂に待機する人も珍しくありません。そのため、初日の出を見る際は時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。また、この時期の高尾山は氷点下を下回る場合もあるので、防寒対策をしっかりしてから登頂することをおすすめします。

高尾山は古くから僧が修行する「信仰の山」として崇められたこともあり、強力なご利益を授りながら、1年のスタートを迎えられそうです。初日の出を見終わった後は、ぜひ山下の「高尾山薬王院」で初詣をしてみてください。


今回紹介した以外にも、魅力あるスポットが満載の高尾山。登山も楽しみつつ、自然と歴史に彩られた名峰を季節ごとに訪れ、自分だけのお気に入りポイントを見つけてみてくださいね。

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株式会社 メディアム

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