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原宿にNew open!東急プラザ原宿「ハラカド」でやるべきこと

原宿にNew open!東急プラザ原宿「ハラカド」でやるべきこと

公開日: 2024/04/22

2024年も東京では新施設が続々オープン中! 中でも、この春注目の新施設が、原宿に4月17日オープンした東急プラザ原宿「ハラカド」です。「原宿Kawaii文化」発祥の地であり、若者の聖地的なスポットで、ファッショントレンドのみならず、個性豊かな独自のカルチャー、時代のムーブメントが生み出される唯一無二の場所です。

本記事のライター、島田みゆも学生時代は原宿ファッションに身を包み、竹下通りでアルバイトもしていた原宿大好きっ子。どこかほかのエリアとは違う居心地の良さと同時に、刺激が感じられるところが魅力です。

そんな原宿好きな私が東急プラザ原宿「ハラカド」とはどんなところで、どんなことができるのか、海外の方にぜひ見て、体験してほしいポイントなどを紹介します。

■買い物!グルメ!体験!休憩場所にも!新たなランドマーク東急プラザ原宿「ハラカド」とは?

画像提供:東急プラザ原宿「ハラカド」
画像提供:東急プラザ原宿「ハラカド」

東急プラザ原宿「ハラカド」とは、2024年4月17日オープン、原宿・神宮前エリアの中心地にある“新たな文化創造&発信”をコンセプトにした文化体験やグルメ、ショッピングができる商業施設です。

ハラカドのある原宿・神宮前エリアは、その時代ごとのカルチャーが生まれる流行発信の中心的スポット。これまで、ストリート系ファッション、原宿kawaii文化、パンクやロリータといった多様でオリジナリティのある文化が生み出され、東京でも唯一無二の存在感がある街として若者を中心に多くの人が集まる場所となっています。

そんな原宿のど真ん中、東京メトロ「明治神宮前」駅から直結、明治通りと表参道が交差する交差点の一角に「クリエイティブの聖地」を目指して作られたのが「ハラカド」です。

交差点をはさんでハラカドのななめ向かいにある東急プラザ表参道原宿も東急プラザ表参道原宿「オモカド」と改称され、2つの施設で連携をしながらより一層このエリアの魅力向上を目指しています。この「ハラカド」という名称には、「『かど』が合わさり、人々の出会いの交差点となり、新しい文化を生んでいく」という想いが込められているのだそうです。

■ハラカドの全体概要:どんなものがある?どんなことができる?

■ハラカドの全体概要:どんなものがある?どんなことができる?

ハラカドが掲げているのは、商業施設ならぬ「創造施設」。原宿・神宮前エリアらしく“新しい文化創造と発信”を軸に、食や買い物、ワークショップといった体験や交流の場、さまざまなクリエーターたちの発信の場となることを目指しています。

建物は、地下1階から7階の屋上テラスまでで、地下1階にはなんと銭湯が!高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」がオープンした「小杉湯原宿」です。

「チカイチ」と名付けられたフロア全体は、銭湯を中心とした街を表現。サッポロビールが体験できるコーナー、ランニングとストレッチ用のアンダーアーマーのエリア、休憩スペースなどもあり、お風呂に入らずとも気兼ねなく過ごせる場所です。 銭湯を中心にした特別ではない、“なんでもない”日本の日常のような雰囲気を体験できますよ。

G階、1階、2階は主にファッション雑貨、食料品、コスメなどの物販サービス。3階は、クリエイティブ活動を行っている企業や個人が発信&交流できる場として、コンセプティブなショップや撮影スタジオ、会員制ラウンジがあります。

4階は、「ハラッパ」と名付けられた「自然・チルアウト」×「原宿で体験」をテーマに、フロア全体に自然やサスティナブルを感じられるアート作品や映像コンテンツなどが広がる空間。同フロアにあるハラカドカフェのイートインスペースとしても利用できます。

