池袋駅付近には複数の大型百貨店、電気量販店、多くのホテルがあり、日本人だけでなく外国人が東京旅行に来れば訪れる人気スポットの一つです。
今日ご紹介するのは、そんな池袋駅直結の百貨店にあるとっておきスイーツ。雑誌で紹介されたものや、スイーツ好きが推薦してくれたものばかりです。美味しいだけでなく600円以下で買えるものばかり!仕事帰りのプチご褒美にぜひ試してみてください!
CLUB HARIE B-studio「カットバーム」540円
一件目に紹介するのは、東武百貨店地下一階にあるバームクーヘンの名店、CLUB HARIE B-studio。
CLUB HARIEは1951年に和菓子 たねやの洋菓子部門として洋菓子の製造を始めましたが、のちに店内で焼くバームクーヘンが有名になり、各地から訪れるお客さんが途絶えることがありませんでした。
そして、バームクーヘンを主な商品として、日本各地の百貨店につぎつぎと開店すると、次第にバームクーヘンはCLUB HARIEの代名詞となっていきました。
CLUB HARIEのバームクーヘンはすべて、滋賀県で少なくとも三年以上修業した職人さんの手作りです。もちろん、バームクーヘン作製の工程にもこだわりがあり、その一層一層が、職人さんが心を込めて焼いたものです。
CLUB HARIEのバームクーヘンの味は、やさしくきめ細やか。ちょうどいい甘さはシンプルな素材の味に層を持たせます。そして前身が洋菓子も扱う和菓子店だったということもあるのでしょうか、CLUB HARIEのバームクーヘンは、洋菓子でありながら和菓子のような繊細さを持っています。
外側のアイシングはとてもしっとりしていながらサクサクの口当たり。小さなバームクーヘンの一層一層が、お店の心のこもったこだわりなのです。
CLUB HARIEのバームクーヘンは、日本人にとって定番の手土産となってきています。どの年代にも合う甘さと口当たり、高級で繊細な味はお客さんを訪問するとき、帰省する際にもぴったり。
中でも今回皆さんにご紹介したいのは賞味期限が当日の特別商品「カットバーム」。一番外にある砂糖の層の食感をまもるため、カットバームの一番外側の砂糖は滋賀県の工場でかけるのではなく、販売する店舗で職人さんがかけているんです。
540円で手軽に高級バームクーヘンを味わうことができるものですが、アイシングを店舗でしていることからその日のうちに食べきってしまわないといけません。カットバームが気に入ったなら、賞味期限が比較的長い、池袋店限定のふくろうの箱にはいったギフトボックスもおすすめですよ。家族や友人と一緒に味わってみてください。
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CLUB HARIE B-studio 池袋東武店
- 住所 東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 池袋店本館B1F
営業時間
平日:10:00~21:00
日曜祝日:10:00~20:00
店内客席なし、お持ち帰りのみ
サンチノ「ブラックホール」260円
サンチノも同じく東武百貨店地下一階にあります。こちらは手作りのあたたかさを感じる自然派ベーカリー。店名のサンチノには二つの意味があって、ひとつは「産地の」、もうひとつは「〇〇さん家の」と、名前からもあたたかさとこだわりが感じられます。
サンチノはおいしさのほかに健康も大変重視していて、パンはすべて無添加手作りです。小ぢんまりとした店構えながら大人気のお店は、お客さんが途絶えることはありません。今日ご紹介するふたつの商品は、やさしい店長さんの手に収まっているチョコレートボールのパンです。
こちらチョコレートボールのパンには二種類あって、一つはブラックホール(チョコレートパンの中に黒いチョコレートボールを包んだもの)、もう一つはホールインワン(抹茶パンの中に白いチョコレートボールを包んだもの)。名前からも可愛らしいアイデアが感じられます。
こちらの「ブラックホール」の開発アイデアは、チョココロネの最もおいしい部分を取り出し、パールクラッカンをチョコレートでコーティングして作ったボールをチョコレートパンの中に入れるというもの。食感もおもしろく、モチモチした食感を味わうことができ、そしてパンの豊かな香りが続きます。チョコレートボールは、噛むとサクサクでつぶつぶなのですが、口の中でやさしく溶けていくという、何層ものレイヤーを感じることができます。
こちらは白の抹茶チョコレートボールを使った「ホールインワン」。抹茶パンの中にパールクラッカンをホワイトチョコレートでコーティングして作られた白ボールが入っています。本当にゴルフボールのようですね!
こちらのパンももちもちとした食感で、ホワイトガナッシュは黒いチョコレートよりも少し甘く、抹茶パンによく合います。黒チョコレートも白チョコレートも、どちらも細やかでアイデアの詰まった、おすすめのパンです。
今日紹介した2つ以外にも、お店にはまだまだ厳選素材を使用したおいしいパンがたくさんあります。ひとつひとつパン職人さんが心を込めて作った手作りです。おいしいだけでなく、味の種類や名前にも趣向が凝らされていますよ!
店舗は大きくないものの、人気が非常に高いお店です。特に週末前の仕事終わりの時間など、店内のパンはあっという間になくなってしまいます。特に今回の2つは人気ですので、早めの購入がおすすめです。食べ逃しのないように!
