HOME 東京・東京周辺 東京 羽田 外国人美女と「羽田空港」めぐり。グルメも願いごとも出来る観光スポットだった|東京執事物語
外国人美女と「羽田空港」めぐり。グルメも願いごとも出来る観光スポットだった|東京執事物語

外国人美女と「羽田空港」めぐり。グルメも願いごとも出来る観光スポットだった|東京執事物語

公開日: 2017/08/07

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「みなさま、はじめまして。しがない執事でございます。みなさまは、東京国際空港、通称・羽田空港を利用したことはございますか?こちらは、日本と海外とを結ぶ日本最大の空港で、1931年の開港以来、国内や国外への旅行客を運んできました。国際線ターミナルは24時間運用となっており、日夜大勢のお客さまが訪れています。

そんな羽田空港ですが、ただの“通過点”ではありません。実は、観光するにもうってつけなスポットがたくさんあるのです。……そんな話をしていたら、早速本日も外国人のお客さまがいらっしゃいましたね」

日本人男性「日本旅行はどうだった?」
外国人女性「五十嵐さんのおかげで、とっても楽しかったです!」
五十嵐「いや~、ビッキーちゃんが喜んでくれてぼくもうれしいなぁ。次はいつ来るの?」
ビッキー「う~ん……いつになるかわからないけど、でもまた絶対来たいです」
五十嵐「また来るときは連絡してね!」

五十嵐「あ、これこれ。早速チェックインしようか」
ビッキー「はい!」
五十嵐「でも、出発まではまだ時間あるね……。どうしようかなぁ」

執事「おやおや、なにかお困りですか?」
ビッキー「!!!」
五十嵐「あ~っ!また出た!

ビッキー「五十嵐さん……この方、お友達ですか?」
執事「違います」
五十嵐「それ、ぼくのセリフですから!ビッキーちゃん、この人のことは無視していいよ」

執事「ビッキーさま、五十嵐さま、チェックインして出発するまでの時間の潰し方にお悩みなのではありませんか?」

五十嵐「くっ……!」
ビッキー「確かに、まだまだ時間があるんですよね。でも空港内って広すぎて迷っちゃいそうだし、どうしようかなって……」

執事「そんなことだろうと思いました。おっと、ごあいさつが遅れました。ビッキーさま、わたしはしがない執事。外国人のお客さまに、日本の観光スポットをご案内している者でございます」

ビッキー「観光スポット?でも、ここ空港ですし……」
五十嵐「そうだよ!ビッキーちゃんも散々日本国内をまわってきたんだから、いまさらだよ」

執事「いえいえいえ。出発直前に、最後の思い出づくりをしませんか?」

五十嵐「ちょっと!勝手にビッキーちゃんの手をとらないでよ!!」
執事「ビッキーさま、わたしが最後の思い出づくりのお手伝いをいたしますが、いかがですか?」
ビッキー「……えっと、あの……ぜひ!」
執事「ええ、それでは参りましょう」

五十嵐(またまたまたまたまた、もう何度目か数え切れないけど、またこの胡散臭い笑顔に騙されちゃってるよ!ビッキーちゃん、ちょっとうっとりしてるし…。ぼくには見せたことがない表情しちゃってるし)

五十嵐「執事さん!ぼくもついていきますからね!」

執事「おや?お見送りは済んだのでは?」
五十嵐「ビッキーちゃんが心配で放っておけるか!」

執事「仕方ないですねぇ……。では、ビッキーさま、五十嵐さま、お江戸の風情があちこちで楽しめる羽田空港散策へ参りましょう」

限定メニューも!?外国人に人気の「うどん専門店」

限定メニューも!?外国人に人気の「うどん専門店」

執事「まずはこちらで腹ごしらえいたしましょう」

ビッキー「ここは?」
執事「こちらは『つるとんたん』。高級路線のうどんを提供するお店で、東京と大阪で6店舗ずつ展開している人気店です」
ビッキー「うどん!今回の旅行では食べられなかったんですけど、まさか空港で食べられるなんて」
執事「こちらの羽田空港店は朝6時~夜は24時まで営業しているので、出発前の朝ごはんや、帰国してからの夜食としても利用できます。お昼時ともなると外国人のお客さまが行列をつくるんです」
ビッキー「そんな人気店でうどんが食べられるなんてうれしいです!」
執事「『つるとんたん』は、器が大きいのも特徴なんです。外国人のお客さまはその大きさにもびっくりされます」
ビッキー「それも楽しみ!写真を撮って友達に見せてあげようかな」

執事「では、早速お邪魔して注文しましょう」

執事「こちらは『きつねのおうどん』(880円)です。なんといっても、この大判の『おあげ』が魅力です」

ビッキー「すごーい!この『おあげ』、手のひらよりも大きいサイズでインパクトがありますね!」

執事「続きまして、『和風酸辣湯のおうどん』(1,380円)です。こちらはなんと、羽田空港店の限定メニュー。酸味と辛味が絶妙なバランスで、食欲のない夏場にぴったりなおいしさです。使っているお肉はもち豚。旨味が濃くて食べ飽きませんよ」