5階、6階はフードエリア。「原宿のまちの食堂」として、和、洋、中、個性的かつどこか日本のエッセンスが盛り込まれた飲食店が全22店舗並びます。

6階には店舗とともに人工芝が敷かれたイートスペース、屋上テラスもあります。

■ショッピング:買い物をするならココ!ジャパンクオリティのアイテムを手に入れる

アパレルや小物雑貨など物販では、初の常設店舗、新コンセプトなど、ハラカドらしさや日本らしさを感じるレアなテナントがたくさんあります。

●HealthyTOKYO CBD SHOP & LABO/食品・コスメ <1階>

●HealthyTOKYO CBD SHOP & LABO/食品・コスメ <1階>

日本におけるCBD(カンナビジオール)市場のパイオニア的なHealthy TOKYO CBD SHOP & LABO。大麻草※から抽出される成分であるCBDは、リラクゼーションや睡眠、集中力アップなど、日常生活や健康美容に役立つとして近年注目されています。(※大麻取締法上の「大麻」に該当しない安全なもの)

この麻由来のCBD使ったオイルや化粧品、ビーガンスイーツなどのオリジナル商品を製造販売しており、すべてがMade in JAPAN。

ビーガンチョコレートなどのスイーツも、とてもビーガンとは思えないほどのおいしさで各製品のクオリティの高さは間違いありません。日本ならではのCBD製品は、お土産にピッタリです。

●HINEMOS/日本酒<1階>

●HINEMOS/日本酒<1階>

「HINEMOS」 は、小田原の酒蔵が経営する日本酒ブランド。世界中の人に日本酒をもっと身近に感じて欲しいという想いから、人類共通の概念である“時間”をコンセプトに新しい視点で日本酒の楽しみ方を提案しています。

店頭にはお酒を飲む時間帯のシチュエーションごとにイメージした日本酒がずらり! すべての商品が無料で試飲できます。例えば、「SHICHIJI(7時)はアルコール軽めで、食前酒のように軽く飲める微発砲でフルーティーなもの」、「ICHIJI(深夜1時)は少し高めのアルコールで、夜も更け、お酒を片手にしっとり深い話ができるような、シメの食事にも負けない深みを感じる味わい」など、それぞれの個性的な味わい。ぜひ好みの日本酒を見つけてください。

●TENGA LAND/ファッション雑貨<2階>

●TENGA LAND/ファッション雑貨<2階>

「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」をビジョンに世界に独自の性カルチャーの発信&製品の製造販売をしている日本発企業のTENGA。そのTENGAが運営するTENGA LANDは「愛と自由のワンダーランド」がテーマのコンセプトストア。全ブランドのアイテムを取り扱っており、TENGAでは最大規模の常設店です。

海外に比べて性やセルフプレジャー、フェムテックへのイメージや取り組みはまだまだの日本。ただだからこそ繊細で消費者に寄り添った、日本ならではのアイテムを開発できるのではないでしょうか。

店内には、セルフプレジャーアイテムだけでなく、アパレルグッズ、無料でできるゲームなどもあり、誰とでも気軽に立ち寄って楽しめます。「原宿」の文字があしらわれた「GOTOCHI TENGA」が買える自販機も。ちなみに約100本に1本の確率で金色の「LUCKY TENGA」がでてくるとのこと、運試しにいかがですか?

●YUBUNE/ファッション雑貨<2階>

●YUBUNE/ファッション雑貨<2階>

「命の洗濯」をコンセプトに、温泉水や泥、鉱石など日本由来の成分を取り入れたコスメを展開する「YUBUNE」。日本初のメディテーションコスメブランドとして“日々溜まっていく心身のストレスを洗い流していく”ような、現代人に必要なセルフメンテナンスに役立つコスメやバスアイテム、フレグランスなどを販売しています。

