HOME 東京・東京周辺 東京 羽田 空港直結「羽田エアポートガーデン」ガイド│温泉もグルメも日本文化が大集合する新名所が誕生
空港直結「羽田エアポートガーデン」ガイド│温泉もグルメも日本文化が大集合する新名所が誕生

空港直結「羽田エアポートガーデン」ガイド│温泉もグルメも日本文化が大集合する新名所が誕生

公開日: 2023/03/20

日本の玄関口である東京・羽田空港は、日本に訪れた人が最初に「日本」に触れる重要な場所。そんな羽田空港に、2023年1月31日、ショッピング、グルメ、カルチャー、温泉など日本のシンボルともいうべき楽しみが詰まった第3ターミナル直結の複合施設「羽田エアポートガーデン」が全面開業しました。

本記事では、そんな「羽田エアポートガーデン」の概要や見どころを徹底解説。実際に行ってみたLIVE JAPAN編集スタッフが外国人視点でその魅力をたっぷり紹介します。

羽田空港直結「羽田エアポートガーデン」とは?

羽田空港直結「羽田エアポートガーデン」とは?

羽田エアポートガーデンは、羽田空港第3ターミナル(旧国際線ターミナル)直結の複合商業施設。約80のレストランと物販店舗の他、エアポートホテルや天然温泉施設の他、イベントホール、バスターミナル、駐車場などが集結した、日本の玄関口・羽田空港の注目すべき新しいスポットです。

当初、2020年春の開業を予定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大により一時延期。2023年1月31日、ようやく待ちに待ったグランドオープンを迎えました。

羽田エアポートガーデンの主な施設

羽田エアポートガーデンは、主に以下の施設で構成されています。

①施設内・空港直結エアポートホテル「住友不動産ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア/グランド羽田空港」

①施設内・空港直結エアポートホテル「住友不動産ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア/グランド羽田空港」

空港の手荷物受取所からカートを引いたまま来ることができる、便利なエアポートホテル。ラクジュアリーで上質な滞在をテーマにした「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」と機能性と快適さを備えたハイグレードホテルブランド「ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」の2つのブランドで構成されています。合わせて全1717室の客室数は、エアポートホテルとしては日本最大の規模を誇ります。

②飛行機を見ながら天然温泉が楽しめる「泉天空の湯 羽田空港」

②飛行機を見ながら天然温泉が楽しめる「泉天空の湯 羽田空港」

空港直結でありながら、地下約1500mから汲み上げた天然温泉を利用しており、岩盤浴やサウナもある本格的な温浴施設「泉天空の湯 羽田空港」。食事処や休憩エリアは24時間営業で、深夜・早朝便の利用時にも便利です。

露天風呂は飛行機や滑走路、川崎工業地帯の工場夜景、そして天気が良ければ富士山も一望できる、絶景風呂です。

③日本の文化、味、ショッピングが楽しめる約80店舗のショプ&レストラン

③日本の文化、味、ショッピングが楽しめる約80店舗のショプ&レストラン

日本の名産品から日用品、旅に必要なアイテムやお土産品、羽田空港限定アイテムなど、ショッピングが楽しめる物販店舗。日本定番の様々なご当地グルメが味わえるレストランやフードコートなど、合わせて約80店舗が入っています。

④全天候対応型の「羽田エアポートガーデンバスターミナル」

④全天候対応型の「羽田エアポートガーデンバスターミナル」

空港から建物の外へ出ることなくそのまま、雨や雪などでもストレスなく利用できる、全天候対応型のバスターミナル。これまで東京駅新宿駅など、バスターミナルがある駅まで電車やバスで移動しなければならなかった不便さが解消され、羽田から地方都市へはもちろん、地方から羽田へと新たな人の流れを生み出すと期待されています。

現在はまだ1日数本の運行ですが、今後は羽田空港の利用者数の増加とともに増便される予定です。

⑤セミナー、イベント、展示会などで利用できる貸し会議室「ベルサール羽田空港」

⑤セミナー、イベント、展示会などで利用できる貸し会議室「ベルサール羽田空港」

1,000㎡超のイベントホールと10の会議室がワンフロアに設計された貸し会議室。さまざまな催事や国際会議などにも対応できる設備です。

羽田エアポートガーデンへのアクセスや営業時間は?