ビッキー「わたし、これが食べたいです!」

執事「最後は『肉のおうどん』(1,380円)。牛肉をたっぷり使っていて、透きとおったダシ汁にお肉の旨味が溶け込んでいます。なんといってもボリューム満点なので、腹ペコの男性でも満足かと思います」

五十嵐「えへへ、ぼくはこれにします!」

執事「みなさま、お味はいかがですか?」

ビッキー「『和風酸辣湯のおうどん』はピリ辛なスープに酸味が隠れていて、とてもさっぱりした後味です。旬のお野菜もふんだんに使われているので、女性はきっと好きだと思います!」

五十嵐「『肉のおうどん』もおいしいよ!薄切りの牛肉がこれでもか!っていうくらい入ってて、箸が止まらなくなるなぁ。意外とあっさりしているから、おかわりもできそう……」

執事「五十嵐さま、こちらは3玉まで無料なので、お腹が空いている時は最初から大盛りにしてくださいね」
五十嵐「うぅ……3玉にしとけばよかった……」

ビッキー「執事さんの『きつねのおうどん』はどんなお味ですか?」
執事「こちらは『おあげ』が甘辛くてたまりませんね。食感はふわっふわで、スルスル入っていきそうな……。関西風のダシ汁との相性も抜群です」

ビッキー・五十嵐「はぁー、お腹いっぱい」

執事「おふたりとも満足されたようでなによりです。では、次のスポットへ参りましょう」

和の雰囲気満点、フォトジェニックな「江戸小路」

和の雰囲気満点、フォトジェニックな「江戸小路」

執事「ビッキーさま、おみやげの買い忘れはありませんか?」
ビッキー「うーん……十分買ったつもりなんですけど……そういわれると不安になってきました」
執事「もう少しなにか買いたい、なんてときは、ここ『江戸小路』がオススメです。こちらは“和”をテーマにした通りで、先ほどの『つるとんたん』をはじめとするお食事どころが立ち並ぶほか、おみやげ屋さんも数多く軒を連ねています」

五十嵐「どんなお店があるんですか?」
執事「和をモチーフにしたTシャツ屋さん、江戸切子や有田焼などを取り扱うセレクトショップ、老舗の文房具店、メガネ屋さんやコスメショップなんかもありますよ」

ビッキー「この通りを歩いているだけでも楽しいですね」
執事「江戸時代の街並みを再現しているので、外国のお客さまからすると物珍しいですよね。至るところで記念撮影をされている方々も見られますよ」

ビッキー「これは……?」

執事「江戸時代の歌舞伎小屋を模しているんです。実はこの『江戸小路』は、日本の有名な歌舞伎役者・中村勘三郎さんが監修されています。まさに日本の伝統が感じられるスポットですね」

ビッキー「歌舞伎!一度観てみたいと思っていたんです。空港でその雰囲気が味わえるなんて素敵」

執事「一軒一軒の店舗が趣向を凝らした造りになっているので、それらを眺めながら散歩するのも楽しいものです」

旅の無事を願って……「木札の願掛けエリア」

旅の無事を願って……「木札の願掛けエリア」

執事「さて、本日はこちらにご案内して差し上げたかったのです」
五十嵐「なんだか木でできたお札がいっぱい……」
ビッキー「これはなんですか?」

執事「こちらは『木札の願掛けエリア』。羽田空港でも穴場の観光スポットなんですよ」

ビッキー「願掛け……?」
五十嵐「お願いごとをするってことだよ」
執事「みなさま、さまざまな願掛けをされています。旅立つ友の安全祈願、将来の夢に対する希望、なかには羽田空港で働きたいという学生さんの就職祈願もありますね。ここには決まりなんてありません。好きな願いごとをすればいいんです」
ビッキー「ロマンティックですね!」

執事「ビッキーさま、よろしければひとつ書いてみませんか?」
ビッキー「わたしも願掛けできるんですか?」
執事「もちろんです」

執事「こちらで木札を購入して……」

執事「ビッキーさま、どうぞこちらを」
ビッキー「ありがとうございます!」

執事「願いごとを書いたら……」

執事「好きな場所に下げておくだけです」

五十嵐「ビッキーちゃん、どんなお願いをしたの?」
ビッキー「えっと……」
執事「五十嵐さま、女性の願いごとを探るなんて野暮ですよ」
五十嵐「くっ……!」

執事「私もこっそり願いごとをさせていただきました」
五十嵐「えっ、いつのまに!執事さんのは、どんな願いごと?」
執事「ふふふ。それは後で探してみてください」
五十嵐「秘密かよ!」