原料はもとより、ブランドコンセプトや商品ラインナップなども、日本らしさを感じるものばかり。ここ「YUBUNE 表参道店」だけの限定フレグランス「HOTARU」や、フレグランスやヘアオイルのパッケージに偉人の名言を刻印してくれる(日本語、または英語)サービスがあるなど、日本のお土産やギフトにもぴったりです。

●TERAS/ファッション雑貨<3階>

●TERAS/ファッション雑貨<3階>

日本の伝統手芸“刺し子”のブランド「TERAS」。刺し子は、今から約500年前、江戸時代中期に生まれ、布に糸を刺して縫うという日本人の日々の暮らしの中から生まれた手仕事の技法です。製品はデザインから制作まですべてオリジナル、作り手は障がいを持つ方々で売り上げの全てが作り手の方に還元されています。

二つとして同じものがない希少性、そして日本の手仕事の高いクオリティは、世界中の方々に手にとってほしい逸品です。

■グルメ:居酒屋、和イタリアン、スイーツまで!全方位から日本のグルメを味わう

グルメはしっかり食べられる食事系から、食べ歩きできる軽いテイクアウト&フィンガーフード、スイーツまで、その日の気分やタイミングに合わせて使えるお店が揃っています。

●the TAG by 青果堂 fruitsparlor/パフェ&ドリンク&プレートメニュー<6階>

●the TAG by 青果堂 fruitsparlor/パフェ&ドリンク&プレートメニュー<6階>

四季折々の豊かな食、国産の青果技術、伝統的な和菓子製菓。日本の四季や技術を広めるべく誕生したフルーツ店「青果堂 seikadou」が手掛けるのが「the TAG by 青果堂 fruitsparlor」。

the TAG とは、”タグ付きの特別なもの”を意味しているそうで、厳選された特別な果物を使った季節ごとのフルーツパフェ、ドリンク、カレーやオムライスといったプレートメニューが食べられます。旬のフルーツはまさにタイミングが大事!海外ではなかなか食べられない、日本ならではの味を楽しめます。色鮮やかで写真映えも必須です。

●居酒屋 スタンドジャンプ/居酒屋<6階>

●居酒屋 スタンドジャンプ/居酒屋<6階>

日本ならではの食文化がIZAKAYA文化。酒を飲みながら、軽いものから食事系の手の込んだものまでバリエーション豊かな料理が手軽に食べられる場所です。「楽しくて美味しければ何でもアリ!」をコンセプトに様々な使い方ができるのが、「居酒屋スタンドジャンプ」。

いわゆる焼き鳥、もつ煮といった定番の居酒屋メニューに加えて、天ぷら、ジョッキクリームソーダ、自家焙煎の珈琲など、ジャンルは多種多様。型にはまらないミックスカルチャー的な要素は、原宿らしい居酒屋と言えるのではないでしょうか? ここに来れば、手軽で自由な居酒屋文化を楽しめます。

●TOKYO MEAT 酒場/和×イタリアン<6階>

●TOKYO MEAT 酒場/和×イタリアン<6階>

TOKYO MEAT 酒場は、イタリアン×東京の文化や技術を兼ね備えた「TOKYOイタリアン」という新しいジャンルの創造を目指しているお店。お酒を楽しむディナータイムはもちろん、ランチタイムにはパスタ食堂として「日本一おいしいミートソース」などのパスタも味わえます。

「ハーブオイルで仕上げる炙り寿司」「ラム挽き肉のイタリア水餃子」など初めて見るメニューばかり! まさにここでしか味わえないオリジナルグルメが盛りだくさん。日本の酒場っぽさとおしゃれな雰囲気は、老若男女問わず楽しめます。

その他、人気ラーメン店の「一風堂」、まぐろ問屋や手がけた鮮度抜群の寿司店「まぐろ問屋 恵み」、クロワッサンのようなバンズ、そしてイクラなどの高級食材との組み合わせもあるユニークなクリスピーバーガーを提供する「THE MOR WORLD BURGER」、世界的な建築家・隈研吾氏デザインの立ち飲み居酒屋「トーキングゴリラ」など、コンセプトやメニューが魅力的なグルメが揃っています。

■ブレイクタイム:ちょっとした休憩にアートやカフェで文化に触れる!