羽田エアポートガーデンへのアクセスや営業時間は?

羽田エアポートガーデンの入り口は、第3ターミナル(T3)の2F到着ロビーの正面。ここから連絡通路を通って、メインのエリアへ向かいます。

基本の営業時間は以下の通り。
●ショッピング・サービス…8:00〜21:00
●レストラン・カフェ…8:00〜23:00
※ 当面の間営業時間を短縮しています。詳しくは公式HPをご確認ください

日本の定番&人気グルメが盛りだくさんのレストラン&フードエリア

日本の定番&人気グルメが盛りだくさんのレストラン&フードエリア

羽田エアポートガーデンには「日本に来たらこれが食べたい!」という代表的なグルメや全国各地の有名人気店が集結。1F、2Fにある「ハネダフードセレクション」や「大江戸フードホール」の各店舗では、バラエティー豊富な絶品グルメが楽しめます。

日本の伝統文化を感じるアイテムやスイーツが立ち並ぶ「Japan Promenade」

日本の伝統文化を感じるアイテムやスイーツが立ち並ぶ「Japan Promenade」

入り口からメインフロアにつながる連絡通路沿いが「Japan Promenade(ジャパンプロムナード)」。和雑貨、お茶や和菓子など日本の文化を感じられる15店舗が並んでいます。

神社に向かう参道のようなショッピングゾーン「羽田参道」

神社に向かう参道のようなショッピングゾーン「羽田参道」

いくつもの鳥居が連なった神社の参道のような外観が印象的なエリアが「羽田参道」。日本のお土産におすすめの日本酒やお菓子、和食器、メイドインジャパンのアパレル用品や雑貨などを扱う全17店舗が並んでいます。

旅にプラスワンできるアイテムがテーマの「ハネダコレクション」

旅にプラスワンできるアイテムがテーマの「ハネダコレクション」

ハネダコレクションは、旅にプラスワンしたいアイテムがテーマのショップが並ぶエリア。ファッション雑貨、カバン、美容用品など、旅がより楽しく快適になるようなグッズが揃います。

生活必需品が揃うドラッグストアやコンビニ、羽田限定出店の店舗も!

生活必需品が揃うドラッグストアやコンビニ、羽田限定出店の店舗も!

その他、文房具のコクヨ直営店「KOKUYODOORS」、ご当地限定のお菓子や東京国立博物館公認アイテムを扱う「TOBI-BITO SWEETS TOKYO」など羽田空港にしかないものが手に入るレアなお店や、日用品や消耗品などの生活必需品を扱うドラッグストアコンビニもあります。

編集部イチオシ①富士山&飛行機が一望できる天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」

編集部イチオシ①富士山&飛行機が一望できる天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」

充実の施設の中から、特にLIVE JAPAN外国人編集スタッフ・ベラさんがおすすめするスポットの一つ目は、羽田エアポートガーデンの最上階12階にある「泉天空の湯 羽田空港」。

大浴場・サウナは、13:00~翌10:00。岩盤浴は、13:00〜翌9:00。ボディケア・あかすりなどのサービスは13:00〜23:00(最終受付 22:30)までとなっていますが、施設自体は24時間営業。早朝・深夜便の利用でホテルに泊まるほどではないけれど空港に滞在したいという時、ひとまず旅の疲れを癒したい時など、時間を気にせずいつでも食事や休憩・仮眠が取れる場所があるのは安心です。

タトゥーがある場合の入浴はNGですが、ワンポイントなどシールで隠せる場合は可能です。
※ 300円サイズ(最大)118㎜*172㎜ 館内で販売

最上階だけあって眺めが格別。滑走路もすぐ側で、離発着する飛行機、空港の空気感を間近に感じられるのはまさに空港ならではです。

羽田空港の地下から湧き出ている天然温泉は、琥珀色で塩分濃度が高いお湯。冷え性や疲労回復、保湿・保温効果があるとされています。

晴れた日にはこの景色!女湯「富士見の湯」からは富士山、男湯「銀翼の湯」からは飛行機、あわせて都市部の夜景を眺められる露天風呂は絶景のひとこと。「日本の銭湯によく富士山の絵が描かれていますが、本当の富士山が見られるお風呂というのはすごいですね!」とベラさん。