執事「さあ、最後に絶景を観に行きましょうか」

離着陸する飛行機を間近で楽しめる「展望デッキ」

離着陸する飛行機を間近で楽しめる「展望デッキ」

ビッキー・五十嵐「わぁー!飛行機がいっぱい!」
執事「こちらのデッキでは滑走路を見下ろすことができます。離着陸する飛行機を間近で見られるとあってとても多くの人が景色を楽しんでいます」

五十嵐「すごい!何時間でも見てられるなぁ」

執事「さて、脳天気な五十嵐さまは放置しておきましょう。ビッキーさま、出発前でしたので駆け足でしたが、羽田空港はいかがでしたか?」
ビッキー「とっても楽しかったです。わたしひとりだったら、こんなに楽しめていなかったと思います。おいしいうどんを食べて、江戸時代の雰囲気満点な通りでおみやげを見て、飛行場を眺めて、それにお願いごともできて」

執事「満足してくださったようで、なによりでございます」
ビッキー「それに……日本に来て、ひとつ成長できたと思います」

五十嵐「ねーねー、向こうでも飛行機が飛んでるよ!」

執事「……ゴホン。気を取り直して、成長というのは?」

ビッキー「わたし、まわりと比べても子どもっぽいのが悩みだったんです。オシャレをしてメイクを覚えても、誰からも子ども扱いされちゃって。そのせいか、恋愛もいまいちうまくいったことがないんです。そんな自分を変えるために、ひとりで日本旅行をしてみようと思って」
執事「そうだったのですね。たったひとりで異国の地を旅したことで、ビッキーさまは大きく成長されたんじゃないかと思います。そして、子どもっぽいということで悩む必要はまったくございません」
ビッキー「……?」

執事「仮に子どもっぽいという理由でフラれることがあったとしたら、それはビッキーさまの責任ではありません。子どもっぽいというのは、言い換えれば無邪気で無垢だということ。それはビッキーさまの立派な魅力のひとつです。相手に合わせて無理やり自分を変えようとするのではなく、いまのビッキーさまをありのまま受け入れてくれる人を探すべき。背伸びした恋愛は疲れてしまいます。等身大のビッキーさまを魅力的に感じてくれる人は、きっとたくさんいるはずですから」
ビッキー「執事さん……」

五十嵐「ねーねー、今度は飛行機がそこまで来たよ!手が届きそう!!」

執事「……大人になっても子どもっぽい人はいっぱいいます。でも、それもまた魅力のひとつですよ。……例外はあるかもしれませんが……」
ビッキー「執事さん、ありがとうございます!わたし、背伸びするのはやめます」

執事「最後にとびっきりの笑顔を見せてくださいましたね。その笑顔を失うことなく、また日本に遊びに来てください」
ビッキー「はいっ!」

五十嵐「ねーねーねーってばぁ!」

羽田空港には知られざる観光スポットが満載

羽田空港には知られざる観光スポットが満載

執事「羽田空港には、知られざる観光スポットがまだまだたくさんあります。もちろん、ご旅行されないお客さまでも楽しむことができますから、みなさま、ぜひ一度遊びに来てみてくださいね」

※ビッキーちゃんの願いごと
(意訳:また素敵な執事さんに会えますように)

今回まわった羽田空港 半日コース

  • 麺匠の心つくし つるとんたん 羽田空港店
    麺匠の心つくし つるとんたん 羽田空港店
    • 住所 4F Haneda Airport International Passenger Terminal 2-6-5 Hanedakuukou, 2-6, Hanedakuukou, Ota-ku, Tokyo

五十嵐が目撃した、怪しい執事のサービスショット(この人のせいで、ぼくの恋は儚く散りました)

五十嵐が目撃した、怪しい執事のサービスショット(この人のせいで、ぼくの恋は儚く散りました)

「はねだ日本橋」にてあざとい表情を浮かべる瞬間

ターミナルを見下ろしなにを思うのやら

執事さんも願いごと……?

飛行機の模型を前に少年に戻る

うどん、どうぞ

Actor:

伊藤裕一

伊藤裕一

俳優・モデル・MC・作家 オリオンズベルト所属。 主な出演作品にCM「楽天生命保険」、映画「進撃の巨人」、ドラマEX「Doctor-X 外科医・大門未知子」、舞台「~崩壊シリーズ~九条丸家の殺人事件」・「リメンバーミー」等がある。 劇団「お座敷コブラ」は主宰・脚本・演出・出演を手掛ける自身の劇団。多才を生かし様々なジャンルで幅広く活躍中。

Written by:

五十嵐 大

五十嵐 大

83年生まれのフリーエディター・ライター。マンガを読みながらゴロゴロするのが趣味。デスゲーム系から胸キュン少女マンガまで、守備範囲は広め。

Photo by:

石川ヨシカズ

石川ヨシカズ

1981年神奈川県横須賀市生まれ。フリーカメラマンとして、広告雑誌等で人物写真を中心に活動中。

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