休憩がてら立ち寄れるベンチやイスのあるスペース、アートな雰囲気を味わいながら過ごせる空間が豊富なのも使いやすいポイント。旅や観光の合間にふらっと訪れるという使い方もおすすめです。

●COVER/雑誌ライブラリー<2階>

●COVER/雑誌ライブラリー<2階>

2階の「COVER」は、出版社や一般の方から寄贈された約3,000 冊の雑誌が読めるライブラリースペース。置いてある雑誌のジャンルも様々で、今では手に入らない貴重なものばかり。時代の変遷を感じられます。

●ハラッパ/イベント&エンターテインメントスペース<4階>

●ハラッパ/イベント&エンターテインメントスペース<4階>

4階は「ハラッパ」という名称で、フロア全体に自然や焚火、サイスティナブルがイメージされたアートが広がる空間です。所々にベンチやテーブルがあり、フリースペースとして誰でも利用できます。

同フロアにある京都の老舗料亭・下鴨茶寮が手掛ける「ハラカドカフェ」のドリンクでしばし休憩するも良し。眼下には明治通り、斜め前の「オモカド」と眺めもばっちりです。

●芝生ゾーン&開放的な屋上テラス/フリースペース<6階>

●芝生ゾーン&開放的な屋上テラス/フリースペース<6階>

横丁のように軒を連ねる6階の各フードショップで買ったものを食べられるイートスペース。芝生ゾーンに飾られた岡本太郎氏の絵画も必見です。

6階からは屋上テラスに繋がっており、イベント等が行われていない時はこちらも自由に行き来&利用できます。「オモカド」の大型ビジョン、原宿の街全体を見渡せます。

●チカイチ&小杉湯原宿/休憩&多目的スペース・銭湯<地下1階>

●チカイチ&小杉湯原宿/休憩&多目的スペース・銭湯<地下1階>

疲れたらぜひ地下1階の銭湯を。都会のど真ん中で、疲れを癒しながら下町の典型的な銭湯文化を体感できます。

銭湯富士山絵画は定番中の定番。3種類のお湯を楽しめます。シャンプーやボディーソープなどのアメニティは完備、フェイスタオル、バスタオルもレンタルできます。

その他、アンダーアーマーがストレッチや軽い準備運動ができるマットスペース、ランニングステーションとしてのロッカー提供とアイテム貸し出し、そして商品販売を行っています。「原宿の街をジョギングしたい!」と急に思い立ってもすぐにできます。

「MYTREX」の美顔器やマッサージ機などが無料で試せるスペース、汗を流した後にはたまらないビールが飲めるビアスタンドもあるなど、思い思いに自由に過ごせる空間になっています。

■「ハラカド」は、端々にジャパニーズカルチャーが感じられる新たなスポット

■「ハラカド」は、端々にジャパニーズカルチャーが感じられる新たなスポット

東急プラザ原宿「ハラカド」は、単なるショッピング&グルメ施設にはまらず、各店舗やフロアごとにしっかりとしたコンセプトがあり“原宿らしい個性”が感じられました。海外の方がイメージする伝統的な和の文化とはまた違った、新しいジャパニーズカルチャーに触れられるのではないでしょうか。

日々変化する企業や個人のクリエーターたちとのコラボレーションをはじめ、2024年の夏には「ONE PIECE MUGIWARA STORE HARAJUKU」もオープン予定など、行くたびに新しい発見や体験が得られるハラカド。今、原宿で訪れるべきスポットとしてイチオシです。

  • 東急プラザ表参道「ハラカド」
    • 住所 東京都渋谷区神宮前6-31-21 原宿スクエア内 東急プラザ原宿「ハラカド」 電車でお越しの方

Written by:

島田みゆ

島田みゆ

旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。X(旧Twitter):@myuu_works

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