炭酸泉やジェットバスなども楽しめます。

シャンプーやボディーソープ、化粧水などのアメニティ類、ドライヤーやヘアアイロン等、最低限必要なものは常備されています。その他、ボディタオルや歯ブラシ、フェイスパックなども、有料で購入できるので、手ぶらでOKです。

サウナや岩盤浴など、日本独特のお風呂文化体験ができる場所としてもおすすめしたいところです。

ブラックゲルマニウム、溶岩石、岩塩など、さまざまな岩盤浴。

「日本のようなサウナ・岩盤浴は、他の国にあまりないと思うのできっと面白いと思います!」

24時間営業のお食事処「泉天空」では、日本テイストのあるお店オリジナルのメニューが味わえます。

メガローストビーフ丼
メガローストビーフ丼
ビーフカレー
ビーフカレー

こちらがおすすめの富士山メニュー2品、「赤富士御膳:メガローストビーフ丼」と「白富士御膳:ビーフカレー」です。

大きな窓の眼下には、壮大な空と多摩川が広がり解放感たっぷり。天気が良ければ、ここからも富士山が眺められます。

滞在中の会計は全てリストバンドのバーコードで管理、最後に自動精算機でお支払いです。
「こちらも多言語対応なのでわかりやすいですね!」

【施設情報】
●天然温泉 泉天空の湯 羽田空港
https://www.shopping-sumitomo-rd.com/haneda/spa-izumi/index.html
●利用料金
大人(中学生以上):4,800円(フェイスタオル・バスタオル、館内着、岩盤浴付)
子ども(4歳〜小学生):2,000円(フェイスタオル・バスタオル付)
深夜料金(AM1:00~5:00):全日/4,000円 
※岩盤浴は中学生未満の利用不可
※18歳未満の方は、22:00を超えての利用は不可

編集部イチオシ②東京食材をメインにした江戸グルメ「大江戸フードホール」

編集部イチオシ②東京食材をメインにした江戸グルメ「大江戸フードホール」

ベラさんおすすめのスポット2つ目は、大江戸フードホール(OEDO FOOD HALL)。空港という場所柄、時差の影響で人によっては食事時間が朝であったり夜であったりと、時間帯がさまざま。そんな一人ひとり異なる利用シーンに合わせて食べたいものが選べるのがフードホールの特徴です。

また大江戸フードホールという名前の通り、テーマを “江戸” として東京の食材をメインにしたさまざまなメニューが並びます。

世界に誇る日本のグルメの代表と言えば「ラーメン」。そこで、評判の江戸前淡麗「極」醤油拉麺(えどまえ たんれい きわみ しょうゆらーめん)をベラさんが実食しました。

「普通のラーメンより具が盛りだくさんで豪華!自分でトッピングできるのも楽しいですね!」

盛り付けたら、さっそくいただきましょう!
「とってもおいしいです!醬油ベースのスープが濃すぎず、でも出汁はしっかり。あっさり味で食べやすいです。麺と具が絡んで良く合いますね」

「このぷるぷる&とろとろの日本の半熟卵は欧米ではなかなか食べられないので、本当におすすめ!このラーメンは、日本の旅のスタートや終わりに食べたいグルメのひとつです!」とベラさん大絶賛。