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サンチノ
- 住所 東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 池袋店プラザ館B1F
営業時間
平日:10:00~21:00
日曜祝日:10:00~20:00
店内客席なし、お持ち帰りのみ
みはし「あんみつ」501円
店名であるみはしの由来は、江戸時代元禄10年頃に遡ります。不忍池から流れる川に3本の橋が架けられたことが三橋(みはし)由来だそう。
上野公園前に開店してのち、東京都内に8店舗を構えます。今日皆さんをお連れするのは、東武池袋店です。ことし2018年5月にリニューアルしたばかりの店舗は、ひろびろとした気持ちのよい空間。
看板のあんみつ以外に季節限定の商品もあり、お雑煮などの軽食も提供されています。あんみつは店内で食べることも、お持ち帰りもできます。もし時間に余裕があれば、お店で甘味をいただきながら休憩するのもいいですし、スケジュールがタイトな人はホテルに持ち帰ってゆっくり味わうのもいいでしょう。
まずご紹介するのはお店の人気メニュー、あんみつです。寒天、こしあん、求肥、赤えんどう豆、みかんといった素材に、黒糖のみつを合わせたもの。使われている素材ひとつひとつにこだわっています。なめらかなこしあんは北海道十勝産の小豆を使用し、しかも職人さんが毎年特別に十勝まで足を運んで自ら選ぶ、選りすぐった上級品です。
小豆を銅の鍋で炊いて混ぜ、砂糖を加えただけのシンプルな作り方。おいしさの秘訣は新鮮な小豆を長い時間をかけてゆっくりと炊くこと。滑らかな口当たりで、寒天や豆との相性が抜群です。
あんみつでこしあんの次に大事な材料は赤えんどう豆です。この豆を仕込むだけでも、二日間かかります。まず三時間注意深く炊いて、次の日にセイロを使って蒸すのです。そしてようやくしっかりとした粒を残し、さわやかな歯ざわりの赤えんどう豆ができあがります。
あんみつのもう一つの大切な材料は、なんといっても寒天です。
静岡の海で採れた天草を使って作られており、寒天じたいには味がないことから寒天そのものの質が非常に重要です。よい寒天に最も重要なのは「新鮮さ」。みはしの寒天からは、新鮮さ、何も加えていない味わい、舌に当たれば滑らかで弾力のある歯ざわりなどを感じることができ、きらきらと美しい見た目が暑さを忘れさせてくれるようです。このみずみずしい食感は、なかなか他では食べられないものではないでしょうか。
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みはし
- 住所 東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 池袋店プラザ館B2F
営業時間
平日:10:00~21:00(L.O.20:15)
日曜祝日:10:00~20:00(L.O.19:15)
※百貨店の営業時間に準ずる
客席あり。お召し上がり、お持ち帰りどちらも可
梟書茶房「BOOKシフォン」540円
これまで3つ百貨店のデパ地下スイーツを紹介しましたが、最後は編集部のお気に入り、特徴ある雰囲気でそして気持ちのいい図書館風のカフェ――梟書茶房をご紹介します。
こちらのカフェは「本」をテーマとしており、あちこちに趣向が凝らされています。入ってすぐに本でいっぱいになった本棚が目に入ります。
じつは梟書茶房はカフェであるばかりでなく、秘密の書店でもあるのです。個性的な書店「かもめブックス」店主の柳下恭平さんの選んだ千冊あまりが販売されています。本とコーヒーはもちろん、おもしろい組み合わせですが、これだけでは特別なものとは言えません。でも、一冊一冊表紙がこんなふうになっているのに気づいたら、どうでしょう?
実はこれこそ梟書茶房の最も特徴的なポイント。こちらで販売されている本はすべて、オリジナルブックカバーで包装されているので、表紙で本を選ぶことができないばかりか、本のタイトルまで分かりません。唯一内容を知るてがかりになるのは、柳下さんの書いた100字前後の「あおり文」のみ。その本が自分の好みに合うかどうかを判断するのは、この短い紹介だけなのです。
そしてさらに面白いのは、気の向くままに本を手に取って「あおり文」を読むと、ある指示に従って次の一冊の番号を選ぶことができ、自分の心に訴えかける本に出合えるというもの。
宝探しをするように、心ゆくまで本の中での探検ができます。一冊一冊に番号がついていますので、自分の誕生日の番号を選んだり、記念の番号を選んでプレゼントにしたりするお客さんもいるそうですよ!
梟書茶房はゆったりとした作りで、客席は大きく三つに分けることができます。それぞれのエリアがそれぞれ特色を持っており、例えば入口右手側はまるで華麗な宮殿のようで、高い天井の設計と美しいテーブルは貫禄のある雰囲気です。
そして入口左手の個人席は、ヨーロッパの歴史ある図書館の優雅な自習席のよう。図書館の本格的なライトがついており、広さのある机は一人席の窮屈さを全く感じさせません。
さらに奥に進むとそこは、光あふれる客席の空間です。すこしリゾートにいるような雰囲気もあって、本を読みながらスイーツを楽しむのはもちろん、仲の良い友達といっしょでも気軽で楽しい時間が過ごせます。
今日ご紹介するスイーツも、本をテーマとするアイデアの「BOOKシフォン」です。
シフォンケーキを一冊の厚い本にして生クリームを挟みこんだような、シンプルな作りですが可愛らしさのある見た目です。
BOOKシフォンはやわらかな口当たりで、口に入れるとまるで綿あめのよう。ケーキ自体はやわらかくそしてきめ細かく、香りも十分。まんなかの生クリームは丁度良くホイップされているので、そう簡単には溶け出すこともありません。一定の弾力を保持しつつ、ほのかに甘いBOOKシフォンはコーヒーと素晴らしい相性です。
こちらの苺のミルフィーユは、豊かな食感のミルフィーユにたっぷり入ったカスタードが合わさり、そしてかわいい苺がパイの上に乗った乙女心を満たしてくれるスイーツです。
濃厚なカスタードにサクサクのパイ、新鮮で甘酸っぱい苺はあなたを驚かせる重層的な仕上がり。食べた人を幸福にしてくれるあたたかみのあるスイーツです。
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本と珈琲 梟書茶房
- 住所 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
営業時間:10:30~22:00(L.O.21:30)
無休
- エリア
- カテゴリ
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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