編集部イチオシ③日本の人気お菓子や国立博物館公認アイテムも!「TOBI・BITO SWEETS TOKYO」

編集部イチオシ③日本の人気お菓子や国立博物館公認アイテムも!「TOBI・BITO SWEETS TOKYO」

ご当地限定商品から百貨店系菓子、東京国立博物館公認コラボ商品など、個性的なスイーツが選べる「TOBI・BITO SWEETS TOKYO」。

東京国立博物館以外では初出店で、有名絵画をパッケージに使ったお菓子類は入荷する度に品切れになる人気商品です。

ご当地限定商品がこれだけ集まっているのもレア。日本で人気のお菓子の限定味が手に入ります。

なかでも編集部イチオシは「アートなえびせんべい」。えびせんべい一つひとつに日本の芸術作品がプリントされていて、見ても楽しいお菓子です。

「見た目がきれいで食べるのがもったいないくらいですが、日本でえびせんは人気ですし、食べた後の箱を使うこともできるので、お土産にぴったりです!」

編集部イチオシ④アニメグッズから伝統工芸品、食材までお土産イロイロ「TOBI・BITO SOUVENIR TOKYO」

編集部イチオシ④アニメグッズから伝統工芸品、食材までお土産イロイロ「TOBI・BITO SOUVENIR TOKYO」

アニメグッズ、伝統工芸品など、日本のカルチャーが詰まった様々な商品を扱っている「TOBI・BITO SOUVENIR TOKYO」。ここなら、“THE日本のお土産”というアイテムの多くが揃います。

「一般的なお土産店より、少し贅沢感のある商品や日本の柄・デザインを感じられるものがたくさんありますね!」とベラさん。手に取ったのは日本の伝統工芸品「こけし」。典型的なデザインのものものキャラクターものまで、バリエーションが豊富です。

日本らしいグルメで味も良く、保存も効くのでお土産にぴったりな缶詰。

こちらも編集部イチオシは、金箔の伝統工芸品。「デザインも良くて、実用性が高いですし、家に帰っても日本の旅を思い出せそうなアイテムです。帰国前にここで買っていけば、旅行中に壊す心配もないのでいいですよね」

編集部イチオシ⑤日本初!文房のIoT自販機がある「KOKUYODOORS」

写真提供:コクヨ
写真提供:コクヨ

日本の文房具は、海外の人にも人気で評価の高いアイテムのひとつ。1905年創業の日本の文具メーカー「コクヨ(KOKUYO)」が“日本の文具の世界への入り口、興味を持つきっかけとなる場所にしたい”という想いを込めてオープンしたステーショナリーショップ「KOKUYODOORS 」です。

この店舗には、日本初となる文具のIoT自販機が設置されています。日本の自動販売機(=自販機)は、種類の豊富さやユニークさで海外から注目されるアイテムのひとつ。さまざまな自販機の中でも、こちらは最先端のマシンです。

「大きな画面で見やすく、商品の動画や写真がたくさんあるのがいいですね。言語も4言語(日本語、英語、中国語、韓国語)から選択できるので、日本語がわからなくても使いやすいです」

何が入っているかわからないスペシャルボックスや、自販機でしか買えないセットなどもあり、文具好きにはたまりません。

「初めて見る文房具がたくさんあって、見ているだけでワクワクします」実際に試して、日本の文具の良さを感じ取れるのもいいところ。

「駄菓子のような文房具セットは、カラフルでかわいくてばら撒き土産にもぴったり!」
消しゴムやテープノリ、メモ帳などは、誰にとっても必需品で喜ばれるもの。あげる人を選ばないので、日本のお土産にベストです。

ショッピングバッグ(有料)は袋としてだけでなく、リード線に沿って折るとノートカバーや書類ボックスとしても使える仕様。こうした機能性と遊び心にも、日本の文具の質の良さを感じます。

自販機でしか買えないアイテムや限定商品、セットになっている商品も多くあるので、ギフトにもおすすめです。

「羽田エアポートガーデン」は、日本の魅力が凝縮された場所!

「羽田エアポートガーデン」は、日本の魅力が凝縮された場所!

買い物、グルメ、温泉と日本で欲しいものややりたいことが叶う「羽田エアポートガーデン」。訪日外国人はもちろん、日本人でも十分楽しめるスポットになるはず!空港ならではのアイテムや体験を手に入れるべく、ぜひ訪れてみてください。

※ 2023年3月15日時点の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

  • 羽田エアポートガーデン/HANEDA AIRPORT GARDEN
    • 住所 〒144-0041 東京都大田区羽田空港2-7−1
    • ●営業時間
      ・ショッピング・サービス…8:00〜21:00
      ・レストラン・カフェ…8:00〜23:00
      ※ 当面の間営業時間を短縮しています。詳しくは公式HPをご確認ください

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島田みゆ

島田みゆ

旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。X(旧Twitter):@myuu_